ゑんぢんぶろぐANOTHER!

環境の激変に当の本人が一番馴染んでいない現状…まぁぶろぐは二つとも変わらずまったりどうでもいい事をつらつら書くだけだが。

シリーズ「読了」

2019-02-21 01:20:23 | 読書
「絶叫城殺人事件」
著者:有栖川有栖

…著者の作品を読む度に思う…「なんて読み易い文章を書くんだろう」
この辺りも長く「最前線」でいられる理由の一つなのかも知れない。

「黒鳥亭殺人事件」(1995年)が書かれるまで、著者は「○○殺人事件」というタイトルの小説を書いていなかった、というのは意外。
ちなみに本作収録の短編のタイトルは全て「3文字の建物名」+「殺人事件」となっている。

その「黒鳥亭…」。
実にブラックな要素を内包している…良く考え付いたなこんなの。

「雪華楼殺人事件」。
一方この作品…力業に一瞬のタイミング、という掛け合わせは島田荘司の某小説を彷彿とさせる。

「絶叫城殺人事件」。
…コレもどっかで似たような…。
つか著者の作品は例え類似作があったにせよ、更にひと捻りしてあったりするからインパクトがまた違う。


読後に気が付いたが、10年以上昔の作品ばかりなのに全く古びていないのはさすが。


著者の他作品

江神二郎シリーズ
っ「江神二郎の洞察」

火村英生シリーズ
っ「怪しい店」
っ「長い廊下がある家」
っ「火村英生に捧げる犯罪」

真夜中の探偵シリーズ
っ「論理爆弾」
っ「真夜中の探偵」
っ「闇の喇叭」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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