啄木の母校であり、代用教員として教鞭をとった、渋民尋常小学校の裏の森には、愛宕神社が祀られている。総本社京都の愛宕神社支社として、およそ3百年前に建立された。防火の守護神として村人に信仰され、毎年旧暦の6月と8月の24日に例祭が催される。啄木は、ここを「命の森」と呼び、好んで散策しては詩想を練った。
愛宕神社裏に、昭和62年3月に緑地公園をつくり展望台が設置され、その展望台に啄木自筆を集字拡大した歌が刻まれた。
展望台
展望台上の啄木の歌
ふるさとの山に向ひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな
啄木
この歌は、明治43年啄木歌ノート(8月28日)にあり、一握の砂「煙二」に掲載された。
この森には平成10年10月に建立された、次の啄木歌碑もある。
この歌は、啄木歌ノート「一握の砂以後」(明治43年11月末日より)にある歌で、「悲しき玩具」に掲載されている。
愛宕神社裏に、昭和62年3月に緑地公園をつくり展望台が設置され、その展望台に啄木自筆を集字拡大した歌が刻まれた。
展望台
展望台上の啄木の歌
ふるさとの山に向ひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな
啄木
この歌は、明治43年啄木歌ノート(8月28日)にあり、一握の砂「煙二」に掲載された。
この森には平成10年10月に建立された、次の啄木歌碑もある。
新しき明日の来るを信ずといふ
自分の言葉に
嘘はなけれどー
啄木
自分の言葉に
嘘はなけれどー
啄木
この歌は、啄木歌ノート「一握の砂以後」(明治43年11月末日より)にある歌で、「悲しき玩具」に掲載されている。