これなーんだ?
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Trypoxylonさんがコメントで詳しく解説していただきましたが、
二ホンミツバチの巣です。このような巣ははじめてみました。
働き蜂が増えて、新しい女王が誕生すると、古い女王が働き蜂を半数くらい引き連れて巣別れします。
(Trypoxylonさんのコメントより)
昨日、井の頭公園で張り紙を見て巣をさがしたけど見つからない・・・
ふと顔を上げると目の前に・・・
家に帰り図鑑を見ると、古い女王が一部の働き蜂を連れて別の巣を作ることを
「分封」というと書いてありました。
ハチがご専門のTrypoxylonさんのコメント
働き蜂が増えて、新しい女王が誕生すると、古い女王が働き蜂を半数くらい引き連れて巣別れします。
離れた場所の木などに女王が止まるとまわりを働き蜂が取り囲みます。
その中の何匹かが周囲を飛び回って、新しく巣を作れる場所をさがします。
良い場所が見つかると働き蜂が少しづつ移っていき、女王が移ると、全員が移って巣を作り始めます。
しかし野外に作ると、たいていオオスズメバチにやられて、絶滅してしまいます。
ニホンミツバチはもともと野外にに営巣しているし、防御方法を進化させているので大丈夫です。
ところがニホンミツバチはセイヨウミツバチにやられることがあり、グー・チョキ・パーの関係が成立しています。
蛇足1)巣別れして木に団子になっているミツバチは、すぐそばに近寄っても襲ってきません。
巣を出る時蓄えていた蜜を腹いっぱい食べているからで、お腹のいい時はおとなしいのです。
腹が減ってくると怒りっぽくなるのは人間と同じです。
蛇足2)ニホンミツバチを飼っている人が今でもいます。樽を逆さに伏せて、
下に隙間を作っておくともぐりこんで巣をつくります。巣別れではなくて、
全員がいなくなってしまうことがあるのが困りものだとか。
蛇足3)木の洞など、条件のいい場所に作ると、何年も続きます。女王が生きてるかぎり。
蛇足4)遠くから見たら黄色っぽいのでセイヨウミツバチかと思いましたが拡大したらニホンミツバチのようです。
蛇足5)これを巣と言っていいか、分封の途中なのか、??
働き蜂をはがしてみれば中に巣盤ができているかも知れません。そういうこともあります。
普通は木の洞など雨のかからないところに作るのですが。感じとしては一時的にかたまっているように見えます。
蛇足6)セイヨウとニホンの区別点は色ではなく(変異があるので)、翅脈の1か所があるかないかの違いです。
めいさんが教えてくださった動画
(2014-08-09~10)