見出し画像

書道 直庵(筆耕所)

月待心<中秋>

あかあかと熟れいく柿のまろくして今宵の月を待つも楽しき 丹人




栗いがの眼(まなこ)開きて待ちゐるは友部の里の秋の夜の月 丹人




さみどりのハイビスカスの葉に座り蛙一匹月の出を待ち 丹人


柿も栗もまた蛙も今宵の月を待ちてゐたると見へるはいとをかし


宵になりて暗雲空に立ちこめきたるも 
強き風吹きて暗雲流し去れば
十五夜の月 東の空に上りきたる

新古今集四百十四番は道因法師が御歌

 山の端に雲のよこぎる宵の間は出でても月ぞなほ待たれける

をくちづさみつつ東の空を見上げれば


ひんがしの空にこの年第一の月を仰ぐもうれしかりけり 丹人





*画像:上から順に
    柿 2007.9.21 13:00 小美玉市玉里にて
    栗 2007.9.25 11:00 笠間市美原にて
    蛙 2007.9:25 11:10 予が庵庭にて
    月 2007.9.25 18:00 18:30 庵二階東窓にて
 
            
↑現在40位前後なり↑現在茨城1位なり
毎日一打頂戴すれば いと有難し 宜敷願上奉候

コメント一覧

山桜
今度は後見の月を…
 曇天をススキで掃きて月見かな 奮太

おおっ、あの中秋の名月は殿の奮闘の賜物でしたか!
お蔭様で、こちらでも素晴らしいお月様を拝むことができました。

次は是非後見の月の十三夜(今年は10月23日)も
宜しくお願い申し上げます。
あかひと
すず姫
おはやふにござる
遅延を陳謝申し上げる次第に御座候

さても
改名を心よりお慶びいたし候

すず姫!
すずは「鈴」なりて「錫」の色白銀なれば「涼」にも通ず
いと清らかにして心に沁み行く

>会津地では、十五夜より十六夜の月が雲も無く冴え冴えと輝いていました。

をを 十六夜の「いざよひ」なる響きに意気あるもをかし よよひのよひ いざ よよひのよひ

十六夜の秋の月こそよろしけれ 奮太
あかひと
健自偉氏
おはやふにござる

今次また
いと力強き湖面渡を頂戴するは
いと嬉し 有難し

夏季過ぎてびっくりカエルの両目飛び出て 健将

なんと素晴らしき句なる哉
夏季に柿を びっくりに栗をかけるもをかし
大爆笑なり


かきくけこ柿栗蛙らりるれろ 奮太
あかひと
阿武氏
虎蔵氏 おはやふにござる

栗と柿の話に
心和ますあかひとなり

あらためて漢字を観れば

栗は上部の西が是 栗の実の形ならん
柿は旁の市が是 柿の実の形ならん

西見れば栗をおもへり市に行けば柿をおもへる秋の日楽し 丹人
あかひと
TOMO姫
おはやふにござる

豪華絢爛なる湖面渡
いと眩しく美しく
秋の夜の夢のごとし

さてもtomo姫撮影なる月の美しさよ・・・
ただに ただに 見入りたりけり

トラバ頂戴するも嬉し 有難し
あかひと
乙女姫
おはやふにござる

をを!
まさに!
予もまなこ大きくして
御蛙様を拝したる

この御蛙様
このハイビスカスの
この夏秋の
守り神となりてゐたる

*ハイビスカスの鉢中に
 冬眠してはまずひな と心配するあかひとなり
あかひと
杜新氏
おはやふにござる

ゆるゆると
ほのぼのと
杜新氏の御言葉の
我が胸に広がりて行ける
いと嬉し 有難し


青森の知己の言葉にかすむ月 奮太
あかひと
善人氏
おはやふにござる

仰ぎて天に観る中秋の月 
伏して水面に察す中秋の月

この月に尽きて更けていく秋の夜 奮太

数多なる視線集まる中秋の月も地球を眩しく見るや 丹人
あかひと
幽黙氏
おはやふにござる

この御蛙様
ハイビスカスがよほどお気に入りとみへ
今朝訪ねれば
また一段と高き葉に
チョコナンと
お座りになられたる

おはやふござりまする・・・
けふのごきげんはいかがなりまするや・・・
どうぞごゆるりと・・・

心の中にて御言葉を申し上げて
ゆるりと遠のく我にありけり
あかひと
アザミ姫
おはやふにござる

月光に力あり
其 ゆるゆると心を癒して
身に心地よく沁みゆく

中秋の月の光のいのちかな 奮太
あかひと
幸の助姫
おはやふにござる

をを!
蛙の独り言かな・・・
ふむふむ・・・
まさに・・・

言葉の一つ一つが心に沁みいける

朝に夕に庵庭にて御蛙様と
心の挨拶交はす予なれど
そろそろ御蛙様 冬眠の準備となれば
やや寂しくおもふこのごろなり


すずちゃん
いざ!よい?
改名前、美味しいもてなしを頂きありがとうございました。特に豊水の味は格別でございました。またまたお邪魔させて頂きます。  美しい国、逆から読めば、憎いし苦痛とは、言い得て妙・・・ここ会津地では、十五夜より十六夜の月が雲も無く冴え冴えと輝いていました。
すずちゃん
いざ!よい?
美しい国、逆から読めば、憎いし辛いとは、言い得て妙・・・。ここ会津地では、十五夜より十六夜の月が雲もなく美しく冴え冴えと輝いておりました。
健じい
おはようございます
いつもありがとうございます。

夏季過ぎて びっ栗 カエルの両目飛び出て

ああ、カエルはいつも目が飛び出ているのでした。

柿栗蛙。。。季節の混在感がおもしろいです。
中秋の名月を観賞されて自然もみんなが上を向いて
なんて思われる あかひとさんの感性が愉快だと
思います。
いつも読ませてもらうのを楽しみにしています。
季節の変わり目ですのでご自愛ください。
阿武蜂虎蔵
http://takeyoshi-abe.cocolog-nifty.com/blog/
秋を感じるものとして真っ先に隣家の栗の木を思い浮かべます。それに何と言っても晩秋を飾るのは柿です。私も今密かに柿の色ずくのを狙っています。
tomo
蛙君に思わずニッコリ!
http://blog.goo.ne.jp/etegami47
シッカリ熟して美味しそうな柿…!
光を背に輝いている柿…とっても素敵な画像ですね!
>栗いがの眼(まなこ)開きて待ちゐるは…
栗の弾けるのを一つ見ても、表現の仕方で こうも違って見えるものかと感心するばかりです。
蛙が葉っぱの上へ チョコント座った様は、何ともユウモラスで可愛いですね!
何度も、何度も拝見させて頂きました。

>十五夜の月 東の空に上りきたる…
昨夜は薄曇で、お月様は見られないのではと心配しましたけれど、バッチリ見る事が出来ました。
夕飯もソコソコに、三脚を構え撮影してみました。

tomoも、お月様撮影しました。TBさせて下さいね!


otome
まなこ
カエルさんは大きなまなこで月の出を待ってるようです。
こんなところによくまぁ~あかひとさんも大きなまなこで見ましたか。
この絵が最高です。
トニー
いにしえのうた
http://plaza.rakuten.co.jp/cookiefreak/
中秋の名月に、

古文は、似合いですなぁ…

写真も文も、堪能させていただきました。

温かい気持ちになりました。

青森も、月、見ることができました。
酒徒善人

今宵は皆がいろんなおもいで月をながめているのですね。
つまり上を向いているわけですよね。
いや、水面に映った月を見ている人もいるかもしれないのか・・・
幽黙

ハイビスカスの台に
ちょこなん
と乗っかっている
アマガエルの
この愛らしさ

柿も栗も
圧してしまいました(^ ^)
アザミ
美しい月が・・・
夕方5時50分頃に日立の会瀬漁港に行き、
海面を照らして輝く月を見て来ました。

美しい満月にただ見とれていましたが、
何も考えずに過ごす<無>の時間に
癒されました。

明日の忙しさをもまた
楽しめそうです。
お幸
ケロケロ
おう
今宵
満月とな
どおりで朝から虫どもが騒がしいわい

昨日までひからびる心配をしておったが
秋となればもう安心じゃ
筑波の蝦蟇殿も
ひと息いれてることだろうよ

んーそれにしても
今年の夏は暑かったのう
あかひと
アザミ姫
宵にござる
昼は広がる青空も
暗雲さやに広がりて
月かくれゐる当地なりけり

暗雲をススキで掃くもまたかかり 奮太

をを!
蛙が画像にお喜びいただくはいと嬉し
あらためて見れば
まるで仏様のごとき貫禄あるも凄し

ハイビスカスの葉を光背と台にして鎮座まします蛙様かな 丹人
アザミ
思わず笑みが・・・
柿も色づいてきたのですね。
大好きな柿が、今年もたくさん食べられそうです。

「栗いがの眼(まなこ)・・」なる表現に、
いつもながら〝感嘆〟あるのみです。
本当に眼をしっかり開けて空を見上げ、
月の出を待ちわびているようです。

葉の上にちょこんと座った蛙がかわいくて、
幾度みても飽きません。

今日は早めに仕事を切り上げ、近くの海辺で
<中秋の名月>を楽しむつもりです。 
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「月」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2022年
2021年
人気記事