BBC Islamist leader back in Somalia 23 Apr 2009
さてAweysがモガディシュに2年ぶりに帰還,諸方面と会談する動きに。
BBC Somali cleric demands AU leaves 24 April 2009
尤も,政府側と交渉するための前提条件として,AU軍の撤退を挙げるのは―強硬派の一致した要求ではあります。「明らかにしておこう,我々は我々の大地に,いかなる外国軍をも求めていない」,としてAU軍をバクテリアにたとえて非難する構え。「彼らは平和を維持してはいない。彼らは侵略者だ。だから私はすべての外国軍兵士に我々の国を出ていくよう求める」。
AU軍はアルシャバブの攻撃にさらされていますが,これは一応,ソマリア政府の要請に基づいて駐留しているわけで。尤も,強硬派さえ時折,イスラム教国の兵隊なら許容しないでもない―と示唆します。Sheikh Sharifがエジプトに軍事的援助をも求めるのは,一部そうした妥協を計算に入れてのことかもしれません。
さらにAweysは海賊を牽制しようとする諸国海軍の「真意」に言及します。「数多くの外国海軍が我々の領海our watersにあるが,彼らの目的は海賊と戦うことにはない。ではなく,隠された目的があるのだ―海賊行為を口実に,我々の土地を奪おうと」。「ソマリ人は勇敢であって,その敵を許しはしないであろう」。
海賊問題は最終的には陸上の問題で,できれば根元を断ちたいというのが諸国の希望でしょう。場合によっては自前の戦力を使用してでも。そこでプントランドのFaroleは自力救済,自国の力で領域内の海賊を打撃します。
聖職者にも協力を求め,金曜説教で海賊の害を説いてもらい―交通の安全を阻害するのは非イスラム的行いである! と広報し,また一方,同じ氏族の者であれば,犯罪者だろうがともかく保護するというのは気風だが,しかし海賊をそのように保護するのはわが民族の文化を破壊することになるのである! と演説。
ケニアに行ったら,各国が本気で海賊根絶に実力行使しかねない勢いであると気付かされた,プントランド的には外国の陸軍が入り込むだなんて好ましくないですから!
Garowe Online Somalia: Anti-piracy campaign begins today in Puntland Apr 24, 2009
とゆーかですね,海賊活動で多額のお金が労せず入ってきたりして,おまけで非イスラム的悪徳が広まりまくり,物のついででエイズも流行りそうな勢いだそうで。
海賊チームをひとつ摘発してみれば,そこにあったのはお金(まああるわね),銃器(当然の装備です)はいいとして,大量のアルコール。それはイスラム的にはよろしくないんじゃなかったか。
売春婦もぞろぞろ流入してるとし,それでエイズが広まりかねないという。khatの消費も増えたとか。
そーいうことで,過激イスラミストらが主張するところの,「アメリカと戦うからには聖戦士」な皆様は交通の安全を阻害して西欧的堕落を示す各国企業から分捕ったお金で非イスラム的堕落を享受しまくってたそうです。婚外性交渉とかアルコール飲料消費とかkhat消費とか。
もちろんそういった人々ばかりではなく,真面目に?今後の生活を見据えて海賊活動してた人たちもいるでしょうが,まーどっちみち犯罪ですので。
Garowe Online Sheikh Aweys returns to Somalia to 'reconcile Islamist factions' Apr 23, 2009
Aweys一派はモガディシュに帰還,アスマラの事務所は維持する構え。基本的には自派に近いイスラミスト諸派の団結を強める方針か。かつての同僚Sheikh Sharifn率いる政府との交渉については不分明―AU軍撤退を条件として出してますので,直接交渉の可能性は低いというべきか。
Garowe Online Al Shabaab retake control of central Somalia town, 5 killed Apr 23, 2009
Galkayo発,4月24日。アルシャバブは中央ソマリアMudug県Jowlo市に攻撃,朝から昼までの戦闘で氏族民兵勢力を排除,同市の支配権を奪取。戦闘による死者は5名。少なくとも10名の負傷者が発生。氏族民兵は市外に撤退,再編成を行っている模様。
さてAweysがモガディシュに2年ぶりに帰還,諸方面と会談する動きに。
BBC Somali cleric demands AU leaves 24 April 2009
尤も,政府側と交渉するための前提条件として,AU軍の撤退を挙げるのは―強硬派の一致した要求ではあります。「明らかにしておこう,我々は我々の大地に,いかなる外国軍をも求めていない」,としてAU軍をバクテリアにたとえて非難する構え。「彼らは平和を維持してはいない。彼らは侵略者だ。だから私はすべての外国軍兵士に我々の国を出ていくよう求める」。
AU軍はアルシャバブの攻撃にさらされていますが,これは一応,ソマリア政府の要請に基づいて駐留しているわけで。尤も,強硬派さえ時折,イスラム教国の兵隊なら許容しないでもない―と示唆します。Sheikh Sharifがエジプトに軍事的援助をも求めるのは,一部そうした妥協を計算に入れてのことかもしれません。
さらにAweysは海賊を牽制しようとする諸国海軍の「真意」に言及します。「数多くの外国海軍が我々の領海our watersにあるが,彼らの目的は海賊と戦うことにはない。ではなく,隠された目的があるのだ―海賊行為を口実に,我々の土地を奪おうと」。「ソマリ人は勇敢であって,その敵を許しはしないであろう」。
海賊問題は最終的には陸上の問題で,できれば根元を断ちたいというのが諸国の希望でしょう。場合によっては自前の戦力を使用してでも。そこでプントランドのFaroleは自力救済,自国の力で領域内の海賊を打撃します。
聖職者にも協力を求め,金曜説教で海賊の害を説いてもらい―交通の安全を阻害するのは非イスラム的行いである! と広報し,また一方,同じ氏族の者であれば,犯罪者だろうがともかく保護するというのは気風だが,しかし海賊をそのように保護するのはわが民族の文化を破壊することになるのである! と演説。
ケニアに行ったら,各国が本気で海賊根絶に実力行使しかねない勢いであると気付かされた,プントランド的には外国の陸軍が入り込むだなんて好ましくないですから!
Garowe Online Somalia: Anti-piracy campaign begins today in Puntland Apr 24, 2009
とゆーかですね,海賊活動で多額のお金が労せず入ってきたりして,おまけで非イスラム的悪徳が広まりまくり,物のついででエイズも流行りそうな勢いだそうで。
海賊チームをひとつ摘発してみれば,そこにあったのはお金(まああるわね),銃器(当然の装備です)はいいとして,大量のアルコール。それはイスラム的にはよろしくないんじゃなかったか。
売春婦もぞろぞろ流入してるとし,それでエイズが広まりかねないという。khatの消費も増えたとか。
そーいうことで,過激イスラミストらが主張するところの,「アメリカと戦うからには聖戦士」な皆様は交通の安全を阻害して西欧的堕落を示す各国企業から分捕ったお金で非イスラム的堕落を享受しまくってたそうです。婚外性交渉とかアルコール飲料消費とかkhat消費とか。
もちろんそういった人々ばかりではなく,真面目に?今後の生活を見据えて海賊活動してた人たちもいるでしょうが,まーどっちみち犯罪ですので。
Garowe Online Sheikh Aweys returns to Somalia to 'reconcile Islamist factions' Apr 23, 2009
Aweys一派はモガディシュに帰還,アスマラの事務所は維持する構え。基本的には自派に近いイスラミスト諸派の団結を強める方針か。かつての同僚Sheikh Sharifn率いる政府との交渉については不分明―AU軍撤退を条件として出してますので,直接交渉の可能性は低いというべきか。
Garowe Online Al Shabaab retake control of central Somalia town, 5 killed Apr 23, 2009
Galkayo発,4月24日。アルシャバブは中央ソマリアMudug県Jowlo市に攻撃,朝から昼までの戦闘で氏族民兵勢力を排除,同市の支配権を奪取。戦闘による死者は5名。少なくとも10名の負傷者が発生。氏族民兵は市外に撤退,再編成を行っている模様。
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