今日は、【自然に親しもう!】MLのメンバーである貴代美さんから、富山・魚津【洞杉】の投稿記事を紹介します。
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昨日、ずっと会いたいと思っていた洞杉に会いに行ってきました。
最初に出逢ったのは幹周りが10mはあるのではないかと思われるスギとは思えない生命力の巨樹。
掴まれそう・・・。躍動感というより恐怖感というか おどろおどろしてて切迫感が・・・右下に川が流れているのだが、川岸の急斜面で風雪に耐える為に大きな岩を2つ抱え込むような姿勢で育っていった老大木は、その容姿も異様で1本の木から曲がりくねった幹が何本も株立ちして圧巻。
洞杉群は、平成元年に北陸電力の片貝川南又発電所建設に伴う周辺の植生調査で知られるようになったタテヤマスギの群生地。
過去には一部を勝手に伐採したり、幹に傷を付けたりするケースがあったらしいよ。
いよいよ最大の洞杉との対面! w(゜0゜*)w オォー!!!
大きな岩の上に寝そべる姿。完全に森にとけ込んでいて、全体がどうなっているか分からん。
どこをどう測ると幹周り30mになるのかも分からない複雑な形。
空洞が別の洞と繋がっていたり、幹がうねっていたり・・・。
カチャカチャに着生植物があって、もはやスギを母体とした別の生命体のよう。
とにかく太い。ぐるっと一回りしてみると、見る角度が少し違っただけで、まったく別の表情を見せるのである。
洞杉のある魚津市片貝川上流南又谷(県定公園(平成17年8月指定))は
毛勝山(2414)、猫又山(2378)、釜谷山(2415m)僧ガ岳(1855)等、
北アルプスの急峻な山麓にあって、豪雪地帯でもある。
片貝川の勾配は8.5%という日本有数の暴れ川でもある。
ここで生き抜くため、立山杉の根は、巨大な岩を抱え込むように囲み、根同士が接着して幹を支えるように根元の安定を図ったのだろうか。
枝は雪の重みを減らすため、下向きに広がり雪を滑らせる。
豪雪地帯の杉は風雨に耐えるため、背丈を伸ばさず、横に広がる。
ねじれ曲がった太い根元、掴まれそうな恐怖感と切迫感は洞杉たちの生命の源であ
り、永い年月の象徴である。
造形の不思議と神秘に感動する。曲がりくねった根は数百年かかって石を抱えることができたのだろう。
しっかりと石を抱え、その上を跨いだ巨大な幹はなにものにも動じない強さがある。
千年以上も豪雪に耐えている強さに感嘆する。
生き抜くために巨岩や巨石を抱え込み、時に逃げられ・・・。
厳しい気候に耐え抜く勇気、生きる執念を感じる。
千年以上も生き抜くため、環境に順応して生態も変えてきた洞杉に敬服する。
挑戦、順応、寛容に欠ける我をあらためて思う。
洞杉に、たくさんの癒しと、生きる力をもらいました。ありがとう。
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昨日、ずっと会いたいと思っていた洞杉に会いに行ってきました。
最初に出逢ったのは幹周りが10mはあるのではないかと思われるスギとは思えない生命力の巨樹。
掴まれそう・・・。躍動感というより恐怖感というか おどろおどろしてて切迫感が・・・右下に川が流れているのだが、川岸の急斜面で風雪に耐える為に大きな岩を2つ抱え込むような姿勢で育っていった老大木は、その容姿も異様で1本の木から曲がりくねった幹が何本も株立ちして圧巻。
洞杉群は、平成元年に北陸電力の片貝川南又発電所建設に伴う周辺の植生調査で知られるようになったタテヤマスギの群生地。
過去には一部を勝手に伐採したり、幹に傷を付けたりするケースがあったらしいよ。
いよいよ最大の洞杉との対面! w(゜0゜*)w オォー!!!
大きな岩の上に寝そべる姿。完全に森にとけ込んでいて、全体がどうなっているか分からん。
どこをどう測ると幹周り30mになるのかも分からない複雑な形。
空洞が別の洞と繋がっていたり、幹がうねっていたり・・・。
カチャカチャに着生植物があって、もはやスギを母体とした別の生命体のよう。
とにかく太い。ぐるっと一回りしてみると、見る角度が少し違っただけで、まったく別の表情を見せるのである。
洞杉のある魚津市片貝川上流南又谷(県定公園(平成17年8月指定))は
毛勝山(2414)、猫又山(2378)、釜谷山(2415m)僧ガ岳(1855)等、
北アルプスの急峻な山麓にあって、豪雪地帯でもある。
片貝川の勾配は8.5%という日本有数の暴れ川でもある。
ここで生き抜くため、立山杉の根は、巨大な岩を抱え込むように囲み、根同士が接着して幹を支えるように根元の安定を図ったのだろうか。
枝は雪の重みを減らすため、下向きに広がり雪を滑らせる。
豪雪地帯の杉は風雨に耐えるため、背丈を伸ばさず、横に広がる。
ねじれ曲がった太い根元、掴まれそうな恐怖感と切迫感は洞杉たちの生命の源であ
り、永い年月の象徴である。
造形の不思議と神秘に感動する。曲がりくねった根は数百年かかって石を抱えることができたのだろう。
しっかりと石を抱え、その上を跨いだ巨大な幹はなにものにも動じない強さがある。
千年以上も豪雪に耐えている強さに感嘆する。
生き抜くために巨岩や巨石を抱え込み、時に逃げられ・・・。
厳しい気候に耐え抜く勇気、生きる執念を感じる。
千年以上も生き抜くため、環境に順応して生態も変えてきた洞杉に敬服する。
挑戦、順応、寛容に欠ける我をあらためて思う。
洞杉に、たくさんの癒しと、生きる力をもらいました。ありがとう。