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真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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忘れられない人のために『小さな星の王子様を。』

2011-12-05 | 読了本review

本日もコミックスで

あおいれびんさん『小さな星の王子様を。』
 排他的な小さな島国の第二王子である受様は外交の一環であるパーティーに
 出席する。主催者のアラブ人・攻様は幼い頃に出会った少年によく似ていたが、
 パーティーの目的は受様自身の競売だった!!落札された受様の運命とは?!

今回は資産家のアラブ人と小国の第二王子のお話です

受様は小さな島国の第二王子ですが
受様の国は自国民が島の外に出るのも難しい程閉鎖的。

受様は仙台の王の死去により
自らが理想とする兄が王位についた時に
優秀な片腕となる為に
側近を連れて島の外に留学する事にします。

そんな日々の中、
受様は外交の一環としてあるパーティに出席し
かつて島で出会った少年に似た青年を見かけます。
その青年こそ今回の攻様になりますね

攻様は褐色の肌をもつアラブ人の起業家で
先代から受様の国の貿易相手として優遇されていますが

攻様が計画したパーティは単なる外交上のモノではなく
受様の兄の王位継承式の資金を調達する為に
受様の身を賭けたオークションでもあったのです

攻様は主催者でありながら
受様の身を守る為にオークションに参加しますが

今回受様に目を付けたのが常識の通じない男だった為、
落札された受様に真実を知らせることのないまま
無垢な受様の身を強引に引き裂いてしまいます

その後も兄王のためという名目で
受様を凌辱する攻様ですが兄王が急死、
受様が王位を継承する事になります。

帰国すればもう二度と島の外には出られない。
受様を失いたくない攻様がとった行動とは

自国の血統を守るために近親婚を繰り返す
排他的な島に生まれた受様を手に入れる為に
莫大な富を手にした攻様の恋物語になります

攻様は貿易商だった父についていった小島で
女の子のように愛らしかった受様に
一目で心を奪われてしまいますよ

幸いにも受様は第二王子なので
外に出た時に彼を助けられる力をつけようと
攻様はあらゆる事に手を出して力を付けるので
ある意味かなり一途な人なのでしょうが

受様にはその辺りの事情は一切話さずに
受様に手を出し続けるのでホントは魅かれあっているのに
本心を知らぬままで関係を押し切られるのですよ

で、いい加減限界かというところで
兄王の死という爆弾が二人の仲を引き裂くのですが

最終的に二人の関係を結びつけるのは
流されてるようだった受様だったのは
良い意味で期待を裏切られて良かったかな

れびんさんは
ストーリーよりも勢いで読ませる感があるので
雰囲気で何となくな展開は許せないって方には
理不尽かもなのでご注意下さいね。

コメント
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