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真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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それぞれの再会と別離『破妖の剣6 鬱金の暁闇8』

2011-03-04 | 読了本review

本日はコバルトで

前田珠子さん『破妖の剣6 鬱金の暁闇8』
 「紅蓮姫」の現・使い手であるターラは、6人目の妖主・雛の君の思惑通りに紫紺の君との戦いに
 挑もうとしていた。そしてそれは母チェリクの身体に入ったラスに新たな力を与える事になり・・・

破妖の剣の最終章「鬱金の暁闇」の最新刊になります。

雛の君によって冥海から連れ戻された緋陵姫。
乱華の魂を身に受けた状態で
強大な魅了の力をもつチェリクに再会した彼女は
自身の矛盾を気づかれるのを恐れ、彼女の前から逃げ出します。

しかしチェリクに見えた緋陵姫の歪みは
彼女の未来を破滅にしか導かないモノでした

結果、緋陵姫を助けるべく
乱華は雛の君が用意した濫花の器を求めて
浮城近くにある元城長マンスラムの家へ向かいます。

一方住民の影を丸ごと奪った
紫紺の妖主に招かれながらも
なかなか彼へとたどり着けないアーゼンターラ。

紫紺の妖主の影武者をも務める津々螺の罠で
仲間達と引き離されたターラだったが、
蜜里との連携でなんとか
紫紺の妖主の前に辿り着きます。

絶対的な力を持つ妖主を前にしたターラに勝機は

今回は様々な再会と別離が交錯した巻でした。
クライマックスを前にして少しづつ
張られてきた糸のからまりが見えてきました

今回はラスとターラ、
それぞれに大きな変化というか転機が訪れます

乱華はチェリクとの再会で
緋陵姫を守る為に雛の君が用意した器・濫花に入り、
彼の魂は失われます。

この時、緋陵姫を心配した雛の君まで出張ってくるのですが
そのお伴として闇主も付いてきていたので
結果的にはラスの魂と闇主も再会を果たします

一方、ターラも善戦し、
なんとか紫紺の妖主の元に辿り着きます。

でもラスじゃないので
もう全然歯が立たないのですが
蜜里が手にしていた金の妖主の魔具を砕く事によって
状況は一変、紫紺の妖主が倒れます

そしてそれは
結果的に彩糸を砂と化し、
ラスの復活へと繋がっていていくのですよ。

彩糸は藍絲の人形なので
藍絲が倒れれば無にきすことになりますし、
蜜里が砕いた魔具はどうやら王蜜の妖主様が
ラスに関係して作ったものだったもようです

チェリクの中にいる時点で
長く行方不明だった闇主に再会したラスは
かなり怒り心頭だったので
蜜里の行為で戻った力(なのかな)で
浮城の中で眠っていた身体に戻って完全復活

なんか一直線で
闇主の元に飛んで行きそうな勢いなのですよね

とりあえず、やっと最終章ぼくなってきました。
時空さえも超える闇主の思惑は全く見えないのですが、
コレが見えたらホントにクライマックスなのでしょうね。

次巻はいつなのって感じですが、
次は『聖石の使徒』らしいですのでまだまだらしく・・・。
前田ファンなら待つのも慣れっこですが
なるたけ早く続き書いて欲しいですぅ

コメント
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