真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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駆引きがもたらす嘘と実『劣情と代償』

2011-02-07 | 読了本review

本日はダリアです

魔鬼砂夜花さん『劣情と代償』
 いつも一言多い外科医受様。ヤクザの組長の愛人の手術を手掛けたのだが
 術後絡んできたに彼の配下とちょっとした騒ぎを起こしてしまう。その後、その
 組員だと言う攻様に声をかけられるのだが、何故かホテルで押し倒されて?!

久しぶりの魔鬼さんの新作は
雑誌掲載作に大幅に加筆修正して文庫化

見た目はまともそうなのに
暴れる相手を強姦するのも大好きな鬼畜な攻様と
腕もよく患者に対しては真摯な医者なのに
短気で口の悪いツンデレ系な受様のお話になります

受様は小規模病院で外科医をしていますが
短気で歯に衣着せずに発言する為
騒動を起して痛い目に会う事もシバシバな男です。

今回も人相の悪い男達が担ぎ込んだ
緊急外来の青年の手術を担当しますが
口の悪さが祟って患者につきそっていたヤクザに殴られる
という事件を起こしてしまいますのです

良くも悪くも患者しか目に入らない受様にとって
手術をした青年はただの怪我人にしか過ぎず
彼の命を救うべく尽力するのですが

その青年は
関東でも屈指の極道の組長の愛人で
組長をかばって大怪我をしていた為に話は複雑に

愛人である組長は恩人への礼儀とばかりに
自分の部下を差し向るのですが
その人物こそ今回の攻様になります

受様は
胡散臭さ満載な攻様を一目見ただけで
彼の素性など知ろうともせずに
とにかく追っ払おうとするのですが

実は攻様は若頭という地位にある男で
ヤクザの幹部らしく目的のためなら
他人の迷惑なんて無視するというか
むしろ嬉々として嫌がらせする男だったのです

攻様が組長からと差し出された札束入りの封筒を
一蹴した受様ですが

組員が殴った腹の状態を確認すると言う攻様の言動を
うっかり許した為にホテルの部屋で
攻様に押し倒されてしまいます

その時は急用が入った攻様の事情で
なんとか手コキだけで済むのですが
攻様が手段を選ばない事は実証済みです。

こんな攻様に
ロックオンされた受様に未来はあるのか

策士な攻様に振り回されながらも
自身の矜持を曲げない受様が
ヤクザの抗争に巻込まれる中で
攻様に口説かれてほだされてまとまるまで

次々と事件が起こって推理モノぽい展開で
とっても面白かったです

2人の出会いのきっかけとなった
組長と愛人にもしっかりした裏話がありそうですが、
愛人も性格設定に難ありそうなので
彼らの話で続編って難しいかな。

2人のその後も平穏とはいかなさそうなので
彼らの続編でもOKですよ

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全サ『プラチナBOX』

2011-02-07 | 全員サービス

本は全サ品が到着です

プラチナBOX
 プラチナ文庫セレクトフェア2010の全サ小冊子
 フェア配布のプラチナBOOKと連動した番外編8本を収録

プラチナの全サ品が届きました

楽しみにしていたので
早速1作読んでみると
何処かで読んだようなお話

よくよく考えてみると
このフェアでは『プラチナBOOK』という
購入者限定配布小冊子が有ったのですが、
そのお話の続きになってるみたいなのです

こういう企画も楽しいですね

特に栗城さんのお話は
メイトさんのフェアで発行された『ジュエル』から続くネタで
全作通して1冊で読みたい気になります。

単純に続編でもOKですけど


 

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