
レフティが小学生の時のこと。
大好きな母方の祖父とレフティは、
近所のスーパーに買い物に行った。
レジで、
いかにも寝不足で、
顔色の悪いバイトのにいちゃんが、
半白目剥いて、
仕事していた。
レフティとじいちゃんが、
そんなレジに並んでいた時、
近所のおばさんが、
じいちゃんに、
「お孫さんと仲良しでうらやましいですわ」と言った。
レフティの祖父は、
「父親似で男前の子供なんで、一緒に連れて歩くとわたしも誇らしくなりますわ」と返事した。
この祖父の言葉に恥ずかしくなったレフティは、
顔を真っ赤にしてはにかみ、
じいちゃんの背中に蹴りを入れたので、
じいちゃんは、
勢い余ってレジに突っ込んだ!
そこに、
レジのにいちゃんが、
思わずじいちゃんの頭にバーコード当てて、
「税込み380円です」と言ってしまった。
この一件から、
レフティは、
「ジジイ価格380円」と言って冷やかし、
祖父の方は、
半年くらい、
レフティにキレていた。