いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

駒苫騒動は、谷町のわがままに・・・

2005-09-01 18:54:13 | Weblog
『駒大苫小牧高 野球部長を解任 校長、監督は減給 暴力問題』(産経新聞)  の見出しで、野球部長による部員への暴力問題は、終止符を打った。

「このまま終わって、本当に良いのだろうか?」
赤ら顔の仁王さまは、不満やるかたない表情で問いかけてくる。
「高校野球連盟が野球部長に謹慎、報告が遅れた野球部に出した警告は、不祥
事の結果責任を取らせる処分だから、致し方ない」
「秋の大会に出場する新チームは、鵡川(むかわ)高校と対戦する。選抜大会
 に出場した経験を持っているので、9月13日の試合が待遠しいんだ」
今回の不祥事は、仁王さまを熱烈な駒苫フアンにしてしまった。
「仁王さん、けじめをつけたフアンになってくださいネ」
ボケ封じ観音さま、釘を刺すことを忘れていない。
「身びいきに走るフアンは、贔屓(ひいき)の引き倒しです」

今年の阪神タイガースは、中日ドラゴンズと優勝を争っている。
「生涯一捕手」を貫いた阪神タイガース野村元監督は、後任に星野前監督を推薦
して平成13年に退団・辞任した。

桧山の復活、矢野の潜在能力を開花、赤星、藤本の野球に対する素質を見抜い
て起用した野村元監督。そして、星野前監督は野村元監督が蒔いた種を育て上
げ優勝している。今年のタイガース優勝争いの原動力にもなっている。


阪神タイガースを優勝に導いた両監督の裏話がある。
星野前監督が優勝した直後、マスコミに語っていた。
「球団や選手個人に纏わる谷町(たにまち)とこれまでの付き合いを断ち切るの
 に神経を使い気苦労が絶えなかった。谷町の我侭を聴いていては、タイガース
 を強くして優勝を狙うチームに育てられないので、敢えて絶縁の断行をした」

野村前監督も気苦労の解消を重ねていたと、同じ時期マスコミに話をしていた。
両監督が語った言葉と違っているかも知れないが、話の内容は間違っていないと
思うので、紹介する。

マスコミは、暴力沙汰の結果ばかり報道しているが、原因を考えさせる記事(週
間文春:9月8日号)を見付けた名無し羅漢が解説を始めた。

「殴られた回数については学校側と食い違いがありますが、加害者である野球部
 長の真摯な反省の態度を見て、もうこだわるのは止めようと思いました。
 3年生部員の父親は、和解した心境を語っているょ」
「それだけかい?」
仁王さまの追及心に火がついた。
「息子は2月の合宿で結果を出したのに、選抜メンバーに選ばれなかったとこぼ
 している。夏の大会での選手起用についても、自分の納得のいかない選手は使
 わないで欲しいとも主張したらしい。野球部関係者が話している」

「阪神タイガーの谷町と一緒だ。私が身びいきしない選手は使わないで欲しい。
 私が贔屓にしているので主役に抜擢せよと、大根役者の谷町が叫んでいるのと
 変わらないわネ」
ボケ封じ観音さまは、羅漢の週刊誌情報を解りやすくしてくれる。

羅漢は、観音さまの突っ込みで勢いがついた。
「大根役者。良い得て妙な例えだょ~。彼の3年生は1塁手で6人がポジション
 争いをしていた。下から2番目くらいのレベルだから公式戦には1度も出場出
 来なかったと、学校の関係者が話している」
「そうか、野球部長が暴力の引き金を落とした背景が見えてきたぞォ」
頭の中で推理ゴマを激しくまわす仁王さまに、唯事ではないと感じた羅漢。

「夏の大会に出場できないと分かってからは、高校がダメなら大学で頑張ろうと
 息子と話していたんです。学校側に抗議したのは、一度ならず二度も暴力行為
 があったからです」
羅漢は、週刊誌情報の披露に忙しい。

「ただ、結果としてこれほど大ごとにしてしまい、息子には大変迷惑をかけたと
 思っています。親父さんのコメントです」
一息入れる羅漢。
「それから?」
「仁王さん、ここで終わっているんだ」
「親父さんは、気持ちの整理がつき良いかも知れん。地元で気まずい思いをしな
 がら数年我慢していると、周りが忘れてくれる。息子さんは、どうなる・・・」

「野球界で生きるんでしょう」
観音さまは、息子さんの将来を案じている。
「この不祥事は、表には出てこないとご本人が考えていても、世間様はそんなに
 甘じやありません。その時耐えられるかどうか・・・」

「1塁手のレギュラー争いで芽が出ず、一度も公式戦に出なかった。だからなの
 か、練習中もいま一つ集中力に欠けるところがあった。エラーをして注意され
 反抗的態度を取り殴られ、合宿中は体力をつけるためどんぶり飯を3杯食べる
 慣例を破り嘘をつき、それに気がついた部長にスリッパで頭を殴られたんでし
 ょう。それを知った父親が抗議の電話をした」
「羅漢君、暴力沙汰の因果関係が分かった。もうよそう」

「大根役者に例えたのは気の毒と思う。息子さんが本物なら、この事件を糧にし
 て主役を張れる役者に成長する。仁王は、期待している」
「そう、明日に夢が広がっているのは、青年だけが持っている特権です」
「元気印だって、夢と希望は残っているよォ~。観音さま」
「ごめんなさい、還暦を過ぎた元気印さん。夢を一杯創っているんですから」
 











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