はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

病院うだうだ話②

2022-01-08 02:31:34 | 病院

20歳ですい臓からインスリンが出なくなり糖尿病。

25歳で服薬からインスリン注射開始。

合併症で目や腎臓が悪化してゆき

40歳、透析を始める。

毎日5回~7回のインスリン注射と週に3回の透析がちょうど10年間。

そして忘れもしない20011年5月1日。

50歳で、鳥取の60歳男性の脳死ドナーからすい臓と腎臓の移植。

以来約10年と6か月。

 

この40年は何もなさなかった40年と言ってよかった。

二十歳までの20年と以後の40年じゃ

前半の20年の方がむしろ中味が濃く充実している。

長い時間のように感じる。

後の40年を無意味なものにしないために

どう活かせるかはこれからにかかってると言えるが

もう還暦だからねえ。

どうしようか。

ジタバタしてもしょうがないし。

かといって

朽ち果てるのを待つしかないんじゃ寂しい。

 

 

アレ?

 

 

このセリフ

50歳になったばかりのときも呟いたような気がする。

その一か月後の5月に前述のように、確率2パーセントの

脳死ドナーからの移植のオファーが舞い込んできたのだ。

 

人間の運命はどう転ぶか解らない。

たんたんと生きていれば

何かいいことが起きるかもしれない。

そう思って

これからも生きてゆこう。

 



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