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心の闇

2009-12-29 11:23:56 | 日記・エッセイ・コラム

 中納言兼輔の和歌です。

     人の親の心は闇にあらねども

          子をおもふ道にまどひぬるかな

平安時代の貴族でも、心はわたし達と変らないのですねぇ。わが子さえ良ければ.....といった醜い心、地位と名誉、それに有り余るほどの富があるだけに、一層しまつに悪い。

その一方、戦国時代では仕える主君や刎頚の友のためわが子を手に掛ける。竹中半兵衛が自分の男の子の首を織田信長に差し出したとか。親友と仕える主人のためでした。どんな気持ちだったでしょう? 想像するほど遣り切れない思いです。きのう、テレビでやっていた女太閤記だったでしょうか? 途中で切ったので、始めの方しか見ていなかったですけど。

似たようなことが太平洋戦争時まで、まかり通っていたのですよね。お国のためとか戦争で死にたくない云々と言えない時代があったのですね。本音では我が子が徴兵されて名誉でもないし、拒否できたらと親は切実におもったでしょう。

今は平和な時代  そうかもしれませんが、自分の命も他人の命も軽々しく考えていません だって、殺人とか傷害なんて話題がマスコミをにぎわしているような気がしてなりません。併せて、わたしぐらい長く生きていれば死にたいと切望すること、一回や二回でないはず。死ぬのが怖いというのがブレーキになっているのです。いえ、老若男女わたしみたいな衝動を何回も経験しているのでは 死ぬ気になれば、何だって我慢できる。この言葉、真実でしょうけど、なんか薄っぺらな感じがするのも正直なところです。

難しいことは言えませんけど、とにかく死ぬのはいけません。誰でもですと、わたしは自分に言い聞かせています。後始末が大変です。見ず知らずの人に、多大の迷惑をかけます。自分さえ良ければ...といった人間になるのは、もう懲り懲りです。

007 ふるい画像でゴメンネ

  


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