空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

北海道はアイヌの知恵でもって冬を乗り切るべきだー文化人曰く

2018-09-12 19:53:07 | Weblog


 はろー、みすたーお花畑、と言う感じ。
 気密ばっちりの現代住宅で一酸化炭素中毒死をむっちゃ増やすようにも思うが。まあ、安全のために、様々な手を考えておこうと言う一般論にまで落とせば、まあ尤もなことではある。



 そのアイヌをだいぶしばいてきたわけですが。



 …もー、こんな投げやりな突込みがでるレベルではある。





 ああ、中長期的はいい台詞ですが、さしあたり今は9月で、10月には雪が降り始める地域ですわな、北海道の特に北部は。11月には全面的に雪が降るでしょう。12月には冷蔵庫でものを暖めておく時期に入ると思いますが、さて国家規模・県レベルで1-2ヶ月というのは中長期的視野にたったタイムスパンだとでも思えるのか。個人レベルでさえ「短期的」の概念に入るだろう、それは。



 残念ながら、内地の都市部で薪を置くスペースがないところは電気をばりばり使いまくる設定であるわけですよ、そこの文化人様の御説では。
 ちょっと野菜をつくったり、それを貯蔵したりするスペースも、内地の都市部にはないわけなので、そんなスペースがありあまっている北海道では自活しろや、俺らと違って土地があるんだからよ、こっちは土地もないところに暮らしてるんだ、お前らはありあまる土地と言う(都市部では享受しようもない)ステキな資源をそんなにも無駄に持ってるんだから、多少は有益に使うくらいの知恵を回したらどうだ―と言っているわけなのである。現物の土地や現物の野菜や現物の雪を知らない文化人様らしいお言葉で、まあ観察対象としては結構なものですな、人民の間の分断を結果する無能な働き者とも言うと思いますが。

 端的に言って、現地の原発再開にむけて政治決断をすべき時機だろう。私は詳しくないが、今決断すれば、まあなんとか冬の最たる時期には電力供給を間に合わせることができるだろう、多少は。



 しかし

読売新聞 泊原発「直ちに再稼働あり得ない」…菅官房長官 2018年09月11日 07時43分

菅官房長官は10日の記者会見で、北海道電力泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働について、「原子力規制委員会で新規制基準に基づく安全審査中なので、直ちに再稼働することはあり得ない」と否定した

北海道地震を受け、電力需給が逼迫ひっぱくする恐れが出ているが、政府は火力発電所の再稼働や本州からの電力融通に加え、節電を呼びかけることで対応する方針だ

 とあり、手続きをしっかりすること―という大原則に忠実なのは、それはそれでよいことだが。



 んだな。

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