くない鑑

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絶滅危惧種

2010年10月18日 | くない観
おばあさんの力走及ばす、バスに敗れて無常を感じた金曜日の昼下がり
目当ての洋食屋さんに行くと、昼過ぎなのにちょっこし混んでいて、テーブルは満席。
そこで、奥の座敷に上げてもらいました。
靴を脱ぎたいと思っていたので勿怪の幸い...
注文を聞きに来たおかみさんに「ナポリタン」を告げ、壁に寄りかかるようにして腰を落とし、水を飲んで一息。。。
このお店は、作り手がご主人1人なので、出来上がりまで多少時間が掛かるので、暇つぶしに・・・と、目に付いたのは「週刊ポスト」。
発売日とかは見ませんでしたが、民主の代表選の記事が載っていたので一月くらい前のだと・・・思います。

まぁ、オジサンの読む週刊誌の一つなので(^^ゞ
エロネタから政治ネタまでサクッと(一部は勿論じっくりと)読み流しましたが、その中で一つ面白かったのが...
タイトルは確か・・・“昔の総理はふてぶてしかった”とかなんとかだったかと(^^ゞ
その内容は・・・まぁ、不確かなタイトルの通りで(笑)
戦後直ぐの、例えば吉田茂や田中角栄、池田勇人、佐藤栄作の“武勇伝”が紹介されていて、それと今の政治家や総理とを比較していました。
52歳の山本一太(自民)と38歳で郵政大臣に起用された当時の田中角栄の“貫禄の違い”を揶揄する一文が、一番(苦笑)しましたが、他にもいろいろ。

吉田茂が、質問者に対して暴言で返したり(爆)
一番有名な佐藤栄作首相の退任会見で、新聞記者を締め出し、残ったテレビカメラに向かって退任の経緯を述べたこと・・・等々。

いまそんなことをしら、世間が目の色変えて「指弾」するであろう事柄がいろいろと。

コロコロ変わる総理にヘーコラする議員、支持率を気にする政党等など皮肉りながら、歴史上の宰相達の「ふてぶてしさ」が紹介されていました。

常々思っていましたが、記事に取り上げられたかつての政治家に比べて、今の政治家は小粒(顆粒)になった気がします。
三国志で例えるなら(笑)
劉備亡き後の蜀漢の様。
北伐が思うように遂げられない諸葛武侯の嘆息そのままに。。。
みな平板でぺらっぺら。
人間としての面白みも厚みも無く、世襲も続いて貴族化の雰囲気の感さえ。。。
記事的な「ふてぶてしさ」の部類に入るのは、大勲位中曽根康弘(笑)が最後・・・な気が。

国民の声を聞くのは大事ですが、どうも選挙=自分たちの生き残り=生活の糧を気にしすぎて阿諛迎合する嫌いが見え過ぎて、最近では「選挙」という議員の選出方法にすら疑問を感じています。
良きに付け悪しきに付け。
今の総理や代議士連中と比較して、記事に取り上げられた宰相たちがとても頼もしく感じました。
しかし、きっとこういう人物(政治家)は、この先二度と出てこないんだろうな...。

p.s.
ちなみにナポリタンですが(笑)
ここのはソーセージではなくてベーコンです。
まぁ、その点は物足りない感じがしますが、おいしいです。
いま、ナポリタンが食べられるところ、そう無いですかね(笑)

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