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ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2025年03月21日 12時56分44秒 | 読書
「帰ってきちゃった発作的座談会」
著者:椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒考二

 関連まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」と愉快な仲間たち

シリーズ(?)過去作
 っ「発作的座談会(2) いろはかるたの真実」
 っ「発作的座談会」

シリーズ初のベスト版(というか目黒曰く「もう座談会はできないから最後の一冊」)。

幕間ごとに挟まれる、それぞれによる小コラムがなかなかに面白い(↑の目黒の言葉もそこから)。
沢野の「老人と事件」はありきたりな切り口かと思わせてのアクロバティック着地が予想外。
また誰が書いてるのか不明だが、欄外から面々にツッコむ注釈がいちいち絶妙。

「買い物の問題」
119ページ「服を買いに行って店員の説明で余計にクラクラするのは服に対しての知識がないから」説を椎名が唱えると。だから本屋に行って本を探すのにはクラクラしない…と目黒が続ける。コレは名言かも知れない。

「わが人生の怒りとよろこび」
225ページで木村が「沢野でムカムカした事はない」と言えばすかさず椎名が「それは木村が沢野と一緒に仕事をしてないから」と一刀両断。目黒が「友人としてはとてもいい男だけど一緒に仕事はしない方がいい」と追い打ち(作家椎名・イラストレーター沢野・編集目黒だからなぁ)w

「幕藩体制を復活せよ おじさんたちの科学・日本史篇」
何がスゴいって例えば253ページの「木村センセイにおすすめする文春文庫」ってお題にサッとタイトルが複数出る所。別のお題からのスライドとは言え関連作まですらすら出てる。スルッと「何々の本の中に これこれはこういう話をしててさ」なんていうと、すぐに「◯◯では▽▽だって言うね」とかポンと返ってくるっていう…この人たち頭の中どうなってるのww


40年、50年それぞれの付き合いで知り尽くしてるんでしょうね…。好き勝手に喋らせといてもこういう話ができるっていう…実は一番ココが羨ましい。
ただのバカばっかりやってるオッサン達というワケではないんです←←



「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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