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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

スーダンはソマリア警察再建を援助する由

2009-04-30 18:18:33 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia PM defends Islamic law, appeals to opposition Apr 27, 2009

 Omar Abdirashid Ali Sharmake首相は議会のイスラム法受容決議を弁護する。

 月曜の記者会見で首相は,シャリーア導入に関する自己の発言はメディアや反対派の人々によって誤読されていると語る。「議会が制定したイスラム法は完全なものであって,我々はつまみどりや選択を加えていない」「私のコメントは誤導されている」。またシャリーアを弁護していわく,法の前に皆は平等である,というのも「イスラムは個人の生命,財産,名誉を護るのである」。

 また武装反政府勢力を,彼の発言を―まあ,人を誤解させるよう切り張りして民衆を惑わすとして非難する。暴力騒擾についても一言し,AU軍や議会に対する攻撃は目標を外れ民間人の死亡を引き起こしているではないかと言う。

 しかしながら彼は「あらゆる政府は反対派を必要とする」と民主主義の原則を述べ,他方ソマリアにおける武装反政府派を「破壊者destructors」と非難する。政府治安部隊はじきに制服を用いるようになろうとし,「暴力的諸グループを打ち破る」計画を政府は持っているのだといいます。

 思い返してみれば,Sheikh Sharifの政府はメディアへの暴力行為を報ぜられたことがないおぼろげな記憶。Nur Addeのときもさほどでなかった感がありますが。
 西欧各国から援助をもらおうとする場合,こうした「よいこちゃん」な態度を維持する必要もまたありましょう。

Garowe Online Somalia: President rules out African Union withdrawal Apr 28
 スーダン,ハルツームからSheikh Sharif大統領が語ります,AU軍撤退なんて問題外。和解が先だ。

 バシールさんからソマリア新生警察の訓練援助の約束をもらったようですが,一方で「米国政府は我々に治安組織再建の援助を約束してくれた。これは世界がソマリアを援助してくれる用意があるという,よいサインだ」と述べます。

 ですから反対派としては彼を「西欧の人形」と非難するんでしょうが,しかしバシールからも援助の約束をもらったというのは,あれですか,バシールは米国の手先に援助を与える,米国の意向に沿うお財布なんですか。ああそれはどうも。
 単純なレッテル張りがまったくもって無価値に近い,まあそういうわけでしょうかね。

 Sheikh Sharifとしては,「反政府派に武力をもって対抗するのか」という質問に確言を与えない一方,治安・支配権確立に計画はあると示唆,また反政府武装勢力内にも和平を望む者と暴力的な者とが混在していると述べる。

Garowe Online Somalia: Puntland president appoints new police chief Apr 27, 2009
 FaroleはCol. Muse "Joqrafi" Ahmedをプントランド警察長官に任ずる。またボサソを含むBari県の警察の長にCol. Osman Hassan "Afdalow"を任じる。本来の長官Gen. Gani Mohamed Abdiは昨年10月に暗殺されかかり,以後職務についていなかった由。


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