盛岡の松園寺には多くの歌碑が建っております。松園寺は国道4号盛岡バイパスの北山トンネルから岩泉方向に5km程進むと着きます。途中には岩手県立野球場、盛岡で一番大きな松園団地、山岸のカキツバタ群落があります。
この歌は、東京毎日新聞(明治43年3月10日)に発表、一握の砂「秋風のこころよさに」掲載されている。
この歌は、文章世界(明治43年11月号)に発表、一握の砂「忘れがたき人人(二)」に掲載。
その他、次の歌碑が建っている
神無月岩手の山の初夏の眉にせまりし朝を思ひぬ
いのちなき砂のかなしさよさらさらと握れば指のあひだより落つ
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
病みてあれば心も弱るらむさまざまの泣きたきことが胸にあつまる
人がみな同じ方角に向いて行くそれを横より見てゐる心
己が名をほのかに呼びて涙せし十四の春にかへる術なし
東海の子島の磯の白浜にわれ泣きぬれて蟹とたわむる
不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心
砂山の砂に腹這ひ初恋のいたみを遠くおもひ出づる日
やわらかに柳あおめる北上の岸辺目に見ゆ泣けどごとくに
ゆゑもなく海が見たくて海に来ぬこころ傷みてたへがたき日に
たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず
中津川や月に河鹿の啼く夜なり涼風追ひて夢見る人と
長く長く忘れじ友に会ふごときよろこびをもて水の音聴く
この歌は、東京毎日新聞(明治43年3月10日)に発表、一握の砂「秋風のこころよさに」掲載されている。
山の子の山を思ふがごとくにもかなしき時は君を思へり
この歌は、文章世界(明治43年11月号)に発表、一握の砂「忘れがたき人人(二)」に掲載。
その他、次の歌碑が建っている
神無月岩手の山の初夏の眉にせまりし朝を思ひぬ
いのちなき砂のかなしさよさらさらと握れば指のあひだより落つ
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
病みてあれば心も弱るらむさまざまの泣きたきことが胸にあつまる
人がみな同じ方角に向いて行くそれを横より見てゐる心
己が名をほのかに呼びて涙せし十四の春にかへる術なし
東海の子島の磯の白浜にわれ泣きぬれて蟹とたわむる
不来方のお城の草に寝ころびて空に吸われし十五の心
砂山の砂に腹這ひ初恋のいたみを遠くおもひ出づる日
やわらかに柳あおめる北上の岸辺目に見ゆ泣けどごとくに
ゆゑもなく海が見たくて海に来ぬこころ傷みてたへがたき日に
たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず
中津川や月に河鹿の啼く夜なり涼風追ひて夢見る人と