「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

馬橋の仮橋開通

2016年07月13日 | 日記
根白石の町内と北西部を結ぶ「馬橋」の仮橋がようやく開通した。
予定より1月ほど遅れての開通である。



昨年秋のゲリラ豪雨により決壊して車両の通行ができなくなってから、実に10カ月振りのことである。

本橋のすぐ上流側に、幅はほぼ同じ規模の鋼鉄製の橋が開通した。

 北西(根白石城)側から町内方向を見る

 町内から北西(根白石城)方向を見る

この道路は、れっきとした国道(457号線)で、市営バスの路線でもある。
橋が不通になってからバスは川の向う側の市道を通っていたため、北西部の利用者は、向こう側の停留所から歩いていたが、ようやく本来の路線を走ることになり、この不便さも解消されることになる。

また、何よりも一般車両の通行も可能となったことが大きい。
これまでの間、町内や仙台市内に出掛けるためには約3キロほどの迂回が必要で、一日何往復かすることから10カ月の燃費ロスは大きいものがあった。 
 ※ ex. 3キロ×2×3(1日3往復)×30(日)×10(月)= 5,400キロ
仮橋には歩行者帯は設けられているが、本橋の時と同様車道との分離柵はなく、通学には危険を感じる状態に変わりはない。



これから、本橋の復旧が始まると思われるが、それまでの間は暫定の歩行者道路は利用できるようで、今朝も小学校に向う子供たちが通って行った。



当面の交通課題は解消されたが、数十年来の課題となっている本格的な橋の設置については見通しは立っていない。

今回の仮橋の設置関して何回か「住民説明会」が開かれたが、その際、本格的な橋の設置については住民から強い要望が出され、行政側から「検討委員会を立ち上げて抜本策の検討を始める」との見解が出されてはいるが、具体化までには相当長期の時間が必要となるものと推測される。

南の方では、連日豪雨被害のニュースが流されている。

馬橋の仮橋は出来たが、今回の災害の抜本的な防止対策は図られたわけではない。

一日も早い新橋の方針決定と、豪雨災害が繰り返されることがないことを天に祈りたい。