タマと私の写真日記

元ノラのネコ4匹と同居。
ネコ、ガーデニング等気ままな日常をアップしています。

(タマが亡くなって早9年!)

好きな漢詩 「王維」

2005年08月28日 | 好きな本

学生時代に「大空は・・・」の短歌の横に貼ってあったのがこの漢詩。
李白でも杜甫でもなく、私が好きだったのは王維。
自然を詠むことが多く、李白や杜甫に比べると油気の少ない人と
吉川幸次郎は言っている。
その中でこの詩は思うようにならない世の中を捨てて
南山のほとりに行きたいと言う友人に対して突き放すように
「行きたまえ、もう何も言わないよ」と言っている。
「人の世の穢れとは無縁な美しい白雲が
そこにはいつまでも渦巻いている事だろう」

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2 コメント

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流れる雲に気持ちを託し・・・ (桃太郎)
2005-08-29 14:34:32
ひとと人との交わりは、ただ、意見が合うだけでは

ない、感性が同じでもない。その人を解かる心かも?

突き放す友への愛情は、言葉には云えない心の叫び

かも知れない。人は出会い、別れて・・・

各々の道を歩く。それが人生であり、自分の道でも

ある。そんな事を感じました。
返信する
私も同じ事を・・・ (>桃さんへ・tama)
2005-08-29 22:09:27
考え方も感性も生き方もすべて違うけど、とても気の合う友達がいます。この漢詩を壁に貼っていた頃、友情で悩んでいた…今ならお互いの立場を認め合うことができるかも。
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