Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

ヘイナクー

2009-07-31 | 日常/思索
7月ももう終わり。

フィンランドの7月と言えば、国民の休日ならぬ、国民の休月とでもいうようなものだと思った。

大学の機能はほとんどストップしている。平日でも4時に建物が閉められる。
研究室にも、ほとんど、あるいは全く人が来ない日もざら。7月に研究するなんて、君、大丈夫!?なんて言う人もいた。どういう意味なんだろう。
教授も、週に一回くらい、Tシャツにハーフパンツ、サンダルという海水浴にでも行くような格好でちょこっとだけオフィスにやってくる程度。秘書さんはほぼ全休。

オケの練習が9月までないのは、ちょっとつまらないな、と思う今日この頃。

フィンランドのテレビ番組は、7月は見る人も少なくなり、クオリティが下がるらしい。
でも、普段は日曜休業の店が多いのに、夏季のみ日曜もオープン、というところも結構ある。

普段は、周囲に構わずに自分のペースで研究をし、休みを取る自分としても、さすがに特に今月の後半はかなり遊んだ。

夏至からひと月経つと、さすがに日没が早まってきた。日本の夏の日没よりも圧倒的に遅いけれど、それでも、これによってちょっとわけが分かってきた気がする。この国の7月は、今を楽しまないで、いつ楽しむ!?ってことなんじゃないだろうか。きっと。実際、そう言う人は多い。けど、徐々に日の短くなってきた今頃になって、ようやく自分自身の実感に至った。