田植え第二弾(教育ファーム)終わりました

2009年06月15日 23時03分46秒 | 持続可能な未来の為に

昨日は東郷町にて親子対象に教育ファームの実践田で田植えをしてきました。

教育ファームとは、農林水産省が食育の普及のため、生産者(農林漁業者)の指導を受けながら、作物を育てるところから食べるところまで、一貫した「本物体験」の機会を提供する取組みです。農文協もバックアップしてます。

今回は数え切れない人数の親子に参加してもらい、前日までに70名以上の申し込みがありました。

こういった大きな取り組みに関わる事が出来たことにも、僕自身とても感謝してます。

参加していただいた皆さん本当にありがとうございました。

 小さい子供の参加も多くて、田植えの目印になるひもに足を引っ掛けたり、植えた苗を踏んづけたりと最初はどうなるかと思いましたが、だんだんやっていくうちに、やりかたもわかってきてコツをつかんだようです。

今回もバケツ田んぼをみんなで作って持ち帰ってもらいました。

お昼まで手植えで植えて、残りの分は田植え機で植えました。

補植するところも多くて大変でしたが、子供たちに楽しんでもらうことが目的だと思うのでそういった意味では良かったかな。

農業の中でも特に稲作農家は後継者がいないと言われていますが後継者がいないのではなくて、大変なわりに儲けが少ないから継がないというのが現状です。

農業の70パーセントが65歳以上の高齢者が支えている日本の農業。

このままだと自給率は下がる一方です。

そういった意味でも次の世代に繋がるような仕組みも考えていかなくてはいけないと思っています。

環境に負荷を与えずに利益を出せる農業がこれから求められる農のあり方だと思います。

こういったイベントに参加することは、環境保全型の農業を消費者が支えていく事にもきっと繋がると思っています。

僕自身、農業高校で稲作も学びましたが、環境のことや田んぼの生物多様性ついての学科は無く教えてもらうことも無かったです。

もし農薬の使用により、トキコウノトリが絶滅しかかっていることや、当時普通にいたメダカタガメゲンゴロウも絶滅に危機にさらされている現状を学校で教えてくれていたら、僕はきっと高校卒業後に農業をやっていたと思います。

日本の生物多様性の50%は里山によって保全されてます。

ただ農を伝えるだけでなく、子供たちに「生物多様性保全型の農の楽しさ」を伝えていきたい。

 

教育ファームねっと http://www.edufarm.jp/

 

 

親子で田植え初体験

 

 

田んぼの一部をビオトープとして残しました。

 

 

こちらでもバケツ田んぼやりました。  

 

 

残り分は田植え機で植えました。

 


買い物から見えてくるもの

2009年03月10日 22時49分15秒 | 持続可能な未来の為に

買い物をする時に、いつも思う事がある。

それは、購買という選択は、製品をつくる企業や経済政策に一票を投じているのと同じ事ということだ。

いろいろな経済のしくみを知ると見えてくるものがある。

 

環境破壊をしている企業

たとえばコーヒー、チョコ、砂糖、タバコなどは大規模農業で森林を破壊するだけでなく過酷な児童労働を強いられています。

http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/ipec/facts/sectorial/agricult/01.htm

 http://mscience.jp/cocoa.htm

戦争を支援している企業

「イスラエル支援企業リスト」

http://palestine-heiwa.org/choice/list.html

スターバックス・コーヒー
サザビー
マクドナルド
コカ・コーラ
エスティ・ローダー
ネスレ
インテル
マイクロソフト
IBM
ダノン
カルピス
味の素
ロレアル
サラ・リー
ジョンソン&ジョンソン
ノキア

動物実験をしている企業 http://www.nomoreanimaltests.com/cosme/cosme_list2.html

(動物実験してない企業)http://www.nomoreanimaltests.com/cosme/cosme_list1.html

原発を作っている企業 

(日本で原発を作れる会社は日立、東芝、三菱の三社)

 

僕もこういった事実を知ってから買い物をする時に、よく考えて購入する様になった。

たまたま名古屋に行った時に動物実験をせず、防腐剤を使わないナチュラルコスメのお店[lush]を見つけたので、スタイリングジェルを購入した。

以前は[オーブリーオーガニクス]のジェルを使っていたのだけど、天然パ~マで癖毛なので合わずにどこかいい所を探していたので、丁度良かった。

無印良品を覗いてみたら、今年から始まったオーガニックコットンのアイテムが増えていた。(トートバッグ、シャツ、ニット、デニムパンツなど)オーガニックコットンもメンズのアイテムが今までは あまりなかっただけに、ちょっと嬉しかった。

特別な環境活動をしていなくても、世界中の人がちょっと、買い物の選択を変えるだけで、世の中は持続可能になっていくと思う。

完全を目指そうと思うと自給自足になるのだけと゛、世の中の人全てが自給自足というのは、世界中が大災害でも起こらない限り無理な話だ。

僕自身も完璧にやれているかというと決してそうではない。

自分自身が楽しんでやる事も、大事な条件の一つだからだ。

僕は自分が楽しむだけでなく、世界中の人々や動物が共存共栄できる世界になれば嬉しいと思っている。

 

スタイリングジェルはここで購入しました。

lush http://www.lushjapan.com/

 

シャンプーとリンスはこれを使っています。

オーブリーオーガニクス  http://www.31095.jp/cosme/index.html

 

動物実験について http://blog.goo.ne.jp/tembo619/c/24a6093d633055fa6720f4288d0210e8


LOVE&PEACEな山尾 三省の遺言

2009年02月21日 21時43分29秒 | 持続可能な未来の為に
春夏秋冬 いのちを語る
山尾 三省
南方新社

このアイテムの詳細を見る

詩人の山尾三省のことを 知ったのは、まだ最近の事。

三省は屋久島で農耕の日々を送っていた時に、農作物に鳥獣の害があっても、決して柵を作る事はしなかったと言うことを聞いた。

人間と野生の動物がどの様に共存すべきか?深く考えさせられるものがあった。

三省の遺言は、最近いろいろな媒体で目にするが、全文はネットで検索していた時にたまたま発見した。

三省の「世界を愛する事は家族を愛することと」言う部分や、環境・原発・戦争に対する想いも重なる部分が多くて、僕の想いと良く似てるなと思って嬉しくなった。

人と人との出会いも必然であるなら、きっと人と言葉との出会いも必然なのだろう。

人は死んでも、その人が産み出した言葉は残っていく。

僕がこのblogを書きはじめたきっかけも、いつか子供や孫達に読んで欲しいという想いもあったから。

 世界の平和を願う想いは、恋愛の延長線にあるものだと思う。

三省の遺言は本当に LOVEでPEACEな想いに溢れている。

 

以下がその全文です。

 

子供達への遺言・妻への遺言
      
       山尾  三省

僕は父母から遺言状らしいものをもらったことがないので、ここにこういう形で、子供達と妻に向けてそれ書けるということが、大変うれしいのです。というのは、ぼくの現状は末期ガンで、何かの奇跡が起こらな
い限りは、2、3ヶ月の内に確実にこの世を去って行くことになっているからです。
そのような立場から、子供達および妻、つまり自分の最も愛する者達へ最後のメッセージを送るということになると、それは同時に自分の人生を締めくくることでもありますから、大変身が引き締まります。

 まず第一の遺言は、僕の生まれ故郷の、東京・神田川の水を、も
う一度飲める水に再生したい、ということです。神田川といえば、JRお茶の水駅下を流れるあのどぶ川ですが、あの川の水がもう一度飲める川の水に再生された時には、劫初に未来が戻り、文明が再生の希望をつかんだ時であると思います。

 これはむろんぼくの個人的な願いですが、やがて東京に出て行くやもしれぬ子供達には、父の遺言としてしっかり覚えていてほしいと思います。

 第二の遺言は、とても平凡なことですが、やはりこの世界から原発および同様のエネルギー出力装置をすっかり取り外してほしいということです。

自分達の手で作った手に負える発電装置で、すべての電力がまかなえることが、これからの現実的な幸福の第一条件であると、ぼくは考えるからです。

 遺言の第三は、この頃のぼくが、一種の呪文のようにして、心の中で唱えているものです。その呪文は次のようなものです。
 南無浄瑠璃光・われらの人の内なる薬師如来。
 われらの日本国憲法の第9条をして、世界の全ての国々の憲法第9条に組み込まさせ給え。武力と戦争の永久放棄をして、すべて
の国々のすべての人々の暮らしの基礎となさしめ給え。

 以上三つの遺言は、特別に妻にあてられたものなくても、子供達にあてられたものでなくてもよいと思われるかもしれませんが、そんなことはけっしてありません。
 

ぼくが世界を愛すれば愛するほど、それは直接的には妻を愛し、子供達を愛することなのですから、その願い(遺言)は、どこまでも深く、強く彼女達・彼ら達に伝えられずにはおれないのです。
 つまり自分の本当の願いを伝えるということは、自分は本当にあなたたちを愛しているよ、と伝えることでもあるのですね。

 死が近づくに従って、どんどんはっきりしてきてることですが、ぼくは本当にあなた達を愛し、世界を愛しています。けれども、だからといって、この三つの遺言にあなたがたが責任を感じることも、負担を感じる必要もありません。

あなた達はあなた達のやり方で世界を愛すればよいのです。市民運動も悪くないけど、もっともっと豊かな”個人運動”があることを、ぼくたちは知ってるよね。その個人運動のひとつの形としてぼくは死んでいくわけですから。

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山尾三省(やまお・さんせい)、詩人、1938年東京生まれ。早稲田大学西洋哲学科を中退し、1960年代の後半にナナオサカキ長沢哲夫らとともに、社会変革を志すコミューン活動「部族」をはじめる。1973年、家族と、インド、ネパールへ1年間の巡礼の旅に出る。1977年、屋久島の廃村に一家で移住。以降、白川山の里づくりをはじめ、田畑を耕し、詩の創作を中心とする執筆活動の日々を屋久島で送る。1997年春、旧知のアメリカの詩人、ゲーリー・スナイダーとシエラネバダのゲーリーの家で再会。ゲーリーとは、1966年に京都で禅の修行をしていた彼と会ったのが最初で、そのとき、ふたりは1週間かけて、修験道の山として知られる大峰山を縦走している。ゲーリーがアメリカに戻り、三省はインドへ、そして屋久島へ移住したため、長い間交流がとだえていた。三省は、ゲーリーの近年のテーマがバイオリージョナリズム(生命地域主義)であることを知り、自分が20年来考え続けてきた、「地球即地域、地域即地球」というコンセプトとあまりに近いことに驚いたという。2001年8月28日、屋久島にて亡くなる。

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 『MORGEN』2001年7月7日号より転載させてもらいました。

 


万能包装具-風呂敷のススメ

2008年04月03日 17時21分18秒 | 持続可能な未来の為に

僕は 昔から和の文化が好きで、(和という言葉の響きも好きですよ。輪=環とか)着物屋の営業の仕事をしていたこともあります。

和食、和菓子、和服、日本建築、武道、日本画、和の食器、とか、かっこいいなぁと思ったりします。

日本に住んでいると、ついつい海外の文化が、素敵に見えてしまうかもしれませんが、日本には、元々、自然を崇拝する思想や、物を修繕して、大切に使う文化がありました。

生き物だけで無く、物には作り手の魂も込められている様に思います。

戦後、日本は経済的には、豊かになったかもしれないけど、それと引き換えに何か大切なものを失ったかもしれません。

僕も、今の職になってから、以前の仕事より、かなり経済的には厳しくなったのですが、 自然の中で仕事をするようになって、心の豊かさをたくさん得たような気がします。

また、最近は物を、あまり、購入しなくなったのですが、物にとらわれなくなった分、心は自由になったかな。

最近物を購入する上で、心がけていることは、

  • できるだけ、物は買わない。
  • できるだけ、修理して使う。
  • 使わなくなった物は、できるだけ、人にあげたり、売ったりする。
  • できるだけ、環境や人に優しい物を買う。
  • できるだけ、長く使えるものを、買う。

買い物をするときに、どういう選択をするのかということは、結果的に、環境や貧困問題や戦争に結びついていると思います。

僕は、買い物が変われば、地球が変わると思います。

需要があるから生産するわけで、買わなければ、その商品は簡単に無くなります。

特別な環境活動をしなくても、自分たちが持続可能な未来のためにできることは、いくらでもあります。

 買い物も、できる範囲で地球のことを考えて選びたいですね

写真はヨガマットを風呂敷で包んだのですが、自分では、結構気にいっています。

画家で建築家のフンデルトワッサー(フンデルトヴァッサー)氏は風呂敷のことを万能包装具と読んでいます。

以前、氏の風呂敷を買った際に、こんなメッセージも添えられていました。

包装は何度も使われ、また、長くもつべきである。包装自体が美しいことは楽しい。

その包装具が、いろいろなものを自由自在に包むことができる。

それは 、万能包装具ー風呂敷である

万能包装具ー風呂敷は、無駄を無くすことに貢献する。

万能包装具ー風呂敷は、美的な、また、伝統を大切にするライフスタイルである。

包まれた物自体が、一つの美術作品でもある。

万能包装具ー風呂敷は、永続的で、環境に優しく、親切である。

万能包装具ー風呂敷は洗っても、洗っても長く使うことができる。

これは、プラスチックの袋や、使い捨てのパッケージによる無駄を拒否するものである。

万能包装具ー風呂敷は新しい包装文化のルネッサンスである。

 

フンデルトヴァッサーについて http://regentag.client.jp/wasser/wasser.htm

mixi フンデルトワッサー コミュ http://mixi.jp/view_community.pl?id=4780

ふろしきの包み方 http://homepage2.nifty.com/futava/furosiki/method/meth.htm

ふろしき研究会  http://homepage2.nifty.com/furoshiki_sg/

mixi  ふろしきが好き コミュ http://mixi.jp/view_community.pl?id=2265451


RICE PAPER88( ライスペーパーハチハチ)

2007年11月15日 23時11分34秒 | 持続可能な未来の為に

3年ほど前から「ライスペーパー88」というフリーペーパーの配付ボランティアをしてます。

持続可能な社会作りの為の農的暮らしと生き方がテーマ。

今まで紹介された人は福岡正信川口由一岩澤信夫中島デコ加藤登紀子UA秋山豊寛森岡尚子アリシア・ベイ・ローレルC・W・ニコル星川純など素敵な生き方をされている方々が紹介されています。

フリーペーパーにしておくのはもったいないほど中身は充実していて、いつも考えさせられます。

バックナンバーはweb版88からも見る事も出来ます。

 ライスペーパー88は以下の半田市内の店に置いてもらっています。

海音(カノン)」半田市にある天然酵母のパン屋さん。バンは手でこねています。食パンは特に定評があります。こだわりのおそうざいや無農薬野菜も取り扱っています。

camiban」半田市にある天然酵母のパン屋さん。他のお店では見られないようなアイディアあふれるパンが充実。パンは石窯で焼いています。美容室も併設。最近はここでカットしてもらっています。店内に飾られている雑貨類もセンス良くて気に入っています。

チルチルミチル」半田市にある自然食のお店。自家製マクロビスィーツも販売しています。食材だけでなく、書籍も置いています。お店で取り扱いの無い食材や書籍も取り寄せてくれたりする事も出来ますよ。

 

名古屋だと花小路さんなどでも手に入ります。

 

海音(カノン) http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GFRG_jaJP221JP221&q=%e3%82%ab%e3%83%8e%e3%83%b3+%e5%a4%a9%e7%84%b6%e9%85%b5%e6%af%8d

camibanカミバン http://camibanenaoma.web.infoseek.co.jp/

チルチルミチル http://www.ecbo.com/chiruchiru/

花小路 http://www.hanakouji.com/res.html

 WEB版88   http://www.wacca.com/88/