空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ポリティカルコンパス(前回からあまり間が空いてない)

2012-02-15 18:59:37 | Weblog
@xxxtempuraxxx tempura 「法治国家として法に則りたい精神は分かるが、それはつまり「我々は船内規則を遵守し、誇り高くタイタニック号と共に沈んでゆくことも厭わぬ」ということだ。ちんけな良識では及びもつかぬ、決然たる覚悟を要することだ。良識派ぶっている人々にその覚悟はあるか?」(2012/2/15) 

つ 「リアルタイムF尺度測定ページ
[8] この国が最も必要としているのは、法律や政治制度ではなく、国民の絶大な支持を受けている勇敢で精力的で献身的な指導者である。
[30] 真の日本文化を守るには、なんらかの強い力が必要である。

 なんというか,橋下氏をファシストに喩える言及をみることはまああるが,寧ろ彼を(盲信的に)信仰する人こそが,という気がしたことではある。なんか偉大な指導者様を設定し,その決断を是認し,その行動を称揚し,そうした彼[であると自分が信じたところの偶像]ないし自分(たち)に敵対(しそう)な人々に敵意を持つ。それはアレだ,権威主義的性格とかいうんじゃないのかなーと。

 で。

 橋下氏が”僕たちを裏切った”場合はどうなさるんでしょうね,この種の人たちは。だって彼等が信じているのは橋下氏自身ではなく,「私の心の中のマイ橋下さん」なんだから。現実の橋下氏が「私の心の中のマイ橋下さん」と齟齬を来す可能性は割とある。

 具体的にはオバマ氏の就任前後でもあったでしょう。なんだ,黒人大統領だからパレスチナ問題でパレスチナ側に肩入れしてくれるはずだとか言ってた向きとか。

 あるいは小泉氏の時もあったでしょう。例えば彼が靖国神社参拝したから「失望した」とかって向きが。

 オバマ氏はどこからどう見てもアメリカ人大統領なんであって(※1),小泉氏は間違いなく自民党出身の首相であっただけのことですが。

 あーあと敗戦時にもあったそうですな。三笠宮に聞こえるところで,「天皇陛下が降服を受諾なさるときいたぞっ?!」「大丈夫だ,我々にはまだ大元帥閣下がおられるッ!!」ってやった向きが(それは同一人物だ)。

 ちょっとポリティカルコンパスやってみた。ファシスト指数チェックですが:
>あなたのF尺度 は:2.066666666666667 です
>あなたは『自由主義者』です。 自己中心的、相対主義、即時志向、感覚主義、快楽志向が特徴です。

>『破壊性とシニシズム(人間的なものに対する一般化された敵意と誹謗)』4.5点。
>『権力と「剛直」』1.375点。
>『因襲主義:中産階級の諸価値に対する執着』が2.75点。
>『権威主義的従属:内集団の理想化された道徳的諸権威に対する無批判な態度』1.7142857142857142点。
>『権威主義的攻撃:因襲的な諸価値を侵犯しようとする人々を探し出し、非難し、拒絶し、処罰しようとする傾向性』1.75点。
>『反内省性:主情的で、想像力に富んだ、柔軟な考え方への敵対』2.25点。
>『迷信とステレオタイプ:個人の運命について神秘的な規定要因を肯定しようとする信念。固定したカテゴリーで考えようとする専有傾向』1.6666666666666667点。
>『投影性:この世の中には野蛮で、危険なことがらが横行していると信じたがる傾向。無意識の情緒的衝動の、外界への投射』2点。
>『性: 性的「現象」についての誇張された関心』2.3333333333333335点。

 わー,性への関心が増加したよ! 私って健康っ!



※1 講義ではいつも言うのだが,『わー肌の色が黒っぽいから黒人なので絶対黒人の味方のはずっ!』なんて考え,そーとー差別的である。肌が黄色だろうが黒だろうが白だろうが紫だろうが,それで思想が必然的に違わなければならないのだろうか。単に正義と民主主義を言えばいいだけのことと違うか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ad 武道必修化 | トップ | ポスドク問題(備忘録) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事