
賀状七種
時かけて書ける賀状の有難く幾度も拝し味はひにけり 丹人 ときかけて かけるがじやふの あ...

賀状宛名
午前十一時に始む宛名書きの終まふは午後の七時なりけり 丹人 ごぜんじゅう いちじにはじむ...

扁額
本堂の扁額の文字「梅無長」?いや!さにあらじ「施無畏」なりけり 丹人 ほんどうの へんが...

質直
く旅れを記し三年過ぎにけりくたく旅れて四年目に入る 丹人 くたびれを しるしさんねん ...

なじみ集 二
「しにゝ行くためにめしくふこじき哉」子規賛へたり寒山拾得 丹人 しにゝいく ためにめし...

なじみ集 一
子規の書を初めて見たり美しき和様の文字にあるにけるかな 丹人 しきのしょを はじめてみ...

望廬山瀑布
望廬山瀑布 李白 日照香爐生紫煙 遥看瀑布挂前川 飛龍直下三千尺 疑是銀河落九天 ...

望廬山瀑布 四
望廬山瀑布 李白 疑是銀河落九天 疑がふらくは これ 銀河の九天より落つるかと ...

望廬山瀑布 三
望廬山瀑布 李白 飛龍直下三千尺 その身丈三千尺の龍飛びて香爐を縦に断ちてゆく...

望廬山瀑布 二
望廬山瀑布 李白 遥看瀑布挂(掛)前川 遥かに看る瀑布の前川を掛くるを はるかな...