JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

不妊治療について(2)

2015-09-23 | 不妊治療
当院での不妊治療を希望し受診された際、初診時に今までの医療機関・クリニックでの受診経過や検査結果などを詳しくお聞きすると同時に、当院での鍼灸施術の目的や通院頻度、施術部位など時間をかけてご説明しています。
が、いろいろお話するのでその時に深く理解できないまま継続して受診されている方ももしかしているかもしれません。もしそういう方がいらしたら施術の前後に遠慮なくご質問ください。回数を重ねるうちにわりとざっくばらんにいろいろお話したり、質問を受けたりするようになることも多いのですが、遠慮されて静かに受けられている方もいらっしゃいます。
聞きたいことがあったり、前に聞いたことでも忘れてしまってまた聞いておきたいことなどがあれば何度でも質問してくださって結構です。

あえて今のところ記事にはしていませんが、施術後の質問タイムのときによく聞かれることは「タイミングを取る時期はいつが理想なのか(排卵日当日がいいのか)」とか「ふだんからコンスタントに仲良ししたほうがいいのか、ピンポイントに絞ったほうがいいのか」とか、「排卵後の仲良しは意味がないのか」とか「なぜ胚盤胞まで育つのに移植後の着床が何度やってもうまくいかないのか」とか、「移植した日から着床判定日までの不安な日々の過ごし方」などなど、大事な話がよく出てきたりします。そのうちQ&A形式で書いてみようかなとは思っていますが、なかなか文字にしにくいところなどもあるので、今しばらくはご質問があれば理解できるまで直接何度もお聞きください。質問大歓迎です。



私が入会を希望している不妊鍼灸ネットワークのホームページや、こちらの組織の会長や役員の方の治療院のホームページの「Q&A」もしくは「不妊治療について」などをリンクさせていただきましたので是非ご参照ください。

不妊鍼灸ネットワークホームページQ&A

京都 中村一徳先生(会長)
福島 三瓶真一先生(副会長)
東京 徐 大兼先生(事務局長)
愛知 鈴木裕明先生(名誉会員)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老眼

2015-09-09 | つぶやき
先日、「治療効果か偶然か」と題して免許証更新に際しての視力強化施術の話を書きました。
運転免許証に関しては「眼鏡使用」に変わることへの抵抗感が強くて、視力が回復するように努めました。今回は私くらいの年代に始まるもうひとつの目の症状、そう「老眼」についてです。

こんなことを言ったらアホかと思われるかもしれませんが実は私、30手前から老眼に憧れていたのでした。
私が鍼灸学校に通っていたとき、同じクラスの方でSさんという私より年上の方がいました。Sさんも社会人を経てから入学された方で一見して温厚、少し太めで恰幅がよくてやさしくて頭も良く、クラスの全員から信頼を得ていた存在の方でした。実技練習の時など、その方が白衣を着て少し下げた感じで老眼鏡をかけている姿がとても素敵で、「余裕を感じる。。いやぁ…すごい安心感だ。俺が患者だったらもうこれを見ただけで気持ちが安らいでこの先生に安心して委ねたくなるなぁ」と感じていました。

残念なことに私にはこの『一見して温厚感』が欠如していてSさんと同じ安心感を患者さんに与えてあげることはできないので、なんとか一生懸命さで気持ちを伝えていきたいと思っているのですが(大汗)。

最近、やっと近場のものが見えにくくなってきました。老眼鏡をかけると…手元がよく見える。嬉しい。

ということで、小灸をすえるときなどに老眼鏡を使用して老いを愉しんでいます。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現代針灸科学研究会 H27.9.6

2015-09-08 | 講習会・セミナー・勉強会
今回の出席者は5名(似田先生、加藤先生、寺師先生、小野寺先生、小宮)。
開催日のお知らせが近々だったので都合がつかなかった先生も多かった。

今回は初の試みも実践され、いつにも増して有意義な勉強会になった。

今回、米沢から玉川病院時代の大先輩、 加藤雅和先生がスカイプで参加くださいました。
◎加藤先生は『MPS(筋膜性疼痛症候群)研究会』のご紹介と、膨大なトピックスの中から効率の良い利用方法や、まず抑えるべきポイントをまとめてインデックスを作ってくださいました。
※9/8早速入会。11月に京都で行われる学術集会にも行く予定。

◎小野寺先生からは
『γループと運動調節理論を用いた1a抑制と1b抑制を利用した手技療法』
を実技を交えて説明していただきました。

◎寺師先生からは
6月27~28日に開催されたMPS研究会に参加された際の報告がなされました。
「既存の西洋医学では注目外だった筋膜(fascia)に疼痛の原因を求め、これを施術することで疼痛・肥厚や癒着・弾性を改善しようとするものだった。医師、鍼灸師、理学療法士など、職域を超えて討議がなされていた」

◎似田先生は
実技1:掃骨法による眼窩内刺針
実技2:胃に響かせる針

を披露していただいた(いずれも私が被験者となって体感)。
また、私からのお願いで、いつも私が自院の施術でおこなっている『星状神経節刺針』と『陰部神経刺針』も体感させていただきました。
被刺針感覚を定期的に自身の身体で味わっておくことはやはり大事だなと改めて認識しました。

私(小宮)からは『不妊治療に関する話や重要施術(中髎穴刺鍼と陰部神経刺鍼)の実技』と『仙腸関節へのプラスαの手技療法』実技をする予定でしたがなんと時間ぎれw
口頭のみで終了。懇親会へ。

懇親会もまた鍼灸や臨床にかける熱い男たちの熱いトークで盛り上がりました。
似田先生がごきげんの時に魅せるロバート・デ・ニーロのような無邪気な笑顔に我々も満足し22時頃解散となりました。

やはりこの勉強会は面白い。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

右母指にできた胼胝(タコ)?ウオノメ?の灸治録

2015-09-08 | 自分治療
※この報告は7月からブログに下書きを始めていましたが、途中忙しくてなってアップできずにいたものです


昨年の12月頃から徐々に右の母指に胼胝(タコ)のようなものができ始めた。
最初は気にしていなかったが、半年を経過し次第に物に接触すると痛むようになりほうっておけなくなってきた。
具体的に言うと、診療中に重い赤外線治療器を移動しようとして右手でつかんだりすると、ちょうどこの母指の膨らんだ部分が接触し、その度に強い痛みを感じたり、日常生活の作業の中でも痛みを頻繁に感じるようになったため治療を決意した。※圧して痛むということは胼胝というより鶏眼(うおのめ)なのかもしれないがこのとき芯はみられなかった。

6月11日からお灸を開始。施灸の仕方は、膨らんだ部分にモグサを直接のせて行う直接灸(なかでも「焼灼灸」といわれる魚の目に対する灸の一般的な方法)。ほぼ毎日、3~5壮ずつ施灸。

完全に角質化していると熱さを感じないというが、この度の私の場合完全な角質化はしていなかったので熱さはけっこう感じた(ただ、痛い部分にジーンとしみ込む心地よい熱さなので不快ではない)。


6月17日(灸開始後1週間)。施灸前は全体的にぷっくら膨らんでいたが、一部が凹み(赤丸した部分)範囲が凝縮されてきた感じ。




6月29日(灸開始後19日)。角化して亀裂が入り、


7月2日(灸開始後22日)。皮が剝けはじめる。





7月8日(灸開始後28日)。全部皮が剝け、一見きれいになったように見えるが



なんとそこに芯を発見。


膨らみはなくなり芯のみとなった。


その後撮影を忘れてしまったが、芯の部分の灸は続けた。灸しているうちに圧しても痛みが起こらなくなり、そのまま放っておいたらいつの間にか芯も消え、つるつるの皮膚に戻った(完治)。
※芯がポロリととれることはなかった








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の金スマ 小林弘幸先生

2015-09-04 | お知らせ
今日の金スマ(※中居さん司会)は便秘がテーマでした。

仕事で見ることができなかったのであとで録画をみますが、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生が出演されておりました。

知る人ぞ知るですが、私は小林先生の自律神経のご著書を拝読してから大ファンです。

今年の日本鍼灸師会の全国大会が10月31日(土)~11月1日(日)に神奈川・横浜で行われるのですが、初日に行われる基調講演で「スポーツと自律神経」というテーマで小林先生にご講演いただくことになっています。

実は、私がまだ神奈川県鍼灸師会の理事を務めさせていただいていた時に、会長のS先生から「小宮くん、全国大会で誰か聴きたい講師の先生いる?」と聞かれ、即座に「順天堂大学の小林先生です」とお伝えしたところ、その意見が通りこの全国大会の基調講演で講師をしていただけることになりました(といいましても私は名前を挙げただけで、実際は日本鍼灸師会の執行部の方のご尽力により実現に至ったわけです)。

基調講演は残念ながら一般の方は聴講することができませんが、鍼灸師(日鍼会の会員、非会員問わず)や学生の方なら参加できます(大会参加申し込みが必要)。

是非たくさんの方に聴いていただきたいです。

ちなみに私は以前、ヤクルトの主催で一般の方を対象に行われた小林先生のご講演を聴きにいったことがあるのですが、お話が大変お上手で聴きやすく楽しく勉強できた印象が強く残っています。

今日のテレビの内容については、後日このブログでもまとめて書きたいと思います(便秘もちで見逃した方もいらっしゃると思いますので)。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする