野菜ソムリエプロtamitanのブログ

野菜ソムリエプロtamitanが旬なお野菜を独自目線で紹介します。
その他、趣味のこともいろいろと・・・。

セプテンバーイレブン

2005-09-11 | カナダのコト
今日は9月11日。ニューヨークテロのあった「セプテンバー・イレブン」だ。
当時、私はカナダに住んでいてナイアガラでガイドの仕事をしていた。
あの事件が起きた時、私はのんきにスーパーで買い物をしていた。
すると仕事中だった先輩から電話。
「ニューヨークで爆弾事件があったらしい。至急家に帰ってテレビをチェックせよ!」
えええっ!ニューヨーク?
きのう私がガイドしたグループは夕方の便でニューヨークに発ったので、今日の午前中はニューヨークで市内観光をしているはずだ。
大急ぎで家に帰ってテレビをつける。
すると画面いっぱいにワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んでいく映像が現れた。それはまるで映画の1シーンのようだ。
どこのチャンネルをまわしてもその映像がでていて、何度も何度も繰り返し放送される。そして「現在のところ詳しい状況はよくわかりません。」と言うばかり。
即刻ナイアガラ川にかかるレインボブリッジは封鎖され、アメリカの入国審査は強化された。空港もすべて閉鎖。私はその日たまたま休みだったが、トロント空港も閉鎖されていたためガイドに出ていた人たちは大変だったに違いない。
きのうのグループの行く末が気になるところだが、おそらくホテルで足止めをくらっているんだろう。
2、3日して「日本にもこの事件は報道されているに違いない」と思い、日本にいる親に電話してみた。アメリカのテレビ放送ではあいかわらず同じ映像が流れ同じ事を言っている。するとおどろいたことに日本の方が情報が早いのだ。
ペンタゴンにも落ちたのだとか、テロリストの仕業で前から計画されていたことだとか、アメリカではなかなかテレビで詳細をあきらかにしないのに日本の方ではもっと詳しいことが報道されているようだ。

たぶんアメリカのメディアは当時ある種の規制を受けていたのだろう。下手なことを言えばうるさい国民はすぐブッシュを批判、追及するし、自分ではなんにもできないブッシュはそれにすぐ明確な答えを出せるはずはない。
だした答えは「テロ撲滅」を口実とした戦争だ。

とにかくあの事件は神戸の大震災に次いでキョーレツなインパクトを与えられた事件だった。そしてアメリカのメディアは信用できん、ということも感じた。
私のいたナイアガラはアメリカと川を隔ててすぐなので、テレビ放送はカナダの局よりもアメリカの局のほうがよく入る。(カナダのくせにカナダの番組は雑音だらけで、アメリカの番組はくっきりクリアなのだ)
当時はひっきりなしにチャンネルを変えて、アメリカのニュース、カナダのニュース、イギリスのニュースなどを見比べていた。そのうちどこかの国の放送局は「アメリカの放送はヤラセだった」なんてことも言い出し、なかなか面白かったのである。

911事件のあった年の正月に日本から友達がやってきて「ニューヨークに行きたい」というもんで、あまり乗り気ではなかったが激安の中国人ツアーに混じってニューヨークへ行ってきた。自由の女神を見てワールドトレードセンターにも上った。
今思えば、あの時ニューヨークに行っておいてよかった。もうワールドトレードセンターには上れない。
この時代なにが起こるかわからないので、やりたいことは思い立ったらすぐにやるべきだ!






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。