<SINAME>投稿者 ミスター・ホワイト 日時 2010 年 5 月 02 日 02:28:20:
(転載開始)
地検の現場は小沢幹事長の早期起訴でうごめいている
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小沢幹事長の「起訴相当」議決で、改めて浮き彫りとなったのは日本の司法の危うさだ。今回の議決もデタラメならば、今後、始まる再捜査も怪しい。このままでは検察ファッショ国家へ一直線だ。
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検察審査会から小沢幹事長の「起訴相当」の議決を突きつけられた東京地検特捜部。原則3カ月以内に起訴か不起訴かの結論を出さなければならないが、捜査の現場では、7月末のリミットを待たず、早期決着を求める意見が出始めている。
結論前倒しには、6月下旬に予定される検察トップ人事が絡む。現在の樋渡利秋・検事総長(64)の後任には、大林宏・東京高検検事長(62)が最有力視されている。
「大林氏は、捜査経験に乏しく政治的判断を優先しがちな“赤レンガ派”の典型です。現政権の反感を買って次期検察トップのイスを失いたくなかったのか、小沢起訴を狙った現場の意見をことごとく潰してきた。そんな人物がトップに就いたら、審査会に与えられた千載一遇のチャンスをフイにしてしまう。現場レベルでは『樋渡体制のうちに、一気に小沢を起訴に持ち込んでしまえ』と息巻く検事もいるほどです」(検察内部事情通)
冷静沈着な捜査よりも派閥争いみたいだ。
こうなったのは伏線がある。
そもそも、小沢幹事長の不起訴処分にあたっては、現場と検察幹部の意見が割れた。最終的には最高幹部が起訴を主張した現場の意見を退けたが、今も現場には怨念が渦巻く。
「審査会の“お墨付き”を得た以上、新証拠がなくても起訴に持ち込める」という強硬論すらあるらしい。
「強硬派のホンネは『今すぐ小沢を起訴しろ』です。ただ、それでは『本当に捜査を尽くしたのか』との批判を浴びる。そこで6月16日の国会閉会直後あたりに、起訴処分を求める動きが活発化しそうです。『幹事長がグレーの状態で参院選に突入するより、オレたちがクロとハッキリさせた方が民主党もスッキリする』。こんな上から目線の発想もあるようです」(前出の事情通)
検察審査会の結論を錦の御旗に、意趣返し(仕返し)か。これじゃあ、小沢も国民もたまらない。
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検察審査会の敵意むき出し議決文の陰にヤメ検弁護士
小沢事件の不起訴処分の当否を審査した「東京第5検察審査会」(検審)の「起訴相当」議決文にはブッタマげた。
「これこそが善良な市民の感覚」「絶対権力者である被疑者」など感情むき出しの文言ばかり。
法律にド素人の一般市民が審査員とはいえ、あまりに高飛車で敵意と悪意に満ちていたからだ。
検審には本来、審査員の「暴走」に歯止めをかけるサポート役がいる。審査員に法律解釈や事実関係の説明をしたり、議決文の作成を手伝ったりする補助弁護士だ。第5検審で補助に就いたのは、米澤敏雄弁護士(73)だった。
「米澤氏は61年に検事に任官し、5年後に裁判官に転身。岐阜地裁や静岡地裁の所長を務め、東芝ココムの規制違反事件やリクルート裁判も扱ったベテランです。90年の平和相互銀行不正融資事件の判決文では、特別背任罪に問われた元監査役に対し『邪道な行為』とキツイ言葉で断じている。第5検審の議決文にも米澤氏が関わっているのは間違いない」(司法記者)
米澤氏は裁判官を退官後、大東文化大法科大学院教授を経て、昨年4月に都内の「麻生総合法律事務所」に勤務。この事務所が3月に都内で開いた創立40周年祝賀会は、自民党の谷垣禎一総裁や、タレントのみのもんたが来賓で出席している。政財界に顔が利くようだ。
事務所を訪ねると、「(米澤氏は)10日まで連休中」(関係者)
検審の権限が強まった以上、こうした弁護士が国民に説明くらいするべきだろう