だから予約席も何もかも我々が占拠して、その大問題を赤裸々に全世界に明らかにするんだ! アニマルレベリオンの活動報告である。
BBC Activists occupy tables at Gordon Ramsay restaurant in London 20 Nov 2022
流石にレストラン側は警察を呼んだが、とはいえその日の予約はキャンセルと相成った模様。
「Police were called to Gordon Ramsay's three-star Michelin restaurant in London on Saturday after climate change activists occupied tables.
Members of Animal Rebellion sat at tables reserved for guests at Restaurant Gordon Ramsay on Hospital Road, Chelsea, south-west London.
They held menus with the environmental cost of food served at the restaurant, which closed for the night.」
そりゃ運動家側の言い分も理解可能なところはあり、ひとりあたり£155もする食事って、不平等の見事な例じゃないか! というのはそりゃあまあ尤も。ざっと2万ちょいですか。高級ディナーですわな、かなりの。他方でフードバンクに頼らねばならぬものたちが200万人もいるんだぞ!と。なるほど2万円を一人で食べるくらいなら、1000円のラーメンかマックのセットを20人で食べれば、なるほどなるほど、19人も余計に、しかも満足なカロリーを取ることができる。それはそう。
「One of the activists, 39-year-old Lucia Alexander, said: "This restaurant is the perfect example of the inequality we face in the UK right now.
"Whilst Gordon Ramsay serves food costing a minimum of £155 per person, more than two million people are relying on food banks in this cost-of-living crisis."」
それはそうとお前ら、営業妨害だからな?
「A spokeswoman for Restaurant Gordon Ramsay said: "Everyone is entitled to their opinions and beliefs.
"However, to force your way into a restaurant, disturbing hard-working staff going about their jobs and ruining the evening of guests who have waited months for their reservations is incredibly inappropriate and deeply disrespectful.".」
そりゃあ各人各様に意見を持ち、それを表明する自由もあろう。しかし下手すりゃ数か月待ちの予約の客だっていたんだぞ、というわけだ。貧乏人をしり目に毎晩2万円のディナーを愉しんでいた常連客だっていようが、結婚記念日なりプロポーズなり、そうした家族の一大イベントとして予約していた人々だっているだろう。しかし彼らは2万円のディナーを僅かな人数で独占しようとした罪によってその楽しみを阻害されて然るべきだ―という思想は、まあ、支持は得られにくいと思います。
ついでながら、報道資源を不当に占有していることについては―だって全人民平等たるべきなら、クッソ忌々しいカネ持ちにも、初ボーナスでパパママに高級ディナーを御馳走しようとしたなんてことないそこらの若造にも、当然に全世界へ向けて悔しい気持ちを伝える権利があろうから―当然、批判の対象となりましょう。
…一応。一応、そういう理論的難点くらいは議論してクリアしていることを期待する。せめて内部的には。
BBC Activists occupy tables at Gordon Ramsay restaurant in London 20 Nov 2022
流石にレストラン側は警察を呼んだが、とはいえその日の予約はキャンセルと相成った模様。
「Police were called to Gordon Ramsay's three-star Michelin restaurant in London on Saturday after climate change activists occupied tables.
Members of Animal Rebellion sat at tables reserved for guests at Restaurant Gordon Ramsay on Hospital Road, Chelsea, south-west London.
They held menus with the environmental cost of food served at the restaurant, which closed for the night.」
そりゃ運動家側の言い分も理解可能なところはあり、ひとりあたり£155もする食事って、不平等の見事な例じゃないか! というのはそりゃあまあ尤も。ざっと2万ちょいですか。高級ディナーですわな、かなりの。他方でフードバンクに頼らねばならぬものたちが200万人もいるんだぞ!と。なるほど2万円を一人で食べるくらいなら、1000円のラーメンかマックのセットを20人で食べれば、なるほどなるほど、19人も余計に、しかも満足なカロリーを取ることができる。それはそう。
「One of the activists, 39-year-old Lucia Alexander, said: "This restaurant is the perfect example of the inequality we face in the UK right now.
"Whilst Gordon Ramsay serves food costing a minimum of £155 per person, more than two million people are relying on food banks in this cost-of-living crisis."」
それはそうとお前ら、営業妨害だからな?
「A spokeswoman for Restaurant Gordon Ramsay said: "Everyone is entitled to their opinions and beliefs.
"However, to force your way into a restaurant, disturbing hard-working staff going about their jobs and ruining the evening of guests who have waited months for their reservations is incredibly inappropriate and deeply disrespectful.".」
そりゃあ各人各様に意見を持ち、それを表明する自由もあろう。しかし下手すりゃ数か月待ちの予約の客だっていたんだぞ、というわけだ。貧乏人をしり目に毎晩2万円のディナーを愉しんでいた常連客だっていようが、結婚記念日なりプロポーズなり、そうした家族の一大イベントとして予約していた人々だっているだろう。しかし彼らは2万円のディナーを僅かな人数で独占しようとした罪によってその楽しみを阻害されて然るべきだ―という思想は、まあ、支持は得られにくいと思います。
ついでながら、報道資源を不当に占有していることについては―だって全人民平等たるべきなら、クッソ忌々しいカネ持ちにも、初ボーナスでパパママに高級ディナーを御馳走しようとしたなんてことないそこらの若造にも、当然に全世界へ向けて悔しい気持ちを伝える権利があろうから―当然、批判の対象となりましょう。
…一応。一応、そういう理論的難点くらいは議論してクリアしていることを期待する。せめて内部的には。
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