喫煙者のたばこ休憩に納得がいかない非喫煙者
喫煙者のたばこ休憩に納得がいかない非喫煙者 |
“あれれ、あの人また休憩に行くの?おやおや、さっきは先輩と一緒で今度は後輩と?いいなあ、たばこを吸う人たちは堂々と休めて…”
喫煙者の同僚がたばこ休憩を一日に何度も取っているのを、内心うらやましく感じている非喫煙者は少なくないのではないでしょうか。たばこを吸わない人の場合、用もなく休憩室などでくつろぐという習慣があまりない人も多く、かといってお昼の休憩以外に外出したり自席で仮眠したりするのはさすがに気が引けることもあるもの。そもそもオフィスでの
たばこ休憩は休憩時間に含まれないもの?たばこ休憩をめぐっては、
教えて!gooにもさまざまな意見が寄せられていました。
「
ふつうの休憩時間以外のタバコ休憩は労働時間から除外すべき?」
「60分休憩以外にたばこなどで休憩を取る場合、60分以上の休憩をしていることになるのか」と問う質問者。他の会社ではどのように処理しているかをたずねたところ、多くの回答者から「喫煙している時間を休憩時間として扱うことはない」といった意見が聞かれました。その理由としては
「自席で喫煙できるオフィスが減り、席で吸うことができないから(仕方がない)」
「たばこに限らず、トイレや買い物休憩も含めいちいち管理することができないから」
「休憩時間を早目に切り上げ、その分をたばこ休憩に当てているケースもあるなど、人によって行動時間が異なるから」
などが挙げられています。たばこ以外にも、同僚とのプライベートな会話や私用電話など厳密には休憩として管理できないことも多く、それぞれの良識に任せているといったケースが多いようです。中には
「時間内に自分のディスクで、パソコンなどでゲームやメッセンジャーなどで遊んでいる人よりは、ましではないか」
という声も。IT化が進み、また分煙が一般化した今、オフィスではたばこ休憩ばかりが問題視されているわけではなさそうです。
■「納得いかない!」非喫煙者からの厳しい声も
一方、こちらの質問には非喫煙者からのキビシイ声が多数寄せられていました。
「
たばこ休憩を取る正社員。同じ仕事をしているのにどう思いますか?」
同僚の正社員がたばこ休憩を日に6回(1回10分位)取っているにも関わらず、帰る時間は自分と同じである上、自分よりも給料が高いことに納得がいかないという派遣社員の質問者。これに対し、「たばこ休憩5分と雑談5分を比較すると、後者の方がサボっているように見られがち」と感じているある回答者は
「喫煙室はある意味サボっている人のシェルターになっている」
ことを指摘。さらに他の回答者からは
「仕事時間中にタバコ吸いに行く行為に問題がある」
といった厳しい声も。「仕事時間中は絶対タバコを吸わない」と決めている愛煙家の回答者は、あまりに気になるようであれば上司に相談することをアドバイスしています。
こうした事態を重く見て、両者の不公平感をなくすべく問題提起を行った企業もあるようです。外資系の企業に勤めているというある回答者によると、「会社の金で喫煙者のためだけの施設(
喫煙室)を作っていいのか」という声も上がり、その解決策として非喫煙者専用の休憩室が作られたとのこと。「非喫煙者も、喫煙者と同等に休憩でき、通い過ぎればサボっていると非難される」ようになり、両者の不公平感が緩和されたのだとか。オフィスでのたばこ休憩に日々不満を抱えている非喫煙者の皆さん、この解決方法を参考に一度上司に相談してみるのもいいかもしれませんね。(熊)