遅れたけど、『フラガール』見て来ました。
一人で最前列に座って泣きっぱなし。ハンカチ、ぐしょぐしょ。
もちろん実話を元にしているのだが、背景にある石炭産業の斜陽化が
切実で、特に舞台の常磐炭鉱の合理化でフラガールの一人の家族が
夕張へ離れていく場面では泣いてしまった。
そして、フィナーレの「ハワイアンセンター」のオープンでのダンスシーンは
涙で目が見えなくなるほどでした。
実は私、去年からフラ教室に通いはじめています。
出演者は皆熱演。
松雪泰子は白鳥麗子しか知らなかったけど、東京から母の借金を
背負い、飲んだくれて落ちてくるダンサーの『まどか先生』を60年代ファッションで
陰影をつけて演じてよかった。
豊川悦司の炭鉱マンがラストでトロッコに飛び乗るシーン、
炭鉱の暗い未来を知りながら、自分の運命をそれにゆだねる
男のかっこよさを感じた。
特筆は藤純子。
あんなに演技の上手な人だったの?
すっごくきれいだし、いつの間にか力強い母を演じる人に
なっていた。