JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

股関節部の痛み・音鳴り

2020-02-15 | 自分治療
今週初め、左の股関節のあたりが痛くなって体重を乗せて歩くのが少し辛かった(走れないほどではなかったのでジョグは決行)。
歩くと小さくコキンコキンと音がした。

痛む場所は大転子の後方(大腿骨転子間稜あたり)だが、歩くときに鳴る部を調べたら大転子の骨上だった。押さえながら歩くと指頭部にコクンコクンと弾く感じがあった。

太い鍼で刺激してみようと思い、夕方、15番の鍼で圧痛を認める転子間稜付近にいい感じで響くように2〜3箇所雀啄刺鍼し、一晩寝てみた。

が、翌朝痛みは同じような感じ。
その日は一日不変。

夜、布団に入って伏臥位になり、左大転子周囲にミオラブを行ってみた。
ゴリリンゴリリンというざらつく感触を味わいながらリリースを続けていると、次第にざらつきがなくなりスムーズな感触になった。
そのまま就寝。

翌朝、歩行時の痛みなし。音もほとんどなし。大転子を押さえながら歩いてみても弾く感触の残りは0.5〜1くらいだった。

今現在はそれも0になり、痛みは消失したまま。

治ってから思った。
失敗だった。
せっかく身体におかしなところができたのだから施術を受けに行けばよかった。
バイクで20分くらいで行ける距離のところに、鳥居塾を熱心に受講されている先生がいる。
予約をとってミオラブや鍼治療を味わえばよかったと大後悔。

自分以外の先生の鍼治療を受けたいが、あまり体がおかしくなることがなく、おかしくなっても早く治したいから自分ですぐにチョイチョイとやってしまう習慣が身についてしまっている。

患者さんに「おかしくなる前の体調管理」としての受鍼を勧めているのだから、鍼施術者は自ら率先して鍼を受けに行き、きちんと施術費をお支払いした上で鍼治療の良さを身体で感じておいた方がよいと思う。

今度おかしくなったらすぐ連絡しよう。

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2020-02-08 | お知らせ
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NHK 東洋医学ホントのチカラ

2020-02-05 | お知らせ
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健康観と死生観

2020-02-03 | 雑件


多くの方が「人生ピンピンコロリ」を望みます。
不自由なく動けて、食べたいものを食べることができて、ぐっすり眠れて、そんな日々を過ごす中、蝋燭の火がフッと消えるような自然な形で一生の幕を下ろす。こんな人生の過ごし方、理想ですよね。

誰だって病に苦しんで過ごす日々は送りたくありません。
しかし残念ながら願い叶わずいろいろな症状を抱え、辛い思いをする方も多くいらっしゃいます。

人はいつか必ず亡くなります。
最終的な幸せは、いつか迎えるその時に

「いい人生だったなぁ」

と思えるかだと思っています。
いい人生を送れるかは、やはり心やからだが健康であることに基づきます。

普段なんともない時はそれが当たり前と感じていて気づくことができなかったところ、いざ病を抱えたときに「健康であることのありがたさ」に気づく。

僕の健康法は「苦なく続けられる軽い運動」と「身体がおかしいと感じた時の早期のお手入れ」、「よく笑うこと」、そして「生きがいを持つこと」です。

おこなっている「運動」はゆっくりのジョギング。
思うことがあって昨年の8月頃から開始して、徐々に体脂肪と体重が減り、現在身体も軽く、すこぶる体調のよい状態が続いています。

「早期のお手入れ」は、症状を複雑化させる前に改善させることができるので治癒も早い。
僕の持病は「腰痛」「心窩部と右手首の電撃的疼痛」「蕁麻疹」「花粉症」くらい。※花粉症はここ数年寛解しています

腰痛は、出現する前に何をしていたか「坐位の姿勢やしゃがんで作業する時間が長くなかったか」、「立ちっぱなしの時間が長くなかったか」など、よく考え思い出し、腰のみならず負担のかかっていた部位を推定して適切な処置(鍼治療やお灸治療)をおこなっておくと早期に改善できています。

心窩部と右手首の電撃的疼痛はたまに起こります。もう5年以上前から。これもあれこれ試した結果、胸骨柄周囲の鍼を行うと消失し、一度おこなっておくとほぼ数ヶ月再発することはありません。鍼するとすぐになくなります。ちなみに内科的診察済。特に問題なしでした。

花粉症は蕁麻疹の治療を自分の身体で研究しているときに、蕁麻疹の改善とともに寛解しています。

「笑うことは健康にいい」ということはだいぶ世の中に浸透してきていることだと思います。
ありがたいことに、育ってきた家庭環境から大笑いして過ごすことが多く、成人してからもずっとお笑いが大好きで、家族が引くほど笑うことが好き。ジョギング中も音楽を聴くのではなくお笑いを聴きながら走るほど。体調の良さはこれが大きく関与していると感じています。

僕の生きがいのひとつは仕事。
縁があってみさせていただいた方の苦痛が取れて

「楽になりました」
「心が軽くなりました」
「赤ちゃんできました」

など、よい仕事ができた時になんとも言えない充実感に満たされて、この仕事やっていて良かったと思い、目の前と心が明るくなります。

帰宅するときのバイク運転中に嬉しさと充実感から笑みがこぼれ、これを目にした周りの人には「キモっ!アブナイ奴だ」と思われていることでしょう。
仕事で良い結果を(できるだけ早く)引き出せるように、日々の研究(観察力や考察力、閃きなど)と、自分ひとりでは持てなかった視点と知識、技術(テクニック)を素晴らしい先生方から学ぶ姿勢がモチベーションの持続につながっています。

そして何よりもの生きがいはかけがえのない家族過ごす時間。
約10年前、一般不妊治療で結果が出ず、2人で楽しくやっていこうと話していた矢先、ある出来事から不妊治療の先に進み、子供を授かることができました。
仲の良い2人なので、子供がいなくても十分に充実した人生を送れていたと思いますが、子供ができたことで自分の中でいろいろな変化も起き、「子供がいる側の幸せな世界」を知ることができました。
子供を望む方々に、この世界を感じてもらいたくて鍼灸での不妊治療に力を入れ続けています。未だ結果が出ていなくてもがんばり続けている方々の喜ぶお顔にあうために、全力でサポートしてまいりたいと強く心から思っています。

自分の健康観に基づき日々を過ごした結果、それでも病に倒れることがあるかもしれません。
その時は素直に受け入れていこうと思っています。
私の座右の銘にしているもののひとつに

「我、事において後悔せず」

があります。
事をすすめるにおいて、「熟慮」し、「覚悟」を持ってあたる。
そこに思うような結果が出なかったり、失敗に終わることがあっても「覚悟」を決めた以上後悔はしない。そこから次につながる何かを探す。
重い病気になるようなことになっても、自分で考え、実行してきた結果であれば素直に受け入れていける。そう考えています。

ただ一つ恐れているのは、健康法が実って長生きしてしまい、奥さんよりも長く生きてしまったらどうしようということ。それは耐えられない。なんとか奥さんに1日でも長く生きてもらえるよう手段を考えなければ。

自分の「観」は、このへんが中途半端なんだな…



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