たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

渋民「愛宕の森」の啄木歌碑

2011-08-18 | 啄木歌碑
啄木の母校であり、代用教員として教鞭をとった、渋民尋常小学校の裏の森には、愛宕神社が祀られている。総本社京都の愛宕神社支社として、およそ3百年前に建立された。防火の守護神として村人に信仰され、毎年旧暦の6月と8月の24日に例祭が催される。啄木は、ここを「命の森」と呼び、好んで散策しては詩想を練った。






愛宕神社裏に、昭和62年3月に緑地公園をつくり展望台が設置され、その展望台に啄木自筆を集字拡大した歌が刻まれた。


 
展望台



展望台上の啄木の歌



ふるさとの山に向ひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな

啄木



この歌は、明治43年啄木歌ノート(8月28日)にあり、一握の砂「煙二」に掲載された。



この森には平成10年10月に建立された、次の啄木歌碑もある。







新しき明日の来るを信ずといふ
自分の言葉に
嘘はなけれどー

啄木



この歌は、啄木歌ノート「一握の砂以後」(明治43年11月末日より)にある歌で、「悲しき玩具」に掲載されている。

















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