たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

天満宮の啄木歌碑(1)

2011-03-28 | 啄木歌碑
天満宮には3か所に啄木歌碑があります。盛岡駅から天満宮に行くには、駅前バスターミナルから市内循環バス右まわりに乗り「上の橋」バス停の次の「上の橋町」バス停で降ります。バスはまもなく右折しますが、天満宮にはまっすぐに進むと、徒歩5分ほどで到達します。天満宮の社には階段を登って行きますが、階段が大変な方は、階段の左側の通路からも行けます。車の方は裏に回ると参拝者用の駐車場があり、そこからはすぐです。啄木の当時の中学校からは歩いて15分ほどです。
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盛岡天満宮



天満宮の一対の狛犬






阿形の狛犬


夏木立中の社の石馬も
汗する日なり
君をゆめみむ

啄木
(小天地)
    




吽形の狛犬


松の風夜晝ひびきぬ
人訪はぬ山の祠の
石馬の耳に

啄木
(一握の砂)




「夏木立中の社の石馬・・・」は文芸雑誌小天地(明治38年9月号)に発表された歌です。「松の風・・・」は啄木の歌稿ノート(明治41年10月10日)にある歌で「一握砂」に掲載されている。この二つの狛犬の歌碑は昭和8年に建てられた。