快気分析

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仕組みとアプローチ -  1ドル130円前後まで戻った影響は? 為替予約をした企業を考える

2023-01-04 08:18:52 | 国富の獲得か流出か
 先日は一時1ドル129円台にまでなってしまいました。
 現在は1ドル131円あたりとなっているようです。
 「オオ、理想の130円前後、きっと経済には良い影響だろうな」とも一瞬思ってしまいやすいのですが、さにあらず。
 1ドル140円~150円辺りで更なる円安リスクを想定して「為替予約」を入れてしまった企業が結構有るらしいのです。
 と言う事はせっかく1ドル130円前後になっても円高になった分のメリットを享受できない企業が結構有るわけですね。
 日銀が当分、利上げしない、と言う方針を明言していたのでこうした為替予約をしていた企業が有るわけですが、例えば輸入企業が1ドル130円前後だとかなり安く輸入できたものが、為替予約のせいで1ドル140円~150円辺りでの前提で決済となってしまうはずです。
 ですから輸入品をそう安くできない可能性が有る企業が結構あるのでは?となるのですが、そう言う企業が果たしてどれだけ有り、どれだけ為替予約をしていたかの全体像はまだ把握できません。
 何故かこうした問題についてテーマにする報道もあまり見当たらないのですが、これって国益の面でかなり大きいのではないでしょうか?
 もしかするとこの為替予約のせいで日本の苦境が当分、続くのか? どなたか専門家がメスを入れるべきではないか、と思えます。


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