ほろ酔ひの吾身月下にただよはせ酒の歌など口ずさむ冬 　＊画像：月　2007.1.30 21:40 ...

残る暑さ払ふ夜空にほんのりと照る味なるや菓子「天満月(あまみつき)」　丹人 グラフィック...

あかあかと熟れいく柿のまろくして今宵の月を待つも楽しき　丹人 栗いがの眼(まなこ)開き...

北面の昼なを暗き佐竹寺の扇の月のさやに照るかも　丹人 円窓を通る光は桃山の色ことごと...

真青なる空にぽつかり昼の月浮かぶも見ずに鳥の飛びゆく　丹人 まさをなる　そらにぽつかり...

火水土なくも街灯明るくて月木金のほほゑむ夕　丹人 かすいど　なくもがいとう　あかるくて...

月が日を食み重なれば神さびて和して同ぜぬ教へをおもふ　丹人 つきがひを　はみかさなれば...

夏の陽の傾きゆけば東の横雲の上を月の漂ふ　丹人 なつのひの　かたぶきゆけば　ひんがしの...

磯の波平らかにして眠れるをさやに照らせる十六夜の月　丹人 いそのなみ　たいらかにして　ね...

望月の光の滴を杯に受けてし飲める秋の酒かな 丹人 もちづきの かげのしずくを さかずきに ...