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寮管理人の呟き

違法DL罰則化・回復しない音楽売り上げが示すもの(産経新聞)

私は昨日産経新聞の「ネットろんだん」を読んで苦笑した。音楽業界はコピーコントロールCD発売での総スカンから結局何も学ばなかった。売り上げ不振の最大の要因は買いたい曲があまりないということに尽きる。そして世界的にCD(かさ張る記録媒体)を保有する意味合いが薄れてきているのである。40代の私でさえもCDの枚数を減らす努力をしているのだから。

もはや気に入った楽曲をダウンロードして聴くことには何の抵抗感もない。ブートレッグ(海賊盤)の市場も同様に振るわず大きく様変わりした。ローリング・ストーンズの古典的名盤「ナスティー・ミュージック(元ネタはキング・ビスケット・フラワー・アワー提供のライブ録音)」は1973年のヨーロピアンツアーからブリュッセル公演をメインに収録したものだった。レコード全盛期には西新宿某店で○万円という目が飛び出るような値で取り引きされていたとか。

私はこのブートCDを結構愛聴したものだったが、今や価値無しである。2011年にオフシャル・ブートレッグとしてダウンロード販売が始まり、何と放送禁止用語連発でカットされていた「スター・オメカー」まで入っている。絶頂期のライブ盤を音楽ファイルとして誰もが安く入手できる時代になったことは誠に喜ばしい。裏モノの価値をアーティストもレコード会社も認めざるを得なくなった一例だ。

ナスティー・ミュージックの収録曲

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