快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  日本を保護貿易主義国と言わせない大義名分 その1 地球温暖化防止

2021-10-17 10:55:07 | 地球温暖化
 前回記事で離して書き残っている最後の部分「原油、天然ガス、石炭のどれも価」と言うは下書きの消し忘れですので削除してお読みください。
 今回は前回記事の続きになります。
 かつて日本は農畜産物の保護関税をかけたりしていた事が保護貿易主義と世界から批判され、これで保護関税はかなり減ったのですが、この頃と言うと1980年代とかの日本の工業製品輸出力が今より遥かに強く貿易黒字が多かった事も関係しています。
 現在はと言うと生産拠点の多くが海外に移転してしまい、製造業はかなり空洞化して外貨獲得力が減っている上、更に昨今の新型コロナウィルス感染症拡大で外貨獲得の頼みの綱だったインバウンド観光客による需要が激減してしまったわけですから、当時に比べて保護貿易主義とはあまり言われにくいのかも知れません。
 しかしそうは言っても油断はできないわけで、ではどうすれば保護貿易主義と言われずに国内における雇用や産業を守るか、と言うのが課題になって来ると思います。
 そこで前回の記事の中でも書きましたが、やはり石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料をなるべく輸入しないような政策が一つの早道かと考えています。
 理由は簡単で、それは「地球温暖化防止、化石燃料使用の減少」と言う大義名分を唱えてしまえば諸外国から保護貿易主義とは言われにくいからです。
 極端に言えば「輸入する化石燃料には保護貿易関税を多くかけて輸入しにくくする」と言う事でも、おそらく世界から特に保護貿易主義とは言われないかも知れませんが、しかしそれだと化石燃料を使っている業界が困ってしまいます。
 そこで国内の数多有る森林、特に杉や竹などを燃料として利用する事が挙げられます。
 例えば杉に関しては木材として使えるものでも、製材の時に余る枝葉や樹皮や使えない部分などを燃料として使うように補助しながら一方で植林もサポートする、と言う事が挙げられますが、こういったサポートする事で輸入化石燃料の量が減ってもそれは保護貿易主義とは言われないはずです。
 特に杉に関しては近年、花粉の出ない杉も品種改良で作られたらしいので、これに入れ替わる形も良いかと思えます。
 できればですが、杉よりも檜で花粉が出ないものが出来るともっと良いのですが、今後どうなるでしょう。

仕組みとアプローチ -  電力会社の生き残りは十分に可能

2021-10-16 16:14:30 | 地球温暖化
 今日書いた前回記事で薪ストーブの利用を増やすと、「特に冬季の電力需要が減ってしまうから電力会社が困るだろう」、と言う考え方は確かに有るかも知れません。
 ですがこれも対策次第で特に問題とはならないと思えます。
 例えば九州電力が豪雨で洪水と共に流れて来た流木を燃料にして発電した例が有りました。
 確かにこれらを火力発電の燃料にするには石油、石炭などに比べて手間と時間、つまりコストがかかります。
 ですがそのコストって化石燃料を使うコストではなくて国内の雇用を増やすコストなのです。
 なのでそのコストは「国内で循環するおカネ」なので、多少はコストが高くても国全体としては「国富の海外への流出」にはなりません。
 しかし電力会社は民間会社ですから、目先の利益を考えて事業をしなければなりません。
 そこでこのギャップを解消するとなると、それはやはり「国や自治体によるサポート」になるかと考えています。
 具体的には「電力会社が放置林や(津波対策の為の住宅移転に必要な)高台の山林の草木を使って火力発電する場合にはそのコスト増分を国や自治体が補助する」と言うものです。
 国民にとってもこれが有れば電気料金もそう高くならずに済むだけでなく寧ろ雇用の機会が増したりして、そのメリットがジワジワと出て来るわけです。
 では「国や自治体が補助する」と言ったって、その予算はどうするのか?となるのでしょうが、それは現状に公費配分を見直せば、かなりは予算配分の変更で対応できるかと思えます。
 公的事業で無駄なもの、だけならまだそのお金は国内循環するのでまだマシなのですが、無駄に使った分が外国からの輸入とかにリンクしてしまうような種類の事業はやはりこの状況では縮小しないといけないのかも知れません。
 しかしそれで職を失う人達へもまた国や自治体がサポートするように政策をとれば、割合スムーズに転業、転職がなされて日本が自給自足度の高い、つまり足腰の強い国に生まれ変わる可能性は高くなると思っています。
 飲食業や観光関連業では既にかなりの解雇などが実施されたり、相当な減給がされている例が多いようです。
 「状況が変わったら働く人達の就労業種もスムーズに変えられるようにすべき」なのは当然ですね。
 
 
 


原油、天然ガス、石炭のどれも価

仕組みとアプローチ -  原油、天然ガス、石炭のどれも価格高騰 対策は? 

2021-10-16 12:49:48 | 地球温暖化
 地球温暖化が問題視されているのだから化石燃料は敬遠されて価格下落すると思いきや、このところ真逆の結果となり原油、天然ガス、石炭のどれも価格高騰が顕著なようです。
 日本は新型コロナでインバウンド観光需要がほぼ無くなった為、どう外貨を獲得すれば良いのか?となると製造業については海外に生産拠点を既に移ってしまい、そう簡単に日本に戻せるわけでもなく、暫くは「日本が外国からどう稼ぐか」で厳しい状況となるのかも知れません。
 かと言って国内農畜産物を保護しようと輸入している農畜産物などに「保護関税」をかけたりするとこれは「保護貿易主義だ」と海外から非難された過去が有り、ではどうすれば良いのか?となって来ます。
 対策としては多々考えられるのですが、まず簡単に出来る事と言えば、それは国内の放置林や耕作放棄地などに生えている草木を燃料にする事ではないでしょうか?
 そして放置林に関して一部は木材に使えるケースも有るかも知れません。
 ではどうやって草木を燃料にするか?ですが、バイオ燃料とか手間と費用がかかる方法の前にもっと簡単にできる手段が有ります。
 それは薪ストーブの利用拡大をサポートする事です。
 最近は冬でも電気消費が多いようで、何故かと言うとエアコンやヒーターで暖房をするケースが多いからと言う事のようです。
 都市部では煙の関係で薪ストーブの利用が困難なケースも多いかと思いますが、郊外や農林業地帯などで住宅が密集していないエリアなどではまだまだ薪ストーブを使う気になれば可能な事が多いはずです。
 屋内で薪ストーブを使うには火災防止や換気対策など安全確保の為にそれなりの設置工事が必要ですが、屋外である庭とかに薪ストーブを置いて日中の調理や湯沸かしなどに使うだけでもかなり節約になります。
 以前にも記事にしましたが、津波対策で高台に住宅を移転するのに、そう言った高台の杉などを木材利用や薪利用で伐採すれば日本全体で考えると「かなり輸入を減らす事が出来る上、そう言った国内の草木を利用する事を補助するのは保護貿易とは見られず、更に木を伐採した分だけまたどこかで植林するとかをすれば二酸化炭素は吸収し続けるわけで化石燃料を利用するよりははるかに地球温暖化防止に貢献できる」わけです。
 公共事業、公的事業や補助には多々あり、これまでの予算配分を変えたらそれだけ悪影響を受ける民間事業者らも中には出て来るかも知れませんが、それはそれでまたそうした事業者らに転業支援とかでサポートして行くと言う手も有ります。
 日本を取り巻く状況は大きく変化しているのですから、制度や体制もまたこれに応じて大きく変化させて行かねば、日本全体として次第に貧しくなって行くのではないでしょうか。
 
 

仕組みとアプローチ -  日暮里・舎人とねりライナーの脱輪と最大震度5強

2021-10-13 08:27:08 | 地震 津波
 今月7日に千葉県北西部を震源とする地震(最大震度5強)で都内足立区の日暮里・舎人とねりライナーが舎人公園駅付近で下り電車が緊急停止する際に脱輪したようです。
 どうも地震だけで脱輪したのではなく緊急停止と地震の両方によるものなのか、或いは緊急停止だけによるものなのか、と言うはまだ調べ切れていません。
 いずれにしても最大震度5強だった足立区なのでかなり揺れは強かったと思われます。
 「たった震度5強で脱輪なんかしていてはどうか?」とする見方も有るかも知れませんが、単純に考えてはいけません。
 震度5強だったのは震度計が有る場所だけでの話。
 建物や特に高架の線路などではそれよりも強い地震動だった可能性もゼロではないわけで、リスクを多めに見て安全確認をする必要は有るのでしょう。
 特に長細い高架や橋などは地震波と共振した場合には部分的にかなりの揺れやそれに伴う損傷になる事が有る可能性と言うのは有り得るかと思われます。
 そう言えば最近記事にした和歌山県の水道橋は長細い橋でした。
 対策は多々有るのでしょうが、どのような地震波なのか?と言うのも様々なものが想定されるので難しい面が有るかも知れません。
 

仕組みとアプローチ -  続編 JR東日本の変電所で発生した火災について

2021-10-11 18:51:53 | 地震 津波
 蕨市に有るJR東日本の変電所が今月10日に火災となった件について、どうも気になるので更に調べてみました。
 火災が起きたのは変電所内の変圧器室と呼ばれている建物のようです。
 詳細はわかりませんが、変圧器室に有るものとすれば変圧器、真相用コンデンサーとその開閉器など、それとこれらを保護するための保護継電器や遮断機、或いは場合によってはこれらの保護と言う制御や監視に使う蓄電池やその関連機器などではないかと思えます。
 今の遮断機は昔と違い殆どが油を使わないVCB(真空遮断機)、変圧器もやはり油を使わない乾式のものなので油でどうかなったとか言う事は考えにくいようです。
 一方ではどうも爆発音がしたとかの証言が有るようです。
 油も無いのに何で爆発音がするのか?ですが、今の設備でも爆発音がするようなものと言えば、どうも真相用コンデンサーかVCB(真空遮断機)、開閉器あたりかな、と言う感じもしますがその変圧器室にどのような設備機器が有ったのかがわからないと原因を絞り込みにくいと言う所でしょうか。
 VCB(真空遮断機)の爆発事例については検索をかければいくつかの事例や原因が出て来ると思います。
 次のプロセスが今回の爆発と同じなのかどうかはわかりませんが、とりあえず一つの事例として引用しておきます。

引用開始(一部抜粋)

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5301708.html

遮断機爆発
質問者:123ohide質問日時:2009/09/19 02:44回答数:2件
最近VCBが爆発しました。(相間短絡)どなたか原因を教えてください。スケルトンは、メイン10KVに1200KVAの負荷が3台と1500Kvarと500Kvarのコンデンサ(6%リアクト付)がそれぞれ2台ずつパラに繋がっていて、吹っ飛んだのは、片方の1500Kvarの一時側のVCBです。そこから上位はすべてトリップでした。焼けたVCBの様子から見るとONからOFFに替わった瞬間位にアーク発生という感じです。VCBからコンデンサまでのケーブルは、70sqx10m位です。このVCBのインパルス電圧は75KVまでは、OKというこてですが、それ以上のサージが発生したということでしょうか?再点弧電圧?ちなみにアレスタ等サージキラーは、付いてません。
以上 

No.2

回答者: aribo 回答日時:2009/09/21 23:45
#1の方が書いている以外で
コンデンサなので、残留電圧が残っているうちに入れてしまったかな?

No.1

回答者: ooi_ocha 回答日時:2009/09/19 13:06
 仕事上、ミニクラが爆発したとかの話を希に聞きます。
 だいたい結論は
1.遮断容量不足のものが付いていた
2.ミニクラならばSF6が抜けていた
  VCBの場合は真空度が低下した
3.機構的に壊れた
 このようなものが想像されます。後はメーカーにお伺いを立てるのが
良いと思います。何となく2のような気もしますけど。

引用終了

 考えて行くとこの他にも爆発する要因となるものは有るのですが、この変圧器室にどんなものが設置されていたのかがわからないと何とも言えません。
 まあ今月7日の地震で変圧器室内部のどこかが普通の状態ではなくなったのかも、と言う感じがしますが実際はどうなんでしょうか。