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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アルカイダはアルシャバブ支配地域で避難民に食料を分配する

2011-10-15 17:53:11 | ソマリア関連
 これはアルカイダがソマリアの飢饉に対して行う,最初の食料援助である:

BBC 'Al-Qaeda' distributes Somalia aid near Mogadishu 14 October 2011 Last updated at 19:12 GMT

 そしてこれまでは一応仮にもひた隠しにしていた建前の,アルカイダ・アルシャバブ間の親密な関係をあからさまに示すものである。

 米国市民Abu Abdulla Almuhajirと自称する,アメリカなまりの人物が,自分はアルカイダの者だとして食糧・hijab(…うん,かれらにふさわしい贈り物ではある)・コーランをモガディシュ南西50kmほどのAla-yasir難民キャンプで配布した。

 なおアルシャバブは,いくつかの援助団体を―その政治的目的を隠しているものとして―自派支配地域への進入を拒絶している。

 Almuhajir氏はアルシャバブ広報Sheikh Ali Mohamud Rageとともにあらわれ,Rageは小麦粉・米・食糧油なを4000名に配布するのだという。また,総計1万7千ドル分の現金ないし完全装備の救急車を援助するのだという。

 Almuhajir氏はさらに,アルカイダ指導者Ayman al-Zawahiriよりのメッセージを預ってきたのだという―「我々はこの機会をとらえて,世界中のムスリムに,ソマリアのムスリムの兄弟姉妹を助けに来訪せよと呼びかけたいと思う」。



 ―両者がその親密な関係をおおっぴらにするのは,重要な方針転換の一つと思われます。
 あと同記事下には飢饉・危険状態・旱魃状態の色分け地図がありますね。見た感じ,基本的には自然災害が背景にあるものの,真剣にヤバめな色をしているところはものっそ政情不安状態であることがみて取れるかと。

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