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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

食糧配給,イスラミスト支配地域へ到達

2011-07-24 23:23:04 | ソマリア関連
 赤十字社が曰く,この土曜,同社はアルシャバブ支配地域の,旱魃にひどく打撃を受けた地域に援助物資を運び込んだ:

BBC Aid reaches drought victims in Islamist area of Somalia 24 July 2011 By Martin Plaut, Africa editor

 地元の自治組織と協同して,赤十字は24000人分の食料を配布したという。現場はBaardhere。首都モガディシュの北西だ。全体で2.2mの要援助対象者を思えばわずかな量ではあれ,ともかく旱魃・飢饉に対する食糧配布などという,政治的・宗教的意図が相当薄い行為が許容されたことは意味深い。

 同社はさらにほかの地域にも入ってゆくという。援助物資は豆,米,食用油―一家族を一か月食わせるに足るほどがセットである模様。

 この動きは,エチオピア・ケニアへ(旱魃・食糧不足を避けて)流出する人の動きを止め得るもの。それはそれで大危機をもたらすものである。

 国連食糧計画も活動禁止のなか,the Red CrossおよびMedecins Sans Frontiersはなおもアルシャバブ支配地域で活動中。


 とりあえずパワーポイントのファイルは間に合わないかな(日記)。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ftb)
2011-07-25 00:32:18
てっきりWFPが復帰するのかと思っていたら、違うんですね。にしても、一家族が1ヵ月食えるだけの食糧配布なんて、簡単にできるものなんだろうか。
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Unknown (teiresias)
2011-07-25 21:17:10
別件の仕事でここ暫く英語さえ読めなかったので解釈には注意が必要ー…(泣)
まあWFPでしたら,アルシャバブ的には『西洋の傀儡』扱いの様子です。安心の平常運転状態ですねえ。

えーとあと出版,延びました。
まあいいや。アレも私が研究しよう。できない方が悪い。
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