本日は新レーベルで
結城瑛朱さん『片戀がふたつ』
恋焦がれていた親友の結婚式の夜、持て余す感情から逃れるように彼の
弟である攻様に抱かれた受様。攻様の受様への好意を利用するな躰だけ
を与えたような夜は罪悪感だけが残る。しかし攻様は気に留めない様で…
今回は受様の親友の弟で親の出版社勤務の営業マンと
日本画の巨匠だった祖父を師とする日本画家の幼馴染の恋物語で
受様が長く捕らわれていた片恋を離れ
攻様の片恋に向き合う事で二人の関係が変わっていくお話です
受様の父は
水墨画の巨匠として名高い祖父に反して
洋画家になった上日系フランス人と結婚した為
祖父は受様が生まれるとすぐ強引に手元に引取り
受様を自身の後継者として育てます。
幼い頃から祖父の手解きで筆を持った受様は
美大時代にいくつか手にした賞のおかげか
需要の少ないながらも日本画家として
食べていけるだけの仕事を得ていました。
受様は祖父の死後は
数寄屋造りの風情ある日本家屋に一人暮らしですが
自分の食事どころか掃除一つまともにしようとしません。
そんな受様が何とか生きていけるのは
彼に思いを寄せる四つ下の幼馴染が
何くれとなく世話を焼いていたからでした。
この年下の幼馴染こそ今回の攻様になるのですが
受様にとって彼はとても微妙な存在です
というのも
受様は自身の親友である攻様の兄を
長く思っていたのですが
親友が結婚した三年前
酔いに任せて攻様に絡んで
攻様と身体の関係を持ってしまったのです
受様の気持ちを知っていた攻様は
その夜を蒸し返す事ない代わりに
その夜以来足しげく受様の家に通うようになります。
反して親友との疎遠になって三年、
受様は変化を好まずに過ごしてきたのですが
一癖も二癖もある画商から
個展開催を持ちかけられた事から
受様の中で攻様の存在が少しづつ変化していきます。
そして攻様が自分の為に
犠牲にしたものの大きさに気づいた受様は
攻様と身体を預ける事を許します。
しかし、
個展の準備が佳境に入った頃、
久しぶりにあった親友に離婚を告げられ
攻様には兄貴は受様を好きだったけど
長男の義務で結婚したのだと告げられます
果たして受様が選ぶのは攻様か
親友か
実際にお話の展開で絡むのは受様と攻様だけですが
受様にとっての親友、攻様にとっての兄が
それぞれの恋心に複雑な影を作っているので
最後にまとまる事はお約束でも
ツンツンたっぷりな年上受様なので
なかなか先の展開が読めない感じが面白かったですよ


恋焦がれていた親友の結婚式の夜、持て余す感情から逃れるように彼の
弟である攻様に抱かれた受様。攻様の受様への好意を利用するな躰だけ
を与えたような夜は罪悪感だけが残る。しかし攻様は気に留めない様で…
今回は受様の親友の弟で親の出版社勤務の営業マンと
日本画の巨匠だった祖父を師とする日本画家の幼馴染の恋物語で
受様が長く捕らわれていた片恋を離れ
攻様の片恋に向き合う事で二人の関係が変わっていくお話です

受様の父は
水墨画の巨匠として名高い祖父に反して
洋画家になった上日系フランス人と結婚した為
祖父は受様が生まれるとすぐ強引に手元に引取り
受様を自身の後継者として育てます。
幼い頃から祖父の手解きで筆を持った受様は
美大時代にいくつか手にした賞のおかげか
需要の少ないながらも日本画家として
食べていけるだけの仕事を得ていました。
受様は祖父の死後は
数寄屋造りの風情ある日本家屋に一人暮らしですが
自分の食事どころか掃除一つまともにしようとしません。
そんな受様が何とか生きていけるのは
彼に思いを寄せる四つ下の幼馴染が
何くれとなく世話を焼いていたからでした。
この年下の幼馴染こそ今回の攻様になるのですが
受様にとって彼はとても微妙な存在です

というのも
受様は自身の親友である攻様の兄を
長く思っていたのですが
親友が結婚した三年前
酔いに任せて攻様に絡んで
攻様と身体の関係を持ってしまったのです

受様の気持ちを知っていた攻様は
その夜を蒸し返す事ない代わりに
その夜以来足しげく受様の家に通うようになります。
反して親友との疎遠になって三年、
受様は変化を好まずに過ごしてきたのですが
一癖も二癖もある画商から
個展開催を持ちかけられた事から
受様の中で攻様の存在が少しづつ変化していきます。
そして攻様が自分の為に
犠牲にしたものの大きさに気づいた受様は
攻様と身体を預ける事を許します。
しかし、
個展の準備が佳境に入った頃、
久しぶりにあった親友に離婚を告げられ
攻様には兄貴は受様を好きだったけど
長男の義務で結婚したのだと告げられます

果たして受様が選ぶのは攻様か


実際にお話の展開で絡むのは受様と攻様だけですが
受様にとっての親友、攻様にとっての兄が
それぞれの恋心に複雑な影を作っているので
最後にまとまる事はお約束でも
ツンツンたっぷりな年上受様なので
なかなか先の展開が読めない感じが面白かったですよ
