百醜千拙草

何とかやっています

Kombucha

2023-01-20 | Weblog
昔からの友人夫妻が夕食に招いてくれました。もう20年以上の付き合いですが家に招かれたのは初めて。しばらく前まで気性の難しい犬がいたので、人は招きにくかったのだという話。大学生の下の娘さんも参加してくれて、ご主人手作りトマトスープのサワークリーム添え、サラダの前菜、メインは、野菜とサーモンのグリル、それからデザートを食べながら夫妻と私との四人でよもやま話。

娘さんは二人ともヴィーガンだそうですが、同席してくれた下の娘さんは、私と同じペスカタリアンへとコンバート中。畜産に必要な餌の生産のための森林伐採で起こる環境破壊を少しでも減らしたいということでヴィーガンとなったが、そもそも社交的な人で、友人との会食などではヴィーガンでは食べれるもの限られ、栄養が確保できないということで今は乳製品、卵と魚は食べるとのこと。

別のところに普段住んでいるお姉さんの方はヴィーガンを貫いていて、かつ非常にアスレティックな人なので栄養に関しては気を使っているらしく、健康食品的な変わったものが色々、家にも置いてあり、勧められたのが発酵飲料の"KOMBUCHA"でした。飲んでみると、これは昆布茶とは全く別のもので、酸味の強い炭酸飲料でした。色々なフレーバーで味付けされていて、最近、流行っているのだという話。悪くない味ですが、そもそもどういう飲み物だろうと思って調べたら、実は、これはかつて大流行した紅茶キノコ由来の飲み物でした。

紅茶キノコは中国が起源と考えら得ていて、それがロシア、ヨーロッパ、そして世界に広まったということ。日本では多分70年代に大流行したのではないかと思います。Wikipediaによると、今回のブームはアメリカ発のようで、2019年のアメリカでのKombuchaは$1.67 billionという巨大マーケットで人気はまだまだ上昇中とのことです。この名前は、戦後に西洋人が紅茶キノコを日本の昆布茶と混同したのが始まりのようです。日本には2015年に名前とスタイルを変えて再上陸したようです。健康にどれだけ良いのかは不明。紅茶キノコのキノコ部分は乾燥させて、食用にしたり、皮革の代替品として使えるそうです。

大昔の子供時代、近所に住んでいた親戚のおばさんが作っていたのを思い出しました。紅茶キノコブームは台風のようにやってきてあっという間に過ぎ去り、おばさんの紅茶キノコ培養もある日突然終わり、キノコは近所の川に捨てられてしまったのでした。そのおばさんは今は自家製ヨーグルトと味噌を作っています。次はキムチでしょうか。
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