[小沢一郎ネタ] やればやるほど小沢一郎の思惑通りに動いていく政局
自民党は分裂状態の混乱に陥り疑心暗鬼の中で焦りまくり収拾がつかなくなっている
自民党のメルトダウンが一気に加速し始めた。与謝野元財務相に続いて、党の顔だった舛添前厚労相がドロ舟から逃げ出すように離党届を提出。きょう（２３日）にも「新党改革」の結党会見を開く。これで野党転落後の自民党離脱者は１３人。まさに「蜘蛛の子を散らすように」の表現がピッタリだ。
当然、自民党内の動揺は隠しようもない。舛添の離党で「不協和音がいなくなった」と胸をなで下ろす議員はわずかで、ほとんどは「参院選はどうなるんだ！」と真っ青になっている。
そりゃそうだ。ロクな顔がいない今の自民党で、舛添だけが「次の総理」アンケート１位の人気者だったのだ。「参院選直前に、谷垣総裁と交代してくれたらありがたい」と願っていた参院選改選組が多かった。大島幹事長は「議員辞職して議席を返せ」なんてエラソーなことを言ったが、強がりもいいところだ。
それにしても、おかしな話である。自民党は７月の参院選に向けて、これまで「政治とカネ」で民主党を執拗に追求してきた。小沢幹事長さえ潰せば、民主党は選挙にならないと考え、大マスコミと結託し、あることないこと非難してきたものだ。ところが、その結果がこれである。追い詰められていたのは小沢幹事長ではなく自民党で、いつの間にやら四分五裂になっていたのである。
実はこの自民党の惨状は、すべて小沢幹事長の思惑通りだ。
政治ジャーナリストの野上忠興氏が言う。
「半世紀以上も政権与党の座にアグラをかいてきた自民党は、野党に転落して何をしたらいいのか分からないのです。だから、民主党を“口撃”するばかりで、組織防衛さえしてこなかった。（中略）。民主党は参院選対策も万全で、小沢幹事長が早くから動き、若手や女性候補を探し出していた。２人区は２人擁立して競わせ、得票をアップさせる作戦です。小沢幹事長はケンカをするなら負けないように準備万端で臨むのがポリシー。自民党は小沢幹事長の剛腕に力負けしたのです」
渡辺喜美がガク然とした小沢選挙の凄さ
野上忠興氏（前出）によると、みんなの党の渡辺喜美代表が小沢幹事長の選挙対策について、こんなエピソードを明かしたという。
＜私が候補者探しのために全国の選挙区を回り、これはと思う人物に接触すると、いつも小沢さんが会った後だった＞
小沢幹事長のことだから一連の捜査で民主党がヤバくなるといけないと考え、着々と必勝態勢を築いてきたのだろう。自民党と大マスコミが結託した執拗な小沢叩きは完全にヤブヘビだったということになる。
このままじゃ自民党が参院選で議席を増やすなんて絶対に無理だ。ました民主党政権を潰すなんて夢のまた夢。それより何より、自民党は我が身を心配した方がいい。目の前の参院選をまともに戦えるかどうかも怪しいのだ。
政治評論家の有馬晴海氏がこう指摘する。
「小沢幹事長は陳情の窓口を一本化するなどして、自民党の支持団体や組織を引っぱがしてきた。各種団体も議員が次々と去っていく政党を応援しても意味がないから、どんどん民主党に流れていく、数にして１０００万票です。こうなると、ますます自民党は勝てない。自ら１、２億円積んで負ける戦いをしたい議員なんていないから、さらに流出は続くでしょう。自民党の議員だけではない。参院選で擁立する新人候補も出馬辞退するケースが出てくる可能性があります。今は新党のことを第３極なんて言っているが、ヘタしたら自民党も新党とだんごになって、“第２極”を争うことになりかねませんよ」
分裂状態の大混乱で疑心暗鬼に陥っている自民党内では、「与謝野氏も舛添氏も党に絶望して第３極に行ったフリをして、参院選後に民主党にすり寄ろうとしているのでは」なんて声が出ている。
疑心暗鬼が広がる中でひとり、またひとりとぽろぽろ離脱者が増えていく構図だ。小沢幹事長はそこまで自民党心理を読んでいたのである。
自民党溶解で民主党圧勝も見えてきた
大マスコミからの袋叩きの民主党と崩壊寸前の自民党。そして雨後の毒キノコのようにポコポコ出てきたミニ新党…。実際のところ、参院選の結果はどうなるのか。
政治評論家の浅川博忠氏の見立てはこうだ。
「４つの新党のうち、首長らが結成した『日本創新党』を除く３党は、自民党の分派みたいものです。結局は保守の浮動票が流れて、自民党が票を食われるかたちになる。また、新党の中で人気の高い『みんなの党』と舛添氏が合流しなかったことで、新党の間でも票が分散することになる。結果的に、民主党を利することになるでしょう。そもそも舛添新党と言っても、改革クラブからの“衣替え”で、７月に入る助成金が目当てなのはミエミエ。荒井広幸氏ら改革クラブ組も、舛添氏の人気を当て込んでいる。互助組合みたいなものなのです。新党は３人区以上でないと勝ち目がないから、比例から候補者を立ててくる。民主党は人気が落ちているといっても、政党支持率２０％以上。みんなの党以外は、それぞれ１～２人しか当選できないのではないか」
民主党嫌いの読売新聞も、「新党乱立、民主に『有利』の声」とやっていた。
前出の有馬晴海氏もこう言う。
「民主党にはさらに公明票も加わってくる可能性が高い。表向きは決まっていないが、すでに公明党が候補者を擁立しない選挙区では、民主党に協力することで話がついているともいわれている。新党の乱立で『死に票』が増えるから、民主党はますます優位に立つことになります」
大マスコミや週刊誌は「民主党敗北」を煽っているが、この先、子ども手当や農家への戸別所得補償も効いてくる。新党がいくら出てきても、逆立ちしても、参院選で民主党が負けることはないのだ。
大逆風の中で、候補者を大量に出馬させる強気戦術に出た小沢幹事長のギャンブルは、「大当たり」となって不思議じゃない情勢なのだ。
（日刊ゲンダイ 2010/04/23 掲載）
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◇ ◇ ◇ ◇ ◇
略称「ますぞえ新党」～公選法アウトで露呈した軽薄ぶり
公職選挙法を知らないで、よくぞ新党を立ち上げたものだ。
きのう（２３日）発足した「新党改革」の議員が、設立会見後、参院選比例代表で使用する党の略称を「ますぞえ新党」にしようと思っていると漏らした。
「あ～、やっぱり、政策や理念など関係なく、人気頼みか」と呆れていたところ、驚愕の事実が発覚した。
総務省の選挙部に確認したところ、公職選挙法には、「政党の名称及び略称は、その党の代表者の氏名が表示されたり、類推されたりしてはならない」という条文（第８６条）があるというのだ。この条文に照らしてみれば、「ますぞえ新党」が略称として使えないのは明らか。同党もそれを知り、夜になって慌てて使用断念を決めた。
こういうのを“浅知恵”というのだ。初っぱなからどうしようもない新党だということがハッキリした。
（日刊ゲンダイ 2010/04/24 掲載）
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◆「徳之島移設案断念を」連合鹿児島、小沢幹事長に直談判
（⇒2010/04/22 南日本新聞）http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=23515
★小沢主義考（オリーブより）
リーダーに求められる資質の第四は「自分の言行に責任を持つ」ことだと言う。リーダーに権力が与えられているのは、偉いからでも、実力があるからでもない。最終責任を引き受ける覚悟を示し、決断が間違っていれば潔く立ち去るという姿勢を示すことで、初めて人々はその人物に権力を預けようと考える、と小沢氏は言う。そしてリーダーを目指す人は、このことを決して忘れてはならないと言う。
リーダーを選んだ方も、そのリーダーに任せる覚悟が必要だと言う。小沢氏は、今日あることを知っていたかのように、次のように書いている。「リーダーとして一度担ぎ上げておきながら、まだ改革も進まないうちに、あれやこれやと理由をつけて足を引っ張るのは日本人、ことに日本のマスコミの悪癖だし、それは自分自身の手で未来の可能性を摘み取ってしまうことに等しい。」当に今のマスコミ報道のことである。
（⇒記事全文） http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=88813
小沢さんは、夏の参院選に向け、その政治生命を賭して、全身全霊で取り組んでいます。鳩山首相は、沖縄県民に約束したことをなんとか守ろう、沖縄県民の気持ちの立場に立って、この普天間問題の解決をはかろうと懸命に努力しています。こんな懸命に働く政権は、近年には無かったと思う。
※「もし民主が負けるようなことがあれば、もう日本は終わり…」（アラ還爺様のコメントより）
国民のためにここはなんとか頑張ってほしい。応援しています！
〔転載終了〕
拍手はせず、拍手一覧を見る
コメント
01. 2010年4月26日 11:16:08: xS94RQnDWg
どうもテレビの作戦のうようなきがする。郵政選挙の時も自民党離党者が出て
民主党有利と報道されていたが結果的には自民党が勝利してしまった。
今回は民主党候補者は風に頼らず、どぶ板選挙を嫌がらずに行ない勝利を勝ち取っ
てほしい。
02. 2010年4月26日 12:51:15: VoHQXX9kmw
新報道2001の世論調査では自民党が民主党の支持率を上回ったそうです。
まぁ、7月の選挙がどうなるのか楽しみですね。
大マスゴミが勝つか、民主党が勝つのか。。
03. 2010年4月26日 13:37:17: NqRRfwOa4o
自民の支持が上って有りえんでしょ（笑）。
本当なら自民に何を期待するわけ？
04. 2010年4月26日 14:04:25: GGog8NYSXI
小沢一郎云う所の「世論調査が当たった事ないでしょ」を証明できる様に、夏の参院選挙で頑張りましょう！
05. 2010年4月26日 14:33:42: 3w3vKRJ5aQ
今の自民党に期待する人ってどんな人？つい８ヵ月前、その自民党が駄目だから民主政権が誕生したのではなかったのですか、まさか、小泉進次郎に期待？あの、インタビューの度に中身の無さを曝け出す小泉jrに？まあ、産経グループのフジテレビなら、そう考えたとしても不思議では無いけど。自民と民主の支持が逆転なんて、私には理解不能です。
06. 2010年4月26日 15:52:01: RumzxWsQt2
今回の選挙はどぶ板選挙の戦いです。風がみんなの党に吹いて民主が負けても仕方がありません。今の日本の民度と考えるべきです。この民度が上がらないことには結局のところ改革は出来ません。風でフラフラするような政権を何回作ったところでダメでしょう。選挙を重ねるたびに民度が上がるし、政治家も強くなりいずれ立派な政権が出来ることでしょう。５０年の膿は感嘆には出せません。
07. 2010年4月26日 17:08:05: 1TPmZ6SuTU
今、われわれが考えることは参議院選挙に民主党を勝たせ、日本の未来を確かな未来を描き出すことではないでしょうか。そのことの意味と力と行動力において、小澤一郎氏を超える政治家は現在いない。それに賭けてみるしかないでしょう。
08. 2010年4月26日 19:41:53: N6Ky6uducY
報道2001は首都圏だけの調査ではないですか？
東京は石原氏を連続都知事にしている変な地域ですから、変な結果が出るのですよ。
東京では民主党は全滅して、自民党や諸々新政党が議席を取るかもしれないですね。
大体、報道2001なんて、産経フジがやっている番組でしょう。
09. 2010年4月26日 21:40:40: H41uOHcBmk
>小沢叩きは完全にヤブヘビだったということになる。
いやいや、まさに真の政治家から売国奴みたいな奴まで混在する、民主党というヤブを小突いたら、ヘビどころか、ヤブツルッ（鈴木宗男さんごめんなさ～～い）、ヤブガメ（亀井静香氏）が飛び出した。
ツルカメ出揃ったところで、小沢氏をはじめとする国民生活を大切にする勢力は、かなり助けられたのではないだろうか？
やはり昔から言われているように、鶴亀は吉兆であったようだ。
10. 2010年4月26日 21:47:29: H41uOHcBmk
>>09 補足
残念ながらヘビは飛び出さずに、民主党のヤブの中を徘徊している。
11. 2010年4月26日 22:55:46: 8DQLLylfoY
民主党には劣勢からスタートするつもりで頑張ってもらいましょう。
もはや敵は自民党本体でなく、全マスコミが応援する「みんなの党」です。
彼らの化けの皮を剥ぎその実態を暴露しなければなりません。
渡辺喜美・与謝野をオリエント貿易の迂回献金で告発すべきです。
共に担当大臣であり職務権限を持っていたのですから。
秘書が詐欺で逮捕された山内議員。
政治資金で不動産を購入していた江田議員。
都議時代に酒を呑んで首都高で事故を起こし、不倫までばれた柿沢議員。
民主を裏切った浅尾議員。
ろくでもない連中の集まりです。
12. 2010年4月26日 23:38:22: A75hQaVJxA
自民を応援して欲しいのなら民主の悪口は止めて自民の良い所を宣伝しないとダメでしょ。
いくら良い所が無いからと言って、自民はダメだが民主はもっとダメ、みたいな誹謗中傷で
支持を得られるとでも？アシュアラの書き込みも自民？の皆さんのコメは正直読むに耐えない
不快なものばかり。民主の集会にやって来て、お前らはみんなバーカ！、とわめきちらして
支持が得られるとでも。挙げ句に選挙民をバカなB層だと愚弄する有様。
罵詈雑言ばかりで相手を不快にして一体何の得があるんでしょうねえ。自民とその支持者？
の言動はサッパリ理解出来ません。それともコレが選挙運動なのかな？
13. 2010年4月27日 02:26:52: dFQfn0xMh2
＜私が候補者探しのために全国の選挙区を回り、これはと思う人物に接触すると、いつも小沢さんが会った後だった＞
これに付け加えて、選挙のやり方まで伝授する。単なる人材さがしだけでは
選挙に勝てない。
14. 2010年4月27日 03:18:51: dFQfn0xMh2
田舎の選挙だと、立候補者の情報が直ぐに町中に広がる。
うちの選挙区だと、ある女性候補者の身内の情報があっという間に広がった。
その候補者は、土着の人ではなく、男好きで浮気癖が酷いという話だった（笑）
こんな些細な家庭内のいざこざまで論争のねたになる。
15. 2010年4月27日 08:30:27: d8LV1RxE1M
鳩山さんへ。沖縄の人々の意思を尊重してあげて下さい。拙歌一首。を戦火にて焦土化する中で散華した、幾十万人の人々の御霊に捧げます。「民族の悲しみこめて「米軍の基地よ去れ」との声が響かふ」。日本の和歌「海ゆかば」及び。フオーレの「鎮魂ミサ曲」とともに。 小澤さんへ。「小澤主義」集英社文庫５００円読みましたが小澤さんの本質は、小澤さんと同郷で人々の暮らしに心を砕いた詩人宮沢賢治のように、無私、無欲の人であり、「国民の生活第一」は付け刃ではなく、心からの政治信念である事が良く分りました。「雨ニモマケズ」「風ニモマケズ］日本民族自立のために努力して欲しい。アメリカの意図に忠実な日本のマスメデイアなど、党内外の敵から十字砲火を浴びて居ますが、数千万人の日本の土着の庶民が支持しています。自愛しつつ、不屈の志と戦略、戦術、と読みで「小澤主義」を実現して下さい。
16. 2010年4月27日 09:50:39: Y5oJIgm5fA
小沢信者による希望と願望だけが書きなぐられていますね。ひいきの引き倒しは客観情勢を冷静に受け止めることをせず有利なような情報をひたすらかき集めて目をくらませてしまいます。竹やりでＢ２９や原爆にたちむかおうとした旧軍と相似形です
17. 2010年4月27日 13:43:35: G3L4JVzqQM
マスゴミの世論調査が当たった事はないというが、２００９年の解散総選挙ではしっかりの反映していた件は忘れられているのかね。
２００１年の事が引き合いに出されて去年のことが引き合いに出されないとはおかしな話だ。
18. 2010年4月27日 13:43:46: nNPddbW4SY
参議院選挙が楽しみだ。日本人の人類としての質が問われる。
墨で書かれた嘘は、血で書かれた真実を覆い隠すことはできない。
全ての人を一定期間だますことは出来る。しかし、全ての人を永遠にだまし続けることはできなす。
マスコミがいくら嘘を書こうが、その嘘は嘘であるが故に徐々にばれてくる。
産みの苦しみの時期・正義は勝つ。
19. 2010年4月27日 16:03:29: Yfxy7ql7SE
検察審査会 起訴相当
これも小沢先生の選挙対策か 素晴らしい
先生の思惑は計り知れない
これからどのように参議院選挙に臨むのか
もしかして塀のあちら側から
20. 2010年4月27日 17:37:43: MLoOnXmvKs
08さん
東京人として、全くもって恥ずかしいです。
新橋でインタビュー受けているＢ層の老若男女・・・
これが現実ですね。
でも私は違いますよ！！
何が何でも真の民主主義を根付かせましょう♪
19さん
万が一起訴したところで、どうやって公判維持するのでしょうか？
無罪になるのが、目に見えてる。これ以上得体の知れない団体による税金の無駄遣いを阻止しないといけない。あなたのナショナリティーはどこですか？
日本から米兵たちと一緒に出て行ってください。
検察審査会もＢ層をあつめたのでしょうかね？
21. 2010年4月27日 18:00:16: xhpO79MXl6
鳩山政権は、余力を残していると思う。総理の言葉からそれが伺える。
敵の出方を見ながら、慎重に一歩づつ進んでいると思う。
そのように慎重なのだから、敵の手は全て読んでいるだろう。
22. 2010年4月27日 18:10:32: xhpO79MXl6
二人区に二人擁立して競わせることで、民主党内の抵抗勢力に
プレッシャーを与え、反鳩山政権で動くのが難しくなる。
不利な状況で自力で当選してから、幹事長に意見をしてみろ。
という挑戦意欲もかきたてさせられるだろう。
小沢幹事長の選挙戦略は、国民にとって良い選択だと思う。
自民党は分裂状態の混乱に陥り疑心暗鬼の中で焦りまくり収拾がつかなくなっている
自民党のメルトダウンが一気に加速し始めた。与謝野元財務相に続いて、党の顔だった舛添前厚労相がドロ舟から逃げ出すように離党届を提出。きょう（２３日）にも「新党改革」の結党会見を開く。これで野党転落後の自民党離脱者は１３人。まさに「蜘蛛の子を散らすように」の表現がピッタリだ。
当然、自民党内の動揺は隠しようもない。舛添の離党で「不協和音がいなくなった」と胸をなで下ろす議員はわずかで、ほとんどは「参院選はどうなるんだ！」と真っ青になっている。
そりゃそうだ。ロクな顔がいない今の自民党で、舛添だけが「次の総理」アンケート１位の人気者だったのだ。「参院選直前に、谷垣総裁と交代してくれたらありがたい」と願っていた参院選改選組が多かった。大島幹事長は「議員辞職して議席を返せ」なんてエラソーなことを言ったが、強がりもいいところだ。
それにしても、おかしな話である。自民党は７月の参院選に向けて、これまで「政治とカネ」で民主党を執拗に追求してきた。小沢幹事長さえ潰せば、民主党は選挙にならないと考え、大マスコミと結託し、あることないこと非難してきたものだ。ところが、その結果がこれである。追い詰められていたのは小沢幹事長ではなく自民党で、いつの間にやら四分五裂になっていたのである。
実はこの自民党の惨状は、すべて小沢幹事長の思惑通りだ。
政治ジャーナリストの野上忠興氏が言う。
「半世紀以上も政権与党の座にアグラをかいてきた自民党は、野党に転落して何をしたらいいのか分からないのです。だから、民主党を“口撃”するばかりで、組織防衛さえしてこなかった。（中略）。民主党は参院選対策も万全で、小沢幹事長が早くから動き、若手や女性候補を探し出していた。２人区は２人擁立して競わせ、得票をアップさせる作戦です。小沢幹事長はケンカをするなら負けないように準備万端で臨むのがポリシー。自民党は小沢幹事長の剛腕に力負けしたのです」
渡辺喜美がガク然とした小沢選挙の凄さ
野上忠興氏（前出）によると、みんなの党の渡辺喜美代表が小沢幹事長の選挙対策について、こんなエピソードを明かしたという。
＜私が候補者探しのために全国の選挙区を回り、これはと思う人物に接触すると、いつも小沢さんが会った後だった＞
小沢幹事長のことだから一連の捜査で民主党がヤバくなるといけないと考え、着々と必勝態勢を築いてきたのだろう。自民党と大マスコミが結託した執拗な小沢叩きは完全にヤブヘビだったということになる。
このままじゃ自民党が参院選で議席を増やすなんて絶対に無理だ。ました民主党政権を潰すなんて夢のまた夢。それより何より、自民党は我が身を心配した方がいい。目の前の参院選をまともに戦えるかどうかも怪しいのだ。
政治評論家の有馬晴海氏がこう指摘する。
「小沢幹事長は陳情の窓口を一本化するなどして、自民党の支持団体や組織を引っぱがしてきた。各種団体も議員が次々と去っていく政党を応援しても意味がないから、どんどん民主党に流れていく、数にして１０００万票です。こうなると、ますます自民党は勝てない。自ら１、２億円積んで負ける戦いをしたい議員なんていないから、さらに流出は続くでしょう。自民党の議員だけではない。参院選で擁立する新人候補も出馬辞退するケースが出てくる可能性があります。今は新党のことを第３極なんて言っているが、ヘタしたら自民党も新党とだんごになって、“第２極”を争うことになりかねませんよ」
分裂状態の大混乱で疑心暗鬼に陥っている自民党内では、「与謝野氏も舛添氏も党に絶望して第３極に行ったフリをして、参院選後に民主党にすり寄ろうとしているのでは」なんて声が出ている。
疑心暗鬼が広がる中でひとり、またひとりとぽろぽろ離脱者が増えていく構図だ。小沢幹事長はそこまで自民党心理を読んでいたのである。
自民党溶解で民主党圧勝も見えてきた
大マスコミからの袋叩きの民主党と崩壊寸前の自民党。そして雨後の毒キノコのようにポコポコ出てきたミニ新党…。実際のところ、参院選の結果はどうなるのか。
政治評論家の浅川博忠氏の見立てはこうだ。
「４つの新党のうち、首長らが結成した『日本創新党』を除く３党は、自民党の分派みたいものです。結局は保守の浮動票が流れて、自民党が票を食われるかたちになる。また、新党の中で人気の高い『みんなの党』と舛添氏が合流しなかったことで、新党の間でも票が分散することになる。結果的に、民主党を利することになるでしょう。そもそも舛添新党と言っても、改革クラブからの“衣替え”で、７月に入る助成金が目当てなのはミエミエ。荒井広幸氏ら改革クラブ組も、舛添氏の人気を当て込んでいる。互助組合みたいなものなのです。新党は３人区以上でないと勝ち目がないから、比例から候補者を立ててくる。民主党は人気が落ちているといっても、政党支持率２０％以上。みんなの党以外は、それぞれ１～２人しか当選できないのではないか」
民主党嫌いの読売新聞も、「新党乱立、民主に『有利』の声」とやっていた。
前出の有馬晴海氏もこう言う。
「民主党にはさらに公明票も加わってくる可能性が高い。表向きは決まっていないが、すでに公明党が候補者を擁立しない選挙区では、民主党に協力することで話がついているともいわれている。新党の乱立で『死に票』が増えるから、民主党はますます優位に立つことになります」
大マスコミや週刊誌は「民主党敗北」を煽っているが、この先、子ども手当や農家への戸別所得補償も効いてくる。新党がいくら出てきても、逆立ちしても、参院選で民主党が負けることはないのだ。
大逆風の中で、候補者を大量に出馬させる強気戦術に出た小沢幹事長のギャンブルは、「大当たり」となって不思議じゃない情勢なのだ。
（日刊ゲンダイ 2010/04/23 掲載）
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◇ ◇ ◇ ◇ ◇
略称「ますぞえ新党」～公選法アウトで露呈した軽薄ぶり
公職選挙法を知らないで、よくぞ新党を立ち上げたものだ。
きのう（２３日）発足した「新党改革」の議員が、設立会見後、参院選比例代表で使用する党の略称を「ますぞえ新党」にしようと思っていると漏らした。
「あ～、やっぱり、政策や理念など関係なく、人気頼みか」と呆れていたところ、驚愕の事実が発覚した。
総務省の選挙部に確認したところ、公職選挙法には、「政党の名称及び略称は、その党の代表者の氏名が表示されたり、類推されたりしてはならない」という条文（第８６条）があるというのだ。この条文に照らしてみれば、「ますぞえ新党」が略称として使えないのは明らか。同党もそれを知り、夜になって慌てて使用断念を決めた。
こういうのを“浅知恵”というのだ。初っぱなからどうしようもない新党だということがハッキリした。
（日刊ゲンダイ 2010/04/24 掲載）
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◆「徳之島移設案断念を」連合鹿児島、小沢幹事長に直談判
（⇒2010/04/22 南日本新聞）http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=23515
★小沢主義考（オリーブより）
リーダーに求められる資質の第四は「自分の言行に責任を持つ」ことだと言う。リーダーに権力が与えられているのは、偉いからでも、実力があるからでもない。最終責任を引き受ける覚悟を示し、決断が間違っていれば潔く立ち去るという姿勢を示すことで、初めて人々はその人物に権力を預けようと考える、と小沢氏は言う。そしてリーダーを目指す人は、このことを決して忘れてはならないと言う。
リーダーを選んだ方も、そのリーダーに任せる覚悟が必要だと言う。小沢氏は、今日あることを知っていたかのように、次のように書いている。「リーダーとして一度担ぎ上げておきながら、まだ改革も進まないうちに、あれやこれやと理由をつけて足を引っ張るのは日本人、ことに日本のマスコミの悪癖だし、それは自分自身の手で未来の可能性を摘み取ってしまうことに等しい。」当に今のマスコミ報道のことである。
（⇒記事全文） http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=88813
小沢さんは、夏の参院選に向け、その政治生命を賭して、全身全霊で取り組んでいます。鳩山首相は、沖縄県民に約束したことをなんとか守ろう、沖縄県民の気持ちの立場に立って、この普天間問題の解決をはかろうと懸命に努力しています。こんな懸命に働く政権は、近年には無かったと思う。
※「もし民主が負けるようなことがあれば、もう日本は終わり…」（アラ還爺様のコメントより）
国民のためにここはなんとか頑張ってほしい。応援しています！
〔転載終了〕
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01. 2010年4月26日 11:16:08: xS94RQnDWg
どうもテレビの作戦のうようなきがする。郵政選挙の時も自民党離党者が出て
民主党有利と報道されていたが結果的には自民党が勝利してしまった。
今回は民主党候補者は風に頼らず、どぶ板選挙を嫌がらずに行ない勝利を勝ち取っ
てほしい。
02. 2010年4月26日 12:51:15: VoHQXX9kmw
新報道2001の世論調査では自民党が民主党の支持率を上回ったそうです。
まぁ、7月の選挙がどうなるのか楽しみですね。
大マスゴミが勝つか、民主党が勝つのか。。
03. 2010年4月26日 13:37:17: NqRRfwOa4o
自民の支持が上って有りえんでしょ（笑）。
本当なら自民に何を期待するわけ？
04. 2010年4月26日 14:04:25: GGog8NYSXI
小沢一郎云う所の「世論調査が当たった事ないでしょ」を証明できる様に、夏の参院選挙で頑張りましょう！
05. 2010年4月26日 14:33:42: 3w3vKRJ5aQ
今の自民党に期待する人ってどんな人？つい８ヵ月前、その自民党が駄目だから民主政権が誕生したのではなかったのですか、まさか、小泉進次郎に期待？あの、インタビューの度に中身の無さを曝け出す小泉jrに？まあ、産経グループのフジテレビなら、そう考えたとしても不思議では無いけど。自民と民主の支持が逆転なんて、私には理解不能です。
06. 2010年4月26日 15:52:01: RumzxWsQt2
今回の選挙はどぶ板選挙の戦いです。風がみんなの党に吹いて民主が負けても仕方がありません。今の日本の民度と考えるべきです。この民度が上がらないことには結局のところ改革は出来ません。風でフラフラするような政権を何回作ったところでダメでしょう。選挙を重ねるたびに民度が上がるし、政治家も強くなりいずれ立派な政権が出来ることでしょう。５０年の膿は感嘆には出せません。
07. 2010年4月26日 17:08:05: 1TPmZ6SuTU
今、われわれが考えることは参議院選挙に民主党を勝たせ、日本の未来を確かな未来を描き出すことではないでしょうか。そのことの意味と力と行動力において、小澤一郎氏を超える政治家は現在いない。それに賭けてみるしかないでしょう。
08. 2010年4月26日 19:41:53: N6Ky6uducY
報道2001は首都圏だけの調査ではないですか？
東京は石原氏を連続都知事にしている変な地域ですから、変な結果が出るのですよ。
東京では民主党は全滅して、自民党や諸々新政党が議席を取るかもしれないですね。
大体、報道2001なんて、産経フジがやっている番組でしょう。
09. 2010年4月26日 21:40:40: H41uOHcBmk
>小沢叩きは完全にヤブヘビだったということになる。
いやいや、まさに真の政治家から売国奴みたいな奴まで混在する、民主党というヤブを小突いたら、ヘビどころか、ヤブツルッ（鈴木宗男さんごめんなさ～～い）、ヤブガメ（亀井静香氏）が飛び出した。
ツルカメ出揃ったところで、小沢氏をはじめとする国民生活を大切にする勢力は、かなり助けられたのではないだろうか？
やはり昔から言われているように、鶴亀は吉兆であったようだ。
10. 2010年4月26日 21:47:29: H41uOHcBmk
>>09 補足
残念ながらヘビは飛び出さずに、民主党のヤブの中を徘徊している。
11. 2010年4月26日 22:55:46: 8DQLLylfoY
民主党には劣勢からスタートするつもりで頑張ってもらいましょう。
もはや敵は自民党本体でなく、全マスコミが応援する「みんなの党」です。
彼らの化けの皮を剥ぎその実態を暴露しなければなりません。
渡辺喜美・与謝野をオリエント貿易の迂回献金で告発すべきです。
共に担当大臣であり職務権限を持っていたのですから。
秘書が詐欺で逮捕された山内議員。
政治資金で不動産を購入していた江田議員。
都議時代に酒を呑んで首都高で事故を起こし、不倫までばれた柿沢議員。
民主を裏切った浅尾議員。
ろくでもない連中の集まりです。
12. 2010年4月26日 23:38:22: A75hQaVJxA
自民を応援して欲しいのなら民主の悪口は止めて自民の良い所を宣伝しないとダメでしょ。
いくら良い所が無いからと言って、自民はダメだが民主はもっとダメ、みたいな誹謗中傷で
支持を得られるとでも？アシュアラの書き込みも自民？の皆さんのコメは正直読むに耐えない
不快なものばかり。民主の集会にやって来て、お前らはみんなバーカ！、とわめきちらして
支持が得られるとでも。挙げ句に選挙民をバカなB層だと愚弄する有様。
罵詈雑言ばかりで相手を不快にして一体何の得があるんでしょうねえ。自民とその支持者？
の言動はサッパリ理解出来ません。それともコレが選挙運動なのかな？
13. 2010年4月27日 02:26:52: dFQfn0xMh2
＜私が候補者探しのために全国の選挙区を回り、これはと思う人物に接触すると、いつも小沢さんが会った後だった＞
これに付け加えて、選挙のやり方まで伝授する。単なる人材さがしだけでは
選挙に勝てない。
14. 2010年4月27日 03:18:51: dFQfn0xMh2
田舎の選挙だと、立候補者の情報が直ぐに町中に広がる。
うちの選挙区だと、ある女性候補者の身内の情報があっという間に広がった。
その候補者は、土着の人ではなく、男好きで浮気癖が酷いという話だった（笑）
こんな些細な家庭内のいざこざまで論争のねたになる。
15. 2010年4月27日 08:30:27: d8LV1RxE1M
鳩山さんへ。沖縄の人々の意思を尊重してあげて下さい。拙歌一首。を戦火にて焦土化する中で散華した、幾十万人の人々の御霊に捧げます。「民族の悲しみこめて「米軍の基地よ去れ」との声が響かふ」。日本の和歌「海ゆかば」及び。フオーレの「鎮魂ミサ曲」とともに。 小澤さんへ。「小澤主義」集英社文庫５００円読みましたが小澤さんの本質は、小澤さんと同郷で人々の暮らしに心を砕いた詩人宮沢賢治のように、無私、無欲の人であり、「国民の生活第一」は付け刃ではなく、心からの政治信念である事が良く分りました。「雨ニモマケズ」「風ニモマケズ］日本民族自立のために努力して欲しい。アメリカの意図に忠実な日本のマスメデイアなど、党内外の敵から十字砲火を浴びて居ますが、数千万人の日本の土着の庶民が支持しています。自愛しつつ、不屈の志と戦略、戦術、と読みで「小澤主義」を実現して下さい。
16. 2010年4月27日 09:50:39: Y5oJIgm5fA
小沢信者による希望と願望だけが書きなぐられていますね。ひいきの引き倒しは客観情勢を冷静に受け止めることをせず有利なような情報をひたすらかき集めて目をくらませてしまいます。竹やりでＢ２９や原爆にたちむかおうとした旧軍と相似形です
17. 2010年4月27日 13:43:35: G3L4JVzqQM
マスゴミの世論調査が当たった事はないというが、２００９年の解散総選挙ではしっかりの反映していた件は忘れられているのかね。
２００１年の事が引き合いに出されて去年のことが引き合いに出されないとはおかしな話だ。
18. 2010年4月27日 13:43:46: nNPddbW4SY
参議院選挙が楽しみだ。日本人の人類としての質が問われる。
墨で書かれた嘘は、血で書かれた真実を覆い隠すことはできない。
全ての人を一定期間だますことは出来る。しかし、全ての人を永遠にだまし続けることはできなす。
マスコミがいくら嘘を書こうが、その嘘は嘘であるが故に徐々にばれてくる。
産みの苦しみの時期・正義は勝つ。
19. 2010年4月27日 16:03:29: Yfxy7ql7SE
検察審査会 起訴相当
これも小沢先生の選挙対策か 素晴らしい
先生の思惑は計り知れない
これからどのように参議院選挙に臨むのか
もしかして塀のあちら側から
20. 2010年4月27日 17:37:43: MLoOnXmvKs
08さん
東京人として、全くもって恥ずかしいです。
新橋でインタビュー受けているＢ層の老若男女・・・
これが現実ですね。
でも私は違いますよ！！
何が何でも真の民主主義を根付かせましょう♪
19さん
万が一起訴したところで、どうやって公判維持するのでしょうか？
無罪になるのが、目に見えてる。これ以上得体の知れない団体による税金の無駄遣いを阻止しないといけない。あなたのナショナリティーはどこですか？
日本から米兵たちと一緒に出て行ってください。
検察審査会もＢ層をあつめたのでしょうかね？
21. 2010年4月27日 18:00:16: xhpO79MXl6
鳩山政権は、余力を残していると思う。総理の言葉からそれが伺える。
敵の出方を見ながら、慎重に一歩づつ進んでいると思う。
そのように慎重なのだから、敵の手は全て読んでいるだろう。
22. 2010年4月27日 18:10:32: xhpO79MXl6
二人区に二人擁立して競わせることで、民主党内の抵抗勢力に
プレッシャーを与え、反鳩山政権で動くのが難しくなる。
不利な状況で自力で当選してから、幹事長に意見をしてみろ。
という挑戦意欲もかきたてさせられるだろう。
小沢幹事長の選挙戦略は、国民にとって良い選択だと思う。
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