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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ソマリア,モガディシュの戦闘―70名以上が死亡

2007-11-11 01:37:10 | ソマリア関連
 エチオピア軍はソマリア首都モガディシュでの戦闘を継続。BBC現地通報員はこれを復仇の攻撃と述べる:

BBC news, Africa Dozens die in Mogadishu reprisals 9 November 2007

 70名以上が死亡,200名以上が負傷。
 木曜日,エチオピア軍死者がソマリア叛徒によって道路を引きずられ,後をついて行く民間人がこれに石を投げるという蛮行が行われた。今回のエチオピア軍の攻撃は,事実上,これに対する復讐である。
 エチオピア軍は金曜,当該蛮行を行った反乱勢力根拠地に向けて砲撃したことを認めるが,しかしBBC報告者は,被害者は民間人であったと述べる。

 ソマリア大統領筋はエチオピア軍の行動に理解を示す。暫定大統領顧問Abdirashid Sed氏はBBCに,エチオピア軍は叛徒の攻撃に応じたものであり,民間人を攻撃したものではないと述べる。
 一時的なソマリ人・エチオピア人間の憎しみは,この国における問題の主要部分をなさないと彼は述べる:「反乱活動を焚きつけてる国々があるんです―国際的介入,国際的解決を必要としています」。

 しかし負傷者等は医療活動を必要としているだろう。
 巻き添えで負傷,出血し,しかし回収することができずそのまま出血死するに任せるしかない―などという例もあった由。無論病院はオーバーフロー状態だ。

 とある女性はエチオピア軍を非難する,「あいつらこの地区で見かけたもの皆を殺したんだ。だからあたしら,首都を出ることにきめたんだよ」―Asha Guledは述べる。


 とりあえず,難民が出てこれるということは,エチオピア軍の攻撃は無差別殲滅戦じゃないことを意味するでしょう。エチオピア軍は民間人が非難する分には許可している模様です。

 (事実上の)占領軍の暴虐―と思われます向きもありましょうけど,無理もない事態でもありましょう。
 いくら敵兵だからって,死体を切り刻み通りを引きずり廻してひたすら石打させるに任せるなんて,やりすぎです。お上品なアメリカなら,恐れをなして撤退するかもしれませんが―…あのー,隣国の兵ですよ?

 まぁ,アメリカさんも多少なれたでしょう(イラクでも戦死者が吊るされたりとかしてたみたいなー),あんまりあっさりとは,撤退しないでしょうけど。

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