はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

映画のタイトルは忘れた

2024-07-23 17:11:10 | 世の中

テレビの洋画劇場で観たから

そんなに有名な作品ではないと思う。

B級映画の部類かもしれない。

内容は確か「バスジャック」で

犯人は数名の失業者だったり貧乏な若者たちである。

乗客たちはみな比較的裕福な年配夫婦が多い。

ただ裕福だけど元々はいわゆる叩き上げの中小企業経営者たち。

乗客たちは、あうんの呼吸で

うま~く犯人たちをなだめすかしてとりなして

ある一人の乗客は

「私が経営している工場で欠員が出たんだ。キミらを雇ってもいい」なあんて言うと

犯人たちの心は、とたんにぐらつき

「犯行を中止しようか」みたいな雰囲気になる。

バスジャック事件はとりあえずは丸く収まるかに思えた。

その時。

法律関係の一人の老人(元判事か元検事かは忘れた)が

「貴様らのやってる行為は決して許されんぞ。他の人間は許しても

ワシは絶対許さん。法に背いたものは裁きを受けなければならんのだ!」

と、怒りの声を上げたのである。

「目が覚めた」犯人たちはむろん態度を硬化させ

バスジャック計画を再開する。

「これまでの苦労が水の泡だ」と

乗客たちはみな

このエリート頑迷元判事のKYぶりをなげき非難し

落胆する。

 

 

とまあこういう上記のシーンを

なぜ私が思い浮かべたかというと

有名タレント武井壮の

宮田選手に関する問題に対するコメントを見たからだ。

 

法は法。

ルールはルール。

かもめはかもめ。

それに違反をしたものは外すのが当然。

 

一刀両断だが

この一刀両断的な物言いをする奴は

言いながら自分自身の

『外連味(けれんみ)のない発言(?)』

に酔っているやつである。

 

すなわち

武井荘を見たときに

上記の映画に登場する元判事(検事かも)の顔と

映画のシーンを思い出したというわけだ。

 

そんなに他人に「清く正しく美しく」と言うほど

ご自分は、聖人君子なのかね。