こちら探偵社
T.I.U.総合探偵社(第30110220号)
公式ブログ「こちら探偵社」
略して「こち探」(現役探偵のブログ)
本当に儲かる話?(FX編⑬)
本当に儲かる話?(FX編⑬)
(上記はイメージです。)
「実際の収支は?③」
前回は、実際の収支は?②でした。
実際の収支は2880円の損失でした。
しかし、年々スワップ金利が増えていくので、最後に売る時にランドの価格が最初の14円に戻っていれば、それまで年利19.5%で運用できるという話でした。
それに、スワップが高金利なので、年々損する場合のランドの価格が下がっていくわけで、約5年で元本分の金額が貯まるわけです。
それ以降は、ランドがいくらになろうとも、スワップ金利で元本分の額に達しているので、つねにプラスなわけです。
さて、これを300万円つぎ込んだらどうなるでしょう。
単価14.00円 証拠金300万円
レバレッジ2倍を目指すので43万ランド(602万円)のポジションをたてます。
43万ランドだと、1日約1634円の金利がつき、1年間で59万6410円プラスになります(年利約19.8%)。
もちろん、ランドの価格変動リスクも当然大きくなります。
14円が13円になると、元本が43万円の損失。
12円になると、元本が86万円の損失になります。
(逆なら、その分プラスになります。)
ただし、金利が高い(約19%)ので、5年で100%近くに達し、元本分の回収ができてしまうわけです。
その後はランドの価格がいくらになろうとも、プラスなわけです。
では、「この方法の落とし穴」はどんなことが想定できるでしょうか?
これを面倒くさがってしまうと、詐欺師の楽で安全な絶対儲かるという投資に手を出してしまう事になるわけです。
次回へ続く。
(調査員トリー)
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「実際の収支は?③」
前回は、実際の収支は?②でした。
実際の収支は2880円の損失でした。
しかし、年々スワップ金利が増えていくので、最後に売る時にランドの価格が最初の14円に戻っていれば、それまで年利19.5%で運用できるという話でした。
それに、スワップが高金利なので、年々損する場合のランドの価格が下がっていくわけで、約5年で元本分の金額が貯まるわけです。
それ以降は、ランドがいくらになろうとも、スワップ金利で元本分の額に達しているので、つねにプラスなわけです。
さて、これを300万円つぎ込んだらどうなるでしょう。
単価14.00円 証拠金300万円
レバレッジ2倍を目指すので43万ランド(602万円)のポジションをたてます。
43万ランドだと、1日約1634円の金利がつき、1年間で59万6410円プラスになります(年利約19.8%)。
もちろん、ランドの価格変動リスクも当然大きくなります。
14円が13円になると、元本が43万円の損失。
12円になると、元本が86万円の損失になります。
(逆なら、その分プラスになります。)
ただし、金利が高い(約19%)ので、5年で100%近くに達し、元本分の回収ができてしまうわけです。
その後はランドの価格がいくらになろうとも、プラスなわけです。
では、「この方法の落とし穴」はどんなことが想定できるでしょうか?
これを面倒くさがってしまうと、詐欺師の楽で安全な絶対儲かるという投資に手を出してしまう事になるわけです。
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本当に儲かる話?(FX編⑫)
本当に儲かる話?(FX編⑫)
(上記はイメージです。)
「実際の収支は?②」
前回は、実際の収支は?①でした。
実際にフォーランドオンラインで口座を開設し、南アフリカランドで2008年2月から取引を開始してみた結果です。
2008年2月の時点で1南アフリカランドは14.00円でした。単位が1万ランドからですので、14万円を口座に入れます。
この14万円を証拠金とします。
そして、低レバレッジ戦略なので、2倍の2万ランド分(28万円)のポジションをつくりました。
単価14.00円 2万ランド(約28万円分)
1万ランドにつき、毎日平均38円がスワップでつきます。2万ランド分なので、1日に倍の76円になります。
これが2008年5月末(4ヶ月経過)にどうなったか?
単価13.40円 2万ランド(約26.8万円分) スワップ9120円
ランドの価格が下がり、13.40円になっています。1.2万円の損失です。
けれども、4ヶ月間のスワップで9120円金利がついているので、現状差し引き2880円マイナスでした。
1時的にランドは12円近くまで下がり(約24万円分)、決済したら-4万円の損失になるポジションまで行きました。
けれども元本14万円で4ヶ月で9120円の金利は、年利19.5%の運用利益です。
1年で27360円プラス。ランドの単価が12.63円になってもプラマイゼロ。
2年で54720円プラス。ランドの単価が11.264円になってもプラマイゼロ。
3年で82080円プラス。ランドの単価が9.896円になってもプラマイゼロ。
という風に、年利が高いので、ランドが国のクーデターなどで急激に値下がりしない限り、どんどん余裕が出てきます。
さて、これをみなさんどう判断されるでしょう?
儲かります?儲かりません?
もしも、300百万円とかでやったとしたら、どうでしょう?
次回へ続く。
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「実際の収支は?②」
前回は、実際の収支は?①でした。
実際にフォーランドオンラインで口座を開設し、南アフリカランドで2008年2月から取引を開始してみた結果です。
2008年2月の時点で1南アフリカランドは14.00円でした。単位が1万ランドからですので、14万円を口座に入れます。
この14万円を証拠金とします。
そして、低レバレッジ戦略なので、2倍の2万ランド分(28万円)のポジションをつくりました。
単価14.00円 2万ランド(約28万円分)
1万ランドにつき、毎日平均38円がスワップでつきます。2万ランド分なので、1日に倍の76円になります。
これが2008年5月末(4ヶ月経過)にどうなったか?
単価13.40円 2万ランド(約26.8万円分) スワップ9120円
ランドの価格が下がり、13.40円になっています。1.2万円の損失です。
けれども、4ヶ月間のスワップで9120円金利がついているので、現状差し引き2880円マイナスでした。
1時的にランドは12円近くまで下がり(約24万円分)、決済したら-4万円の損失になるポジションまで行きました。
けれども元本14万円で4ヶ月で9120円の金利は、年利19.5%の運用利益です。
1年で27360円プラス。ランドの単価が12.63円になってもプラマイゼロ。
2年で54720円プラス。ランドの単価が11.264円になってもプラマイゼロ。
3年で82080円プラス。ランドの単価が9.896円になってもプラマイゼロ。
という風に、年利が高いので、ランドが国のクーデターなどで急激に値下がりしない限り、どんどん余裕が出てきます。
さて、これをみなさんどう判断されるでしょう?
儲かります?儲かりません?
もしも、300百万円とかでやったとしたら、どうでしょう?
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本当に儲かる話?(FX編⑪)
本当に儲かる話?(FX編⑪)
(上記はイメージです。)
「実際の収支は?①」
前回は、FX証券会社の選び方③でした。
投資方針が「とにかく安全にシミュレーションをしてから投資したい」なら、フォーランドオンラインがおすすめという話でした。
では、今回は実践した場合の収支を見てみましょう。
戦略は、「低資金、高金利、低レバレッジ」且つ「とにかく安全にシミュレーションをしてから投資したい」です(笑)。
ようはいいとこ取り戦略です。
そうすると、自然に通貨の選択肢は狭まります。
FX会社をシミュレーション機能を備えているフォーランドオンラインを選ぶと、高金利通貨というと、南アフリカランド(11%)かNZドル(8%)、オーストラリアドル(7%)などが考えられますが、それぞれ1万通貨からなので、「低レバレッジで低資金に抑える」には、南アフリカランドしかありません。
オーストラリアドルだと95円とすると → 約95万円かかります。
NZドルも80円だとすると → 約80万円かかります。
南アフリカランドは14円とすると → 約14万円で取引できます。
よって、フォーランドオンラインで口座を開設し、南アフリカランドで2008年2月から取引を開始してみました。
次回へ続く。
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「実際の収支は?①」
前回は、FX証券会社の選び方③でした。
投資方針が「とにかく安全にシミュレーションをしてから投資したい」なら、フォーランドオンラインがおすすめという話でした。
では、今回は実践した場合の収支を見てみましょう。
戦略は、「低資金、高金利、低レバレッジ」且つ「とにかく安全にシミュレーションをしてから投資したい」です(笑)。
ようはいいとこ取り戦略です。
そうすると、自然に通貨の選択肢は狭まります。
FX会社をシミュレーション機能を備えているフォーランドオンラインを選ぶと、高金利通貨というと、南アフリカランド(11%)かNZドル(8%)、オーストラリアドル(7%)などが考えられますが、それぞれ1万通貨からなので、「低レバレッジで低資金に抑える」には、南アフリカランドしかありません。
オーストラリアドルだと95円とすると → 約95万円かかります。
NZドルも80円だとすると → 約80万円かかります。
南アフリカランドは14円とすると → 約14万円で取引できます。
よって、フォーランドオンラインで口座を開設し、南アフリカランドで2008年2月から取引を開始してみました。
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本当に儲かる話?(FX編⑩)
本当に儲かる話?(FX編⑩)
(上記はイメージです。)
「FX証券会社の選び方③」
前回は、FX証券会社の選び方②でした。
投資方針が「低資金、高金利、低レバレッジ」なら、ヒロセ通商がおすすめという話でした。
では、仮に今回は「とにかく安全にシミュレーションをしてから投資したい」としましょう。
その場合は、私の知る限り、フォーランドオンラインがお勧めです。
「フォーランドオンライン」
http://www.foreland.co.jp/
この会社の取引サイトには、優れたシミュレーション機能がついています。
これがあると、計算の難しい他通貨同士の取引(ドルとユーロなど)やいくら入出金すると維持率がどう変わるか?
自分の通貨がいくらになるとどれだけ利益や損失が出るかなども含めて、全部計算してくれます。
事前にシミュレーションした上で、どのくらいのポジションを作るか決められるわけです。
また、この会社は、スワップポイントが比較的高く、マイナー通貨は少ないですが、
南アフリカランドであれば1万通貨から取り扱いがあります。
メジャー通貨、もしくは南アフリカランドの場合は、正直このFX会社がお勧めです。
次回へ続く。
(調査員トリー)
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本当に儲かる話?(FX編⑨)
本当に儲かる話?(FX編⑨)
(上記はイメージです。)
「FX証券会社の選び方②」
前回は、FX証券会社の選び方①でした。
前回は、自分の投資のスタンスや戦略が決まらないと、証券会社も選べないと言いました。
絶対安全派でいくのか、めちゃくちゃレバレッジをかけていくのかだけでも、
有利は証券会社は違うわけです。
今回は、仮に投資方針を「低資金、高金利、低レバレッジ」と定めて、
FX証券会社を選んでみましょう。
この場合のFX会社を選ぶ最重要基準は下の2つです。
①まず高金利の国の通貨(アイスランド、トルコ、南アフリカ、NZドルなど)を扱っているか?
②上記の国の通貨の最低取引単位が低いかどうか?
この二つの基準で検討した場合、実は簡単にFX会社が決まります。
それはヒロセ通商のLIONFXです。
http://hirose-fx.jp/
①、高金利国の通貨をアイスランド以外の国(トルコ、南アフリカ、NZドル)なら、
すべて取り扱っています。
②、さらにこの会社だけ唯一トルコリラや南アフリカランドを1000通貨単位で取引ができます。
1000通貨単位なら、トルコリラは約8万円ぐらいです。
しかし、1万通貨単位なら、レバレッジを掛けたくなければ80万円は必要になります。
必要な資金量が10倍も変わるため、最低取引単位が低いかどうかはとても重要なわけです。
もしNZドルを選ぶなら、1000通貨単位で取引できる会社に、サイバーエージェントFXと言う会社もあります。
http://www.gaikaex.net/
ヒロセ通商だけ、なんで1000通貨単位の取引通貨をたくさん用意できるのかは不明です。
少資金でできる利点を考えると、スプレッドやスワップがどれくらいかということは、
あまり気にならない点です。
ただ信託保全がされてなく、分別管理というものなので、万が一倒産した場合、
証拠金の全額返還は保証されないデメリットもあります。
次回へ続く。
(調査員トリー)
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本当に儲かる話?(FX編⑧)
本当に儲かる話?(FX編⑧)
(上記はイメージです。)
では、理論はもういいでしょうから実践編へ行きましょう。
「FX証券会社の選び方①」
まず、FXをやるための証券口座を作る必要があります。
そのために証券会社を選びます。
選ぶポイントは人によって違います。
例えば、
①信託保全がしっかりされているか?
②スワップポイントが高いか?
③手数料がゼロ。更にスプレッドが狭いか?
④シミュレーション機能がついているか?
⑤取り扱い通貨が多いか?
⑥通貨の最低取引単位が低いかどうか?
などです(わからない点がある場合は過去の記事で復習しましょう)。
つまり、まず自分の投資方針を決めないと、最適な会社を選べないわけです。
今回の場合は、仮に投資方針を「低資金、高金利、低レバレッジ」としましょう。
低い資金で、ちょっと危険な高金利の国の通貨を、安全な低レバレッジで投資しようということです。
そうするとFX会社を選ぶ基準が決まります。
①まず高金利の国の通貨(アイスランド、トルコ、南アフリカ、ニュージーランドなど)を扱っているか?
②上記の国の通貨の最低取引単位が低いかどうか?
この2点が最重要になり、さらに、
③信託保全がされている。
④スワップポイントが高め。
⑤手数料がゼロ。さらにスプレッドが狭い。
⑥シミュレーション機能がついている。
⑦取り扱い通貨が多い。
が付加されているFX会社だと良いわけです。
では、それにあてはめて、具体的に選んでみましょう。
次回へ続く。
(調査員トリー)
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本当に儲かる話?(FX編⑦)
本当に儲かる話?(FX編⑦)
(上記はイメージです。)
「まず知りたいのは最低取引単位。」
前回は、「FX会社の手数料=スプレッド」についての話でした。
前回の話URL
今回は、「最低取引単位」についてです。
「最低取引単位」とは、FXをやるのに、1回で取引できる最低の通貨単位のことを言います。
例えば米ドルだと、たった1ドルだけを取引するということはできず、
最低でも1万ドル単位などで取引することが必要になるわけです。
1万ドル単位ということは、1ドル=100円なら、100万円は最低費用がかかるわけです。
この取引単位は、通貨ごとで違いますし、FX会社によっても異なります。
ですから、自分がどれくらいの資金を投入したいのかによって、
選ぶ通貨やFX会社が異なるわけです。
金利の高いNZドルに投資したくても、最低取引単位が1万NZドルのFX会社だと、
1NZドル=80円として、80万円かかります。
でも、1000NZドルから取引可能なFX会社なら、8万円から取引ができるわけです。
資金量が少ない場合は、その他がどんなに素晴らしいFX会社でも、
最低取引単位が低い必要があります。
なので、FX会社を探す場合にまず知りたいのは、
目当ての通貨の最低取引単位であることが多いわけです。
次回へ続く。
(調査員トリー)
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本当に儲かる話?(FX編⑥)
本当に儲かる話?(FX編⑥)
(上記はイメージです。)
「FX会社の手数料無料は本当か?」
前回は、「信託保全」についての話でした。
前回の話URL
今回は、「FX会社の手数料」についてです。
FXの会社によっては、為替手数料ゼロと言ってる会社もいっぱいありますが、
実際のところどうなのでしょうか?
本当に、全ての手数料がゼロだと、FX会社がやっていけないはずです。
しかし、上場するFX会社もあるように、証券会社は儲かってるようです。
では、どこで稼いでいるのでしょうか?
それは、手数料がゼロでも、スプレッドがあるからです。
スプレッドとは、ある通貨の買と売の金額の差です。
ドルを例にあげると、例えば1ドルを買う時は、100.5円、
1ドルを売る時は、100.2円などと、
買う時と売る時で、最初からレートが異なり、
どんなにドルの金額が変わっても(110円になっても、90円になっても)、
一定の差が作られているのです。
1ドルを買って、即座に売ると、買100.5円ー売100.2円=0.3円損します。
この損した分をFX会社は実質の手数料としてもらっているわけです。
これが「スプレッド」です。
ですので、この差が小さい会社ほど、手数料が小さいですし、
差が大きいほど、実際の手数料も大きいわけです。
スプレッドが小さいFX会社の方が良いわけです。
次回へ続く。
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「FX会社の手数料無料は本当か?」
前回は、「信託保全」についての話でした。
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今回は、「FX会社の手数料」についてです。
FXの会社によっては、為替手数料ゼロと言ってる会社もいっぱいありますが、
実際のところどうなのでしょうか?
本当に、全ての手数料がゼロだと、FX会社がやっていけないはずです。
しかし、上場するFX会社もあるように、証券会社は儲かってるようです。
では、どこで稼いでいるのでしょうか?
それは、手数料がゼロでも、スプレッドがあるからです。
スプレッドとは、ある通貨の買と売の金額の差です。
ドルを例にあげると、例えば1ドルを買う時は、100.5円、
1ドルを売る時は、100.2円などと、
買う時と売る時で、最初からレートが異なり、
どんなにドルの金額が変わっても(110円になっても、90円になっても)、
一定の差が作られているのです。
1ドルを買って、即座に売ると、買100.5円ー売100.2円=0.3円損します。
この損した分をFX会社は実質の手数料としてもらっているわけです。
これが「スプレッド」です。
ですので、この差が小さい会社ほど、手数料が小さいですし、
差が大きいほど、実際の手数料も大きいわけです。
スプレッドが小さいFX会社の方が良いわけです。
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本当に儲かる話?(FX編⑤)
本当に儲かる話?(FX編⑤)
(上記はイメージです。)
「信託保全」
前回は、各国の政策金利の違いで、どれだけスワップで稼げるかが決まると言う話でした。
前回の話URL
今回は、「信託保全」についてです。
信託保全とは、預けた資金をその会社の資産とは区分して、信託銀行によって信託管理する仕組みです。
いわば、そのFX会社がつぶれても、自分が預けた資産を保全してもらう仕組みです。
FX会社も倒産する場合があるので、信託保全がないと危険です。
実際2006年にFX札幌という会社が倒産し、信託保全をしていなかったので、
預けてた資金が返金されなかったケースがあります。
ただし、信託保全といっても完璧なものではありません。
FX会社だけでなく、信託している銀行も一緒に倒産すれば、資金は戻ってこないでしょうし、
そもそも、外貨同士のFXだと保証されない場合も多いです。
またFX会社は、新銀行東京と信託保全の契約をしているところが多いですが、
新銀行東京は、累積赤字1000億円を越え、東京都が400億円増資して、
経営を継続するか、預金保険法による破綻処理によって事業精算するかの議論の真っ最中です。
新銀行東京が精算されれば、多くのFX会社は新たな信託保全先を探す必要があります。
ただ、FX会社の多くが新銀行東京を信託保全先にしているのは、
信託保全契約を結べる条件が甘かったからではないかと個人的には思っていて、
他の銀行だと、信託保全を断られるFX会社もあるのではないかと危惧しています。
よって、信託保全だけを考えれば、新銀行東京以外と信託保全しているFX会社の方が安心できそうです。
さらに、信託保全より安全なのが、「取引所預託」です。
これは2005年7月にFXの取引のための公設市場(くりっく365)が出来、
そこに加盟している業者は、取引所に預けることが義務化されているため、
言わば、国が資産の保全をしてくれます。民間の信託銀行などよりもさらに安全なわけです。
ただし、安全な反面、取引可能な通貨が少なかったり、スワップ金利が低かったりなど、
取引ルールや条件が制限されている不便さがあります。
安全を取るか、より有利な取引(言わばリスク)を取るか、選択する必要があるわけです。
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本当に儲かる話?(FX編④)
本当に儲かる話?(FX編④)
(上記はイメージです。)
「政策金利の違い」
前回は、FXのロスカットの基準を自分で計算できれば、
どれくらいのリスクがあるかわかるので、レバレッジを決めやすいという話をしました。
前回の話URL
今回は、政策金利でリターンがわかる話をします。
政策金利というのは、各国ごとに自国の中央銀行が、自国通貨を市中銀行に貸し出す際の金利のことです。
FXでスワップで稼ごうと言う場合、2つの国の政策金利の差が、利回りになります。
例えば、日本の政策金利は0.5%、ニュージーランドは8.25%なので、差は7.85%です。
FXの証券会社で多少違いますが、基本的に最大7.85%の利回りを得られるというわけです。
なので、政策金利の低い国と高い国の2つの通貨を利用すれば、
高利回りでの運用が可能なので、各国の政策金利が現在何%か知っておくことは重要なのです。
では、FXで使用できる通貨の政策金利(特に高金利)を見てみましょう。
メキシコペソ 7.50%
ハンガリーフォレント 7.50%
オーストラリアドル 7.25%
ニュージーランドドル 8.25%
南アフリカランド 11.00%
トルコリラ 15.50%
アイスランドクローナ 13.75%
つまりこれら上記の通貨をFXで取引した場合、
上記金利から、日本の金利(0.5%)を引いた値が、
レバレッジ1倍でのスワップ金利になるわけです(FX証券会社により多少異なる)。
トルコリラでやれば、15%の金利だし、レバレッジを2倍にすれば30%になるわけです。
後は、前回のロスカットの計算をして、
自分で利回りを何%欲しいのか?けれども、その利回りを得るには、
どれくらいのリスク(何円でロスカット)になるのか?
と言ったことを理解した上で、投資をすれば良いわけです。
まあ、トルコリラチャートを見てもらえば、
どれぐらいリスクがあるかはわかると思いますが(笑)。
次回へ続く。
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本当に儲かる話?(FX編③)
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(上記はイメージです。)
「いくらでロスカット(強制決済)されるのか?を知る方法」
前回は、FXのスワップ金利で稼ぐ手法で、
さらに利回りを2倍、3倍以上にもできることをお伝えしました。
前回の話URL
ただし前提として、これは為替相場の上がり下がりは気にせずに、
例え一時的に下がっても、何年かすれば、元の値段に戻ることを想定しています。
そうすると、ロスカット(強制決済)される場合を避ける必要があります。
ロスカットされてしまったら、損失が決定され、そこで取引終了です。
(1時的に下がっても、また上がって値段は戻ると考えているのですから。)
なので、利回りを7%→14%(2倍)→21%(3倍)とあげられるけれども、
その分、ロスカットされる可能性も当然高くなっていきます。
(高いリターンを求めれば、当然リスクも高くなります。)
そこで、自分の求めたい利回りおよびロスカットされる正確な為替価格を計算できないと、
FXをするにはとても危険な状態になるわけです。
それではNZドルに投資するとして、利回りとロスカットされてしまう金額を計算してみましょう。
まずは計算するためのデータを揃えます。
FX証券会社「マネーパートナーズ」の場合。
2月28日時点の日本円でNZドルを買う場合の情報。
NZドルの価格:1NZドル=約85円
NZドル最低取引単位:1万NZドル
NZD/JPN(1万通貨あたりの最低必要証拠金):20000円
(NZD=NZドル、JPN=日本円です。日本円でNZドルの取引をする場合という意味。)
スワップポイント(1日):182円(1万NZドルあたり)
ロスカットの基準:総資産が必要証拠金の40%以下
まず上記の情報から、NZドルの1年間の想定利回りを出しましょう。
1万NZドル=85×10000=85万円
182円×365日=66430円(スワップによる年間金利収入)
66430円÷85万円=0.078・・・=約7.8%(年利)
つまり、マネーパートナーズだと、2万円の証拠金でも1万NZドルの取引をできるが、
それだと85×10000÷2万円=42.5倍のレバレッジになります。
そこで85万円の証拠金なら、1万NZドルの取引は、1NZドル=85円ですからレバレッジは1倍です。
(ちなみに1万NZドルより少ない量の取引は、マネーパートナーズではできません。)
85万円 1万NZドル取引 利回り 7.8% レバレッジ 1倍
85万円 2万NZドル取引 利回り15.6% レバレッジ 2倍
85万円 3万NZドル取引 利回り23.4% レバレッジ 3倍
85万円 5万NZドル取引 利回り39.0% レバレッジ 5倍
85万円 10万NZドル取引 利回り78.0% レバレッジ10倍
1万NZドルの取引をするのに2万円だけで良いので、
85万円なら10倍の取引も楽にできます。
最大何倍かというと、
85万÷2万=42.5・・・42万NZドル取引も可能です。レバレッジは42倍にもなります。
なんか3倍くらいから、すごり利回りの数字になっていきますね(^^;)。
それでは、それぞれのレバレッジ(倍率)で、1NZドルが85円から?円下がったら、
ロスカットが発動してしまうのか計算してみましょう。
ロスカットの基準:総資産が必要証拠金の40%以下
わかりやすく総資産=85万円としましょう。
レバレッジ1倍の場合は、1万NZドル取引なので、必要証拠金は2万円。
必要証拠金2万円の40%は8000円。つまり85万円が8千円以下の証拠金になったらロスカット発動です。
85万ー8千円=84万2千円の損害額が発生したらロスカット。
1NZドル=85円なので、84円になった(1円下がった)としたら、
1円×10000(1万NZドル取引なので)=1万円。
1円下がるにつき、1万円の損害がでます。
ということは、NZドルが84.2円下がって1NZドル=0.8円になると、
84万2千円の損害額に達し、ロスカットが発動します。
今現在85円のNZドルが1円以下・・・とても考えられませんね(クーデターでも起きない限り)。
なのでレバレッジ1倍というのは、ものすごく安全なわけです。
ではそれが2倍になったら?
レバレッジ2倍の場合は、2万NZドル取引なので、必要証拠金は4万円。
4万円の40%は1万6千円。85万円ー1万6千円=83万4千円。
ここから重要ですが、
2万NZドルの取引なので1円下がったら、
1円×20000=2万円の損害が発生します。(2倍だから損害も2倍)
1円につき2万円なので、83.4万円の損害になるには、
83.4÷2=41.7・・・41.7円下がるとロスカットになります。
85-41.7=43.3円
つまり1NZドル=85円が、1NZドル=43.3円以下になったらロスカットです。
まあ、これもほとんど考えられない数字ですね(でも1倍に比べたら安全な範囲が全然違いますね)。
この調子で計算していくと以下のようになります。
85万円 1万NZドル取引 利回り 7.8% レバレッジ 1倍 ロスカット 0.8円以下
85万円 2万NZドル取引 利回り15.6% レバレッジ 2倍 ロスカット43.3円以下
85万円 3万NZドル取引 利回り23.4% レバレッジ 3倍 ロスカット57.4円以下
85万円 5万NZドル取引 利回り39.0% レバレッジ 5倍 ロスカット68.8円以下
85万円 10万NZドル取引 利回り78.0% レバレッジ10倍 ロスカット76.9円以下
ちなみに、85万円の資金で1年間に、
1倍で、6.6万円の金利収入。
2倍で13.2万円の金利収入。
3倍で19.9万円の金利収入。
5倍で33.2万円の金利収入。
10倍で66.4万円の金利収入。
自分が大丈夫だと思う(○○円以下にはならない)範囲でレバレッジを設定するか、
または、プロ向けには10倍で1年間やって金利収入を稼ぎ(66万円は85万円の約78%)、
その時に、85円から6.6円以上下がって(66万円の損失)いなければ、
10倍の方が得という計算でいくかなどが考えられます。
これを見ていくらまでを安全価格として考えるか自分なりに決めましょう。
↓
「NZドルの為替10年間チャート」
http://www.ginkou.info/modules/chart_fx2/
このように、ロスカットの条件はFX証券会社ごとに違うのですが、
自分でリスクとリターンを計算できるようにしておくことが大事でしょう。
次回へ続く。
(調査員トリー)
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本当に儲かる話?(FX編②)
本当に儲かる話?(FX編②)
(上記はイメージです。)
前回は、FXのスワップ金利をもらうという手法で、円でNZドルを買えば、年利7%以上になるという話でした。
これは、外貨建預金などに比べて、為替手数料が0円だからこそ、この高金利が可能ということです。
前回の話URL
そして今回は、実はこの金利7%を14%にすることも、FXでは可能という話です。
前回の具体的な話では、86万円で1万NZドルを購入すれば1年間で7%の金利がつくわけです。
ならば、86万円で、倍の2万NZドル(172万円分)を購入すれば14%の金利がつくのです。
普通でしたら、86万円の2倍の172万円が必要なはずです。
しかし、FXの面白いところで、例えばマネーパートナーズという証券会社では、1万NZドルを購入するのに、必要な証拠金は、たったの2万円だけです。つまり2万NZドルを購入するには、4万円さえあれば足ります。
(実際は、購入するというよりは、借りるという表現が近いのかもしれません。2万NZドル買ったとしても、4万円の証拠金はそのまま残っています。NZドルの価格が変動し、4万円分の損失が出ると0円になります。)
ただし、4万円しか証拠金を入れない場合は、4万円は、172万円のわずか2.3%ほどで、倍率50倍にもなります。これでは86円が84円という、ちょっとした価格変動(2円下がるだけ)で、すぐに損失が4万円に達して証拠金がゼロということで決済されてしまい、スワップ金利をずっと得続けることができません。(もちろん、たった4万円だけで年間12万円近く金利が入るので、利回りは300%にも及びますが。)
そこで、4万円ではなく、86万円分証拠金を入れておきます。
86万円は172万円の50%にも及びますので、倍率は2倍です。86万円なら、2万NZドル買っていても、86円が43円にまで下がらなければ、決済されずにスワップ金利をもらい続けることができます。
(とりあえず今は大雑把に計算しています。)
このように、できるだけ証拠金の額を大きくし、倍率を下げリスクを減らすことで、
安定した金利収入得られるようにするわけです。
2倍の倍率程度なら、43円分の値下がりに耐えられ、かつ14%近くの運用利回りになるわけです。
もちろん、これはNZドルの価格変動による損得はありますが、決済しない限り損失は確定しません。
そして例え一時期下がったとしても、数年のうちに買った時と同じかそれ以上の金額(86円以上)になることもあるという考えが根本にあってなりたつ方法です。
次回へ続く。
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前回は、FXのスワップ金利をもらうという手法で、円でNZドルを買えば、年利7%以上になるという話でした。
これは、外貨建預金などに比べて、為替手数料が0円だからこそ、この高金利が可能ということです。
前回の話URL
そして今回は、実はこの金利7%を14%にすることも、FXでは可能という話です。
前回の具体的な話では、86万円で1万NZドルを購入すれば1年間で7%の金利がつくわけです。
ならば、86万円で、倍の2万NZドル(172万円分)を購入すれば14%の金利がつくのです。
普通でしたら、86万円の2倍の172万円が必要なはずです。
しかし、FXの面白いところで、例えばマネーパートナーズという証券会社では、1万NZドルを購入するのに、必要な証拠金は、たったの2万円だけです。つまり2万NZドルを購入するには、4万円さえあれば足ります。
(実際は、購入するというよりは、借りるという表現が近いのかもしれません。2万NZドル買ったとしても、4万円の証拠金はそのまま残っています。NZドルの価格が変動し、4万円分の損失が出ると0円になります。)
ただし、4万円しか証拠金を入れない場合は、4万円は、172万円のわずか2.3%ほどで、倍率50倍にもなります。これでは86円が84円という、ちょっとした価格変動(2円下がるだけ)で、すぐに損失が4万円に達して証拠金がゼロということで決済されてしまい、スワップ金利をずっと得続けることができません。(もちろん、たった4万円だけで年間12万円近く金利が入るので、利回りは300%にも及びますが。)
そこで、4万円ではなく、86万円分証拠金を入れておきます。
86万円は172万円の50%にも及びますので、倍率は2倍です。86万円なら、2万NZドル買っていても、86円が43円にまで下がらなければ、決済されずにスワップ金利をもらい続けることができます。
(とりあえず今は大雑把に計算しています。)
このように、できるだけ証拠金の額を大きくし、倍率を下げリスクを減らすことで、
安定した金利収入得られるようにするわけです。
2倍の倍率程度なら、43円分の値下がりに耐えられ、かつ14%近くの運用利回りになるわけです。
もちろん、これはNZドルの価格変動による損得はありますが、決済しない限り損失は確定しません。
そして例え一時期下がったとしても、数年のうちに買った時と同じかそれ以上の金額(86円以上)になることもあるという考えが根本にあってなりたつ方法です。
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本当に儲かる話?(FX編①)
本当に儲かる話?(FX編①)
(上記はイメージです。)
前回、外貨MMFの為替手数料に失望した後、素晴らしいものを発見した。
それが外国為替証拠金取引(FX)だ。
ネットで調べると、
外国為替証拠金取引(FX)の場合、FX会社や通貨によっても異なりますが、
為替手数料は往復で10銭程度というのが一般的だ。
外貨建預金だと往復2円の所、
なんと往復10銭!
なんと20分の1!
というか、電話ではなくネット取引なら0円を打ち出しているところもあるくらい。
しかし・・・すると証券会社は何で儲けるのでしょうねえ?
手数料0円にしても構わないくらい、他の何かで儲けるのでしょうね。
そこでまず、FXの仕組みですが、
少ない資金で、レバレッジをかけて取引ができるという特徴があります。
あるFXの会社では、倍率50倍とか100倍と言っているので、
10万円あれば、1000万円の勝負ができるということです。
仮に1ドル100円の相場として、10万円を証拠金として証券会社に入金し、
ドルを1000万円分(10万ドル)購入して、レバレッジ100倍での勝負をするとします。
1ドル101円なれば、101円×10万ドル=1010万円と、
1円の値上がりでプラス10万円。資金が2倍の20万円になるわけです。
普通は資金が2倍になるには、1ドルが100円から200円にならないとダメなはずです。
それが1ドルが100円から、たった101円になるだけで、資金が2倍にできるわけです。
もちろん1円下って99円になるだけで、99円×10万ドル=990万円。
10万円下がっているので、証拠金の10万円がスッカラカンになります(笑)。
FXがハイリスクハイリターンと言われるのは、このためですね。
私が考えているのは、売買以外のもう1つの取引方法です。
それは、スワップ金利で稼ぐ方法です。
各国の政策金利(日本なら公定歩合)ってあるじゃないですか。
今、日本は年利0.5ぐらい。
アメリカは、3%ぐらい。
FXは、例えば円でドルを買った場合、円とドルの通貨の金利差が収入として入ります。
この場合3%-0.5%で、年間2.5%分です。
ただドルを買って1年間保持しておくだけで、2.5%の金利がつくわけです。
為替手数料が外貨預金や外貨建MMFよりずっと安いですから、ほぼそのままの金利が入ります。
これをニュージーランドドルなどに応用するわけです。
ニュージーランドは、8.25%-0.5%(日本)=7.75%。
年利7.75%で運用できるというわけです。
では実際、それだけの運用になるのか検証してみましょう。
各FXの証券会社では、1年後にまとめて金利を払うのではなく、日割りにして払っています。
その金額も各社で決めているので、ある程度バラつきがあるわけです。
例えば、2008年2月21日(木)時点で、
インバスト証券のNZドルのスワップポイントは1日あたり177円。
フォートランドフォレックスは184円。
マネーパートナーズは173円。
(すべて1万NZドル単位で。)
となっています。
1NZドルは、現在約86円。NZドルは1万NZドル単位取引なので、86円×1万=86万円。
86万円を1万NZドルに変えると、1日あたり173~184円ぐらい入ってくるわけです。
(スワップポイントはある程度日々上下に変動します。)
1年間で金利収入は63145~67160円になります。
これは86万円の7.3~7.8%にあたります。
つまりFXで86万円を、1万NZドルに変えてほって置くだけで、
1年間で資産が証券会社にもよりますが、7.3~7.8%で運用できるということです。
FXは売買ではハイリスクハイリターンなので、高金利な国のスワップ金利で稼ごうというわけです。
次回は、FXをさらに応用し、この金利を15~21%ぐらいにもできることを説明しましょう。
次回へ続く。
(調査員トリー)
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本当に儲かる話?(外貨建てMMF編)
本当に儲かる話?(外貨建てMMF編)
前回、ニュージーランドドルの金利が高いので、
ニュージーランドドルの外貨預金にすれば儲かると考えたのだが、
残念ながら、銀行の為替手数料が多額にかかってしまうことがわかった。
前回は何が失敗だったのか?
それはやはり為替手数料が高いということだろう。
そこで、ニュージーランドドルでも為替手数料が安いものがないか探してみた。
なんでも外貨建MMFという投資信託なら、為替手数料が外貨預金より安いという。
MMFというのは、短期の公社債や金融商品の投資信託で、元本保証がないと言っても、
元本割れをほとんどしたことのない安全性の高い金融商品だと言う。
そして必死にニュージーランドドルの外貨MMFを探していると、
外貨預金と外貨MMFを比較するサイトを見つけた。
なんでも2007年10月時点で、
ニュージーランドドル
外貨預金(1年間)の為替手数料・・・2.55円(片道)
外貨MMFの為替手数料・・・1円(片道)
あれ?新生銀行は外貨預金で1円だったけど・・・あれで安かったとは!
別に外貨MMFにするメリットなし!!
やはり、ヒツジは大人しくしていろと・・・(T_T)。
次回へ続く。
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本当に儲かる話?
本当に儲かる話?
うちの探偵社には、よく投資詐欺の話が舞い込む。
年利40%で元本保証だとか、ハタから聞くととんでもなく儲かるという話ばかりである。
そんな上手い儲け話がそうそうあるわけがない。しかも一庶民の所に舞い込むわけがない。
日頃そう思っている探偵だが、そんな詐欺話ばかり聞いている探偵が、
あえて本当の儲け話を考えてみるのが「トリーさんのヒツジ」コーナーだそうである。
(そんなことできれば、大金持ちになって働いてないと思うのだが・・・)
そこでふと思いついたのが、ニュージーランドドルのことである。
今、ニュージーランドやオーストラリアの金利が高いのは、みんなご存知のことだろう。
新生銀行でも、ニュージーランドドル外貨預金で、年7.5%(税引後6.0%)とある。
100万円ニュージーランドドルにして預ければ、1年後には税引後でも106万円になって戻ってくる。
しかし、ここには為替手数料と為替の変動リスクが計算されていない。
為替手数料とは、円をニュージーランドドルに変えるのにかかる経費である。
新生銀行だと1ニュージーランドドルにつき、1円かかるという(ソニー銀行なら50銭だった)。
現在、1ニュージーランドドル=約84円だったので、経費分1円たして、
1ニュージーランドドル=85円で、円をニュージーランドドルに変えられるということだ。
100万円を85円でニュージーランドドルに換金すると、
100万円÷85円=約11764ニュージーランドドルになる。
これに税引後年利6%を上乗せすると、11764×1.06=約12470ニュージーランドドル。
1年後に、12470ニュージーランドドルになる。
これを最後に、円に戻す。一応最初と同じ1ニュージーランドドル=約84円だと仮定して、
新生銀行が1円の手数料を取るので、1ニュージーランドドル=83円として計算。
12470×83円=約103.5万円・・・あれれ?
103.5万円ということは、100万円が元手だから、3.5万円しか儲からない。
なんだ!7.5%と言っても、税金と銀行の手数料差し引いたら、実質は年利3.5%にしかならない(T_T)。
新生銀行が為替手数料として2.5%取っていってしまうのだ。
為替リスクのことを検討してないのに、この程度の利回りとは・・・トホホ。
やはりヒツジは、おとなしくしていないとオオカミに食われてしまうの運命なのか?
次回へ続く。
(調査員トリー)
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