一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

雨の作礼山 ……美しい林を抜けて、ミヤマウズラに逢いに行ってきた……

2014年08月24日 | 作礼山
雨の日曜日。
ここしばらく、諸事情で山へ行けなかったので、
今日は雨でも山へ行くつもりだった。
さて、どこへ行こう……

あっ、もうそろそろミヤマウズラが顔を出す頃だ。
ならば作礼山。
雨の日の作礼山は、
幻想的な雰囲気で、殊の外美しい。
楽しみだ~

美しい林の中を歩いて行く。


当然のことながら、誰にも会わない。


こんな雨の日に、林を歩く人なんて、いるわけがない。


なんて楽しいんだろう。


せっかく来たのだから、山頂も踏んでおこう。


まずは東峰へ。
美しい道だ。


東峰山頂付近には、


オトギリソウや、




ネジバナが咲いていた。


東峰山頂に到着。


今年の6月21日に登ったときに、
東峰山頂付近に咲いていたヤマボウシは、


こんな感じになっていた。




西峰へ向かう。


6月21日のレポにも書いたが、
作礼山のキャンプ場が閉鎖になり、
この場所にあった展望台も、


この場所にあった滑り台も、撤去されている。


もうすぐ西峰。


西峰山頂(作礼山山頂)に到着。




西峰山頂付近には、
キノコがたくさん顔を出していた。




ジュンサイ池に下りてみる。
池の水位がかなり上がっている感じ。


幻想的な雰囲気。




モウセンゴケは雨を受けて元気そうだった。




イトイヌノヒゲも、


ヒメキンミズヒキも、よく見ると、美しい。


みどり池も好い雰囲気。


6月に来たときには、
キャンプ場閉鎖にともなう施設の取り壊し作業が行われていて、
この道にもトラックのタイヤの跡があったが、
いまは工事も終了し、
元の静けさと美しさを取り戻していた。


雨の日の山歩きを存分に楽しむことができて嬉しかった。


で、ミヤマウズラに逢えたかというと……
逢えました~


それも、たくさん。






ミヤマウズラ(深山鶉)は、
ラン科シュスラン属の常緑の多年草。


鳥が翼を広げたように見えたり、


クリオネに見えたり、


可愛い顔や、


面白い顔に見えたり、


とてもユーモラスな形の花。


だから大好き。


ミヤマウズラを見ているときは、至福のひととき。


いつまでも見ていたい感じ。


たくさんのミヤマウズラに逢えて、


今日も「一日の王」になれました~


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