ミヤマガマズミ(深山がまずみ) (スイカズラ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年04月09日 07時10分31秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

この、は、ミヤマガマズミ「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物目録にはありません。新しく出た新種です

 

ミヤマガマズミ緒言:落葉低木。

山地に生え、高さ2~3mになる。主軸はよく伸びるが枝は短枝となりやすい。したがって主幹が明瞭な樹形となることが多く、伸び上がって数mの高さとなる。枝は黒紫色叉は灰黒色を帯び、ガマズミ属の植物の中では最も色濃い。若い枝は赤褐色。

葉は対生。葉は長さ7~15cmの広倒卵形叉は倒卵状円形。表面は普通無毛で(長毛が散生当文献もあります。個体差があるのか疑問です)、やや光沢がある。基部は円形または広いくさび形、先端はやや尾状に尖る。縁には粗い鋸歯が並ぶ。側脈は直線的で縁に達し、また側脈間が盛り上がり表面がでこぼこしている。裏面は葉脈上に長毛(絹毛)が多い。葉柄は長さ1~2cmで赤味を帯び、長毛が目立つ。

5~6月、本年枝の先に散房花序をだし、軸には疎らに毛が有る。花柄にも毛が有る。白い花を多数開く。花冠は径6~8ミリで、先は5裂して広がる(平開する)。雄しべは5個,柱頭は短く1個ある。花序の軸や小花柄には長い毛がまばらに生え、星状毛が混じる。

核果は長さ6~9ミリの卵球形で9~10月に赤く熟す。生食できる。甘酸っぱい。

側芽は粗い毛が生えている。

 

01.10年05月27日 ミヤマガマズミ 風の松原内で5本ぐらいお互い寄り添うように固まって生育しています。花を散房花序に沢山つけていた。

 

02.10年03月03日 ミヤマガマズミ 樹皮は縦に裂け灰色~薄い黒色を帯びいます。矢印は枝ですが、枝は黒紫色叉は灰黒色を帯びています。

 

03.10年05月28日 ミヤマガマズミ 葉は対生。若枝は赤褐色。

 

04.10年05月28日 ミヤマガマズミ 葉の表裏。葉は長さ7~15cmの広倒卵形叉は倒卵状円形。表面は普通無毛で(長毛が散生当文献もあります。個体差があるのか疑問です)、やや光沢がある。側脈が葉の縁にまで達している。先端はやや尾状に尖る。

 

05.10年05月28日 ミヤマガマズミ 葉の表側表面は無毛で、やや光沢がある。

 

06.10年05月28日 ミヤマガマズミ 葉の基部は円形または広いくさび形、。葉柄は長さ1~2cmで赤味を帯び、長毛が目立つ。

 

07.10年05月28日 ミヤマガマズミ 縁には粗い鋸歯が並ぶ。

 

08.10年05月28日 ミヤマガマズミ 裏面は葉脈上に長毛(絹毛)が多い。脈は浮きでています。

 

09.10年05月28日 ミヤマガマズミ 葉の裏側の縁部分ですが、側脈は直線的で縁に達し、また側脈間が盛り上がり表面がでこぼこしている。

 

10.10年05月27日 ミヤマガマズミ 花を散房花序につけて平開している。

 

11.10年05月28日 ミヤマガマズミ 花冠の先は5裂して広がる(平開する)。雄しべは5個,柱頭は短く1個ある。

 

12.10年05月28日 ミヤマガマズミ 花序の軸や小花柄には長い毛がまばらに生え、星状毛が混じるとありますが私のカメラではここまで。

 

13.10年10月01日 ミヤマガマズミ 赤く熟した果実。

 

14.10年10月01日 ミヤマガマズミ 種子は白く気球のように縞模様があります。その凹んだところに揃い毛のようなものがあります。

 

15.10年03月03日 ミヤマガマズミ 長芽は粗い毛が生えていて、その下に葉痕があります。葉痕は三日月形で維管束3個のように見えます。

 

16.10年03月03日 ミヤマガマズミ 側芽は粗い毛が生えている。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、本当のまだかけ出しです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

参考文献:山渓・日本の樹木

 

 

 

 

 

 

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