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ある人が言っていました

2009-12-16 12:09:29 | 日記・エッセイ・コラム
ココに記事を書いてください

     

九十過ぎの彼女が辛そうに話してくれました。

長男夫婦と暮している彼女も今は車椅子でしか、わが身を移動できないと。そして、ヘルパーさんに来てもらって、週に二回の入浴が何よりの楽しみだと。家族は自分を大切にしてくれるけど、我が子である長男を煩わしていると思ったら、申し訳なくて堪らない気持ちになるというのです。嫁より自分の子がかわいいのは自然のこと。嫁や孫たちだって、一生懸命に世話をしてくれています。それだって、大変なこと。でも、人の気持ちはきれいごとだけじゃ、すまされないのでしょうねぇ。彼女の家系は長生きらしいけど、夫に先立たれ、自分も早く死にたいと漏らしていました。長男が可哀相とか、どうしても、そんな気持ちになるのでしょうね。

それを聞かされたとき、わたしは思いました。確かに必要になったら介護保険制度を申請しサービスを受けられるかもしれないけど、娘が生きていたら彼女を心配させ、遣りたいことも我慢させてしまうでしょう。それを考えたら、こうなって、かえって良かったのかなと思うのです。

誰だって、自分が生んだ子を犠牲にしたくないですものね。世の中、きれいごとばかり言っていられないと、わたしは思います。だからと言って、自分達さえ良ければというのではありません。

政界もなんのかんのと迷走?しているみたいですけど、みんなで助け合って幸せになりたいものですね。けど、そんな気持ちの潜在的なところに、まず自分達...といった思いが潜んでいるのも責められないと思います。

今日もぶるぶるなので、せめて絵だけでもお天気にしてみました。

  Ume


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