真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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仮想と現実の狭間『電脳天使殺人事件』

2008-11-14 | 読了本review
本日も新刊で

五百香ノエルさん『電脳天使殺人事件 MYSTRIOUS DAM8』
 推理作家の受様は恋人と同棲中だか、最近セックスレス。
 仕事柄忙しいのかと思っていたらにどうやらネトゲに夢中だったよう。
 発覚した時にはトラブルに巻き込まれて?!

職業柄というかその性格がその職で生かされているのか
主人公の好奇心はかなり犯人に近くなりつつも
いつも真犯人にはちょっと遠いので、
それが返って「寝た子」を起すかのごとく
結局は隠したかった真相を一気に暴く事になります。

過程がとても面白いシリーズです。

毎回今の世界でありそうな事件が起こるのですが、
今回はネット世界との事で
あまり本人が奔走という感じではないのに
やっぱり最後は犯人に襲われちゃうんですね。

こういうお約束もココまで徹底されると
水戸黄門の印籠と同じですね。
ないと楽しくないというか納得しないかもです

また実際に何かきっかけで
事件の被害者になるか判らない現代だと
お話の事が実際に起こるかもしれないと思わせるこのシリーズ。

仮想と現実の違いを見失った犯人。
そのきっかけは何なのでしょう?
いろいろと考えさせられるお話です。