宮城県の啄木歌碑というと、啄木が立ち寄った石巻にありますが、ここ船岡にも啄木歌碑があります。船岡は山本周五郎作の「樅の木は残った」で有名になった町ですが、桜の町としても名が知られております。この町に啄木が立ち寄ったというわけではありませんが、啄木の友人吉野白村が宮城県柴田郡船岡村出身でありその時から百年の歳月が流れ、それを記念して平成15年2月に、船岡駅の上り線のホームに建立しております。船岡駅は仙台と福島を結ぶJR東北本線の駅で、仙台から30分ほどのところの駅です。
船岡駅
駅待合室
一番ホーム(電車の前に歌碑がある)
汽車の窓
はるかに北にふるさとの山見え来れば
襟を正すも
啄木
この歌は、スバル(明治43年11月号)に発表、一握の砂に掲載